デュエルマスターズ研究所(デッキ集) 第180回(2009.12.14) |
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□4ターン目に墓地進化! 手札3枚破壊! 恐怖の《大邪眼B・ロマノフ》!
うっす。いけっち店長だ。年末やね。
この時期、玩具業界は大忙しだ。(今年は仮面ライダーやらベイブレードが流行りらしい)
カードゲームショップも同じようなもの。もともと玩具メーカーであるタカラトミーさんは、毎年きっちりこの時期に、デュエルマスターズの最新弾をぶつけてくる。
そして・・・その最新弾はクリスマス商戦だけでなく、1月になったら子供たちが、自分でお年玉を使って買いたい!と思えるものじゃないと、ダメなわけで・・・
もちろん、今回の34弾も、そうした「DMの2010年初頭を引っ張る主力」なのは間違いないだろう。
公開されている、ほんの一部のカードだけでも、ド派手な強さを持っている!
とりあえず公開されているカードの中から、大邪眼B・ロマノフのデッキを作ってみた。今後、無視できないカードなのは間違いないと思う!
大邪眼B(ビギニング)・ロマノフ
7コスト ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 12000
■墓地進化GV−闇のクリーチャーを3体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな数選び墓地に置いてもよい。こうして墓地に置いたカード1枚につき、相手の手札から1枚見ないで選ぶ。その後、相手はそれを見せて、持ち主の山札の1番下に置く。
■T・ブレイカー
アタック時、メテオバーンでいきなり相手手札を3枚まで破壊できる!
いや・・・正確には破壊じゃなくて、「持主の山札の一番下に置く」なので、もっと強い!(墓地が増えると得する事も多いからね)
コイツからアタックする事で、後続がニンジャストライクされる危険性も減るだろう。
しかし、コイツを出すには、自分の墓地に、闇クリーチャーが3体以上必要だ。これがけっこう、難しい・・・ように見えて、全然そんな事無い!
かつて当研究所でも紹介した、“ザ・シーザークラッシュ!!”のシステムを使えば、あっという間なのだっっ!!
■恐怖の《大邪眼B・ロマノフ》最速最多召喚デッキ |
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クリーチャー 19枚 |
2x 解体人形ジェニー |
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4x 魔光蟲ヴィルジニア郷 |
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2x 龍神ヘヴィ |
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2x 腐敗無頼トリプルマウス | |
4x 蒼狼の始祖アマテラス |
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4x 黒神龍グールジェネレイド |
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1x 魔龍バベルギヌス |
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墓地進化4枚 |
4x 大邪眼B・ロマノフ |
34弾 |
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呪文17枚 |
3x フェアリー・ライフ(Sトリガー) |
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2x 鼓動する石版 |
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3x エマージェンシー・タイフーン(Sトリガー) |
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2x 母なる星域 |
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2x エナジー・ライト |
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4x カラフル・ダンス |
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1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂) |
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(このデッキは2009年12月時点のルールと、12月19日からの殿堂、33弾までのカードで作られています)
■動かし方
2ターン目 《フェアリーライフ》。または《鼓動する石版》。
3ターン目 《カラフルダンス》プレイ。ここで《B・ロマノフ》を含む闇のカードを4枚落とす。
4ターン目 《ヴィルジニア卿》召喚! 能力で、墓地の《B・ロマノフ》を対象に取る。
普通なら手札に入るだけだが、《ヴィルジニア卿》と同種族(ナイト)の進化獣なので、進化元さえあればタダで場に出せる! 墓地にある3枚の闇クリーチャーを召喚元にして召喚!
パワー12000Tブレイカーでいきなりアタック!
そしてメテオバーン! 相手の手札3枚破棄!
この時点で、ほぼ勝ち。
もし《B・ロマノフ》が破壊されても、ヘタすれば墓地から、毎度おなじみ《グールジェネレイド》がワラワラと出現・・・
そう、例によって《B・ロマノフ》は、ドラゴン・ゾンビなのだ!!
こんなコンボが最速、4ターン目に起動!! これはひどい!!
動きは説明したが・・・
このデッキの怖さは、「《B・ロマノフ》があっという間に出る」というだけじゃない。
言いなおそう。
「《B・ロマノフ》が、何度も何度も、ものすごい速度でものすごい回数出てくる!!」
これだ!
なんとなれば《B・ロマノフ》、コイツの進化元は「墓地の闇クリーチャー」。
つまり1体目の《B・ロマノフ》を召喚し、すぐにメテオバーンを全弾発射(たとえ相手の手札がもともと無かったとしても)すれば、次の《B・ロマノフ》の進化元は、すぐに用意できているって事なのである!!
なので、
・またまた《ヴィルジニア卿》で墓地から出す。
・手札に来た《B・ロマノフ》をそのまま召喚する。
・《アマテラス》を出し、デッキから《母なる星域》を使って、マナゾーンから《B・ロマノフ》を場に出す。
などなど、複数の手段を使って、いくらでも《B・ロマノフ》を召喚する事ができるのだっっ!!
要は、1回でも《カラフル・ダンス》を使い、墓地の条件さえ満たしてしまえば、いくらでも何度でも、《B・ロマノフ》を召喚するのは簡単だって話。
ぶっちゃけ、「3ターン連続、毎ターン《B・ロマノフ》召喚!」なんて事は、このデッキを使っていると、実に普通のことだったりする!
ええのか、こんなんで?!と思うほどだ。
「ちゃんと《カラフル・ダンス》を引くことができたら」、という「たら、れば」なデッキに思うかも知れないが・・・
うん。僕もそういう理由で、《カラフル・ダンス》は、発売当初はあまり評価していなかった。(“フェルナンドデッキ”に入れなかったのもそういう理由)
「序盤に引けば色んなコンボに使えