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いけっち店長のひとりごと。
■05/10/30 カードゲームショップもメーカーも、これから成長する時代に
28日、秋葉原のゲーマーズ本店で、ディメンションゼロストラクチャーデッキ2発売記念講習会っとくらぁ。
んで、オレも製作に関わってる者として駆り出されましたよ。
今回発売した、青緑のストラクチャーデッキ・・・僕はここ最近、お会いした人たちには、
「前回の赤白デッキより、少しモロい・・ぶっちゃけると弱いデッキですよ。使いこなす奥深さはあるんで、練習にいいけど」
とお話していたのですが、すいません。変わってました。
実はですね。弱いはずだったんですが、強くなってたんですよ。
開発段階では、イラストが上がってくるかどうかわからないカードがいくつかあったため、しょーがないんでイラストの出来てるものばかりで構成されていたんです。
それが、イラストが問題なく上がってきたため、中村さんが当初考えていた青緑のデッキ、そのものになったんです。
で、赤白と同じぐらい強い、充分戦えるものになってました。
これはもう、ぜひ、いきなり改造せず、このまんまで練習してみて頂きたいですね。
近日中にオフィシャルページで公開されるのですが、よく訊かれる「ストラクチャー2のカードルール」について、ここで書いておきます。
Q1・【珊瑚の森の魔女】を使って、中央・敵陣で自軍ユニットをプレイしました。それにスタックして戦闘、またはストラテジーなどで、【珊瑚の森も魔女】が場から離れた場合、プレイしていた自軍ユニットはどうなりますか?
A1・ユニットのプレイはスタックに積まれているので、プレイ自体は解決され、中央・敵陣に置かれます。
ですが、置かれる時には【珊瑚の森の魔女】が場にいないので、ユニットはフリーズ状態で場に置かれます。
Q2・【マーダラー・マンティス】の能力を使った際、置こうとしたスクエアに、スタックでユニットが置かれました。移動はどうなりますか?
A2・能力の「ユニットのない」が満たされなくなったので、能力は解決されなくなります。
さて、集まった方々に自己紹介し、何人かの方々と対戦したり、僕が見知った業界の色んなお話や当店のお話・・ズバリ言うと裏話的なもの(ホームページや裏日記で書けないような・・聞いてくれた人は『そりゃ書けんわ』と納得してくださるもの)をお話したりしていると、なんだか怪訝な表情の方がいらっしゃいます。
謎のお客「あの・・・徳島のフューチャービーのお店の方ですよね?」
僕 「ああ、今は東京の店にいますが」
謎のお客「え? 引っ越したんですか?」
僕 「僕はね。ハリーとかは徳島にいますが?」
謎のお客「はあ、ナンでこちらに?」
僕 「えーっと・・・僕の事、ご存知なんですよね?」
謎のお客「ええ。まあ」
僕 「ホームページは見て下さってるんですよね?」
謎のお客「ホームページって、何の?」
僕 「あれ? じゃあ、なんで僕の事知ってるんです?」
混乱。
種を明かすと、こう。
彼は東京に住んでいる学生さんだが、実家が徳島。
で、帰郷した時、たまにフューチャービー徳島にご来店だったと。
で、いつも僕がレジにいたと。
つまり、彼にとって僕は、
「田舎のカードショップの店長さん。」
だったのに、
「なんでこんな所にいて、ブロッコリーのイベントゲストになってんの?!」
という事だったらしい。
そりゃびっくりするわ。
でもまあ、何だ。実際、僕は、田舎のカードゲームショップの店長さん以外の何者でもないわな。本当はそれで充分だったんだけど。
でも、カードゲームで、「これはおかしいよね」っていうのを見つけたら、モンクをぶつくさ言ってるだけでなく、実際に何とかしたくなった。お客さんに不良品売りたくなかったから。
で、メーカーに言っても、どうにもならない事が多かった(ドラゴンドライブやらリセやら)けど、そればかりじゃなく、ガンガンバーサスやらアクエリアンエイジやら、リーフファイトやら、いくつかは善処してもらえたものがあったから、「これは意味のある事だ」とやってこれたんですね。
何つっても、お客さんが喜んでくれたし。
しかし、そうこうしてるうちに、気付いちゃったんですよ。カードゲーム戦記にも書いてますけど、「もしかして・・・カードゲームショップって、お店として売り方の勉強・・してないところが多すぎるんじゃ・・・」って。
お店の作り方って、本当は色々勉強しなくちゃいけないんですよね。
お店に入ってきたお客さまは、どっちからどう見て回るから、どういう順番に商品を置かなきゃならない(回遊性)とか、目線にあわせてメイン商材を左から右に置くとか、ポップの書き方とか。
当たり前なんだけど、こういう勉強をしないと、“お店”にならない。
なのに、ただ単にカードゲームを置き、ショーケースを並べて、シングルの買い方も説明せずに、「カードゲーム屋でござい」って店が実に多い。
だから、改革すべきは、適当なゲームを作っているメーカーだけじゃなく、カードゲームを一般人から敷居の高いものにしている、こういう「ヘンな店」も含まれるんじゃないかとか。
でも、いちいち「この店、ヘン!」と言って廻るのは失礼極まりないし、そりゃ喧嘩売ってるし(笑)
じゃあどうすればいいかって言うと、見本になるような店を作って、それを成功させ、他のお店にも色々と研究してもらうのが良いんじゃないかと。
そのまんまカードキングダムの作り方をパクっても、「なぜこう作ったのか」を知らないと絶対失敗するし、単なるパクリじゃ自分たちの成長が無いから、「カードキングダムはこういう作りか。じゃあ、自分の店は、こうしよう」と対抗意識とプライドを持って、自分の店を各自、切磋琢磨してくれたら素晴らしいと思う。カードゲームショップ全体のクオリティが上昇するから。
ちなみに、当社フランチャイズに入っていただいて、カードキングダムを作ってくださっている所は全部、ただ単にカードキングダムのノウハウを利用しているだけじゃなく、どういったテーマと方向性で店作りをするべきか御理解された上で、「さらにこうすれば」と付け足して下さるところ。
そもそも、そうでなければフランチャイズに入ってもらえないシステムなんですけど。(実は、「カードキングダムに入りたい」とお申し込みを頂いても、お断りしたところが何件かあるんです)
さて話戻って、ブロッコリーさんは、ディメンションゼロの開発において「関わっていらっしゃるスタッフの方々の大半が、カードゲームをわかっている」という、日本でも数少ないであろうメーカーになったわけですから、実に心強い。
え? どういう事かって?
つまりですね、たいていのメーカーは、自分ところのカードゲームがどんなのなのか、場合によってはカードゲームが何なのか、知らないで売ってるんですよ。
自動車メーカーの人が、自動車に乗ったことが無いような話。
そこへ向かって、「あのカードはおかしい! 修正してくれ!」と言っても、自分達はプレイしていないから、修正する重要性を理解してない。
もっと言うと、「それを修正したら、いくら売り上げに影響するのか。数字が出なければ動けない」とか考える。
だから、放っておく。なるがままに任せる。誰も責任を取らない。誰も立ち上がろうとしない。
だってオレのせいじゃないもん。何かやったら、オレのせいになるもん。成功しても得るものは無いし、失敗したら責任取らされるもん。
こういう仕組みじゃあ、誰も改革なんか、しないわな。
でも、ブロッコリーさんは、トップである木谷会長ご自身が、ディメンションゼロからバリバリとカードゲームをプレイするようになりました。こうなると話がめっちゃくちゃ早い!
例えば、
「○○で、これこれ、こういう問題が出たんですよ」
「それは、例えばディメンションゼロで言えばどうなんです?」
「3コストで出る【ロマネ・コンティ】(←6コストのカード)が出たってとこですか」
「そりゃ、おかしいじゃないですか」
と、あっという間に事態の重要性を御理解頂ける。
その上、「じゃあ、こうすれば」という話もできる。
(注・たとえ話であって、実際にこういう話をしたわけではありません)
こんなメーカー、今のところ、他にありません。
そして、この、「問題点を理解し、すぐに修正する」という動きにより、カードゲームのクオリティが上がり、それによって売り上げが上がったとしたら・・・つまりディメンション・ゼロが売れるカードゲームになったとしたら・・・
他のメーカーも、今度こそ“カードゲーム”という商品を、本当の意味で理解しようとするでしょう。
でも、そうでなければ、ゲームがどうだろうが、とにかくお気に入りのキャラクターさえ付いていれば、内容がダメでもとりあえず売れるだろう、という、お客さんを舐めたゲームが、作られ続ける事に・・・。
これはもう・・・お客さんが決心して、いい加減な商品を買わないようになるか・・・いや、ムリだな。そもそもゲームは実際に買ってやってみないと中身がわからない。
実際、テレビゲームも、ずっといい加減なキャラゲーが出続けてるから。
じゃあやはり、小売店のグループ(100店ぐらいのグループ?)が力を持って、「お宅の商品にはバグがあるため正常な大会が運営できない。よって修正してもらいたい」と意見を提出し、聞き入れられるまで大会を運営しない、とかで牽制する、委員会みたいなものが、いるんじゃろうか。
そうしないと、いつまでも「作り逃げ・デバッグなし」のカードゲームが続出するのではないだろうか。
いかん。また、面倒くさい事を考えはじめた。
断言しますよ。そーいう、「カードゲームショップ委員会」のような物は必要だと思いますが、僕は絶対やりたくないですからね。
だって、フランチャイズ事業をやってますからね。そんな事やってる暇があったら、フランチャイズ加盟店の方々に、もっともっと貢献せねば。
でも、カードゲームショップ委員会・・・欲しいなあ・・・大会の運営をやりやすくするための、インフラの整備をメーカーに求めたり、商品案内とか年間販売計画の詳細を教えてもらって、ショップの販売計画とリンクさせたりとか、ショップが求める商品企画を実現してもらうような、そんな組織。
どなたか作りませんか? 実現できそうなら、当社はご協力しますよ?!
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■05/10/21
イベントで大忙し。なんだか高橋名人みたいな、“カードゲーム名人”の仕事やってるような。
・・・よく考えたらショップの人は、皆そうか。
しかし、今の日本で一番仕事であっちこっち行ってるカードゲーマーは、僕じゃないかしら。
習志野市のイベントでも、『カードゲーム名人・いけっち店長来る!』って書かれてたし、もしかして今後、こーゆー需要が出てくるかもしんない。俺に限らず。
えー、23日(日曜日)の予定です。
復活の祭典、コミックキャッスル2005内で、ブロッコリーカードコンベンションが開かれます。もちろん、僕も出撃!
ディメンション・ゼロの講習会ももちろんありますし、イラストの展示は必見!
(これがもう、大きくしたカードの絵がどれだけカッコいいか、当ホームページのイラストを拡大表示した事のある方なら、おわかりでしょう!)
また、ブロッコリー、木谷孝明会長の講演会が、実はお勧め。
◆木谷会長講演会
10月23日(日)に開催されるBCC in コミックキャッスルにて、ブロッコリーの最高開発責任者である木谷会長の講演会が開催されることが決定!
ブロッコリーの今後のカードゲーム戦略について、熱く語ってくれるので、皆この講演会から目が離せません!
当日は整理券が配布されるので、確実に聞きたい人は会場で整理券を必ずもらうようにしよう!
【整理券配布時間】 13:30〜
【整理券配布場所】BCC in コミックキャッスル2005総合受付
【開催時間】 15:00〜17:00(予定)
【開催会場】 ワールドインポートマート8階会議室806号室
「会社の偉い人の話なんか聞いて、何がおもしろいん?」と思う方、この人の話は別格ですよ。カードゲーム好きなら、一度はお会いして、話を聞いておく事は、絶対にプラスになると思いますね。
「毎日ディメンションゼロ・はたらくおじさんの章・第1話〜第4話」で会長のファンになった!って人たちから、いくつかメールを頂きましたが、ええ、ぜひ会ってみてください。面白いし、勉強になりますから。
(とか言いつつ、この前は話のオチに使っちゃったなぁ・・・マジネタだから仕方ないけど)
さて、ところで、ディメンションゼロ、オフィシャルホームページ、今日は見ましたか?! なに、まだ見てない?! そりゃい観世音菩薩!!(なんだなんだ)
すぐご覧下さい。そしてダウンロードするのです!
ディメンション・ゼロのプロモーションムービーが公開されています!
ぐへへへへぇ(じゅるり)。あまりにもカッコよすぎてよだれが出ますぜ、だんな。たまんねぇ。
いやぁ、オレぁこの日をずっと待ってたんスよ。初めて記者会見会場で見たときから、ずっとね。
憶えていらっしゃる方も多いでしょう。体験会レポートの記事で言及している、例のブロッコリー社員S木さんが作ったプロモフィルムです。
(S木さんは、ブロッコリー社内『ディメンション・ゼロ』チャンピオンで、雑誌フロムゲーマーズにもバッチリ顔写真が載ってます。けけけ)
低速回線、高速回線共にダウンロードして見ることができますが・・・低速回線版は、見ないほうがむしろ良い! はっきり言って、見るに耐えません。
関係者の皆さんの顔写真が出てきますが、画像が荒くてのっぺらぼう。もはや新種のモンスターです。
見るならば、できるだけ、高速回線版にしてくださいね。また、必ず音声も出すようにして下さい(“プライド”のBGMが、めちゃめちゃ合ってます!)。
あ、もう2個あった。
来週、28日金曜日、秋葉原のゲーマーズ本店で、ストラクチャーデッキ2の発売イベント。
そこにオレも対戦人員として行きます。
今までとかなーり違う動きのこのデッキ、いきなり使いこなせるかどうか、見物ですな。
今までの製品より、よりトリッキーな動きなので、言われなきゃわかんないテクニックが満載。その辺は、いずれ記事にしていきますが、当店通販オマケの攻略記事で、より早く必勝テクをご紹介します。ご注文はこちらから! まだ今なら大丈夫。
で、30日。
同じく秋葉原の、フューチャービー秋葉原店(ホビースペース)にて、ディメンション・ゼロ講習会。
講習会とは名ばかりの、いけっち店長公開処刑・集団リンチ大会(死)!
何と、オレと勝負して勝ったら、発売したばっかりのストラクチャーデッキ2がもらえるという・・・そんなモン、みんな必死で挑んでくるに決まってるじゃん! 怖えよ!
言っとくけど、しんどいから10人までですよ、Iさん!
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■05/10/08
うわぁ、急ぎのお知らせです。すいません、すいません!
明日の日曜日、つまり10月9日、大阪・ゲーマーズ梅田店で行われる、「ディメンションゼロ・ユーザーズカンファレンス」に、僕もコメンテーターとして参加する事になりました。
→ディメンション・ゼロ ユーザーカンファレンス 名古屋・大阪でも開催
→ディメンション・ゼロ ユーザーカンファレンス大阪に向けて
ええと、テストプレーヤーとして、どういうゲームバランスに気をつけているかとか、レアリティの加減やエラッタのかけ方についてなど、また、小売店としてこの商材をどう考えているかとか、僕からお答えできるところがどのくらいあるかわかりませんが、全力を尽くして皆様にお答えできるよう、頑張りたいと思います。
質問会が終った後は、ガンスリンガーで対戦という事になるでしょうから「テストプレイヤーの腕前を確認してやるぜ!」という方も、ぜひご参加下さい・・・って、負けたら大変だよ(笑)
更にお知らせ。
ディメンション・ゼロ、赤白の構築デッキ。何度もプレイしている人々は、そろそろ腕試しがしたくなってきたところでは無ないでしょうか?!
そんな訳で、カードキングダムカップ、“ディメンションゼロ・赤白限定大会”を開催します!!
ルール
○ビフォアセンチュリー(赤白構築デッキ)のカードのみでデッキを作る事。つまり、カードの枚数を差し替えても構わないという事。(同名カード上限3枚)
○1本戦・スイスドロー
賞品
1位・10月末発売のストラクチャーデッキ第2弾2つとの引換券。
2位・同じくストラクチャーデッキ1つとの引換券。
(各店1位のデッキは、当ホームページにて紹介)
開催日時
カードキングダム練馬春日店
10月16日(日) 16時より
カードキングダム札幌店
10月16日(日) 13時の講習会終了後
カードキングダムFB徳島
10月16日(日) 17時より
このゲームほど、「同じデッキを使っていても、人によって戦術が違う」ゲームはありません。
また、ほんの少しのカードの枚数差で、まったく違ったデッキのような動きになります。
ベースの枚数を増やして重厚な場を作るか?
火力ストラテジーを増やしてコンバット・トリックを極めるか?
小型ユニットを増量して“プラン”を有効利用するか?
【ペガサスウィング】【ドカン・バコーン】を増量して、奇襲性を上げるか?
たった20種類のカードですが、それでも、個性的なデッキがいくつも組める事でしょう!また、この環境で遊べるディメンションゼロの大会は、これが最初で最後!!
みなさん、ぜひ参加してください。
公式大会には参加できない僕も・・出来れば出てみたいなぁ、と思ってます!
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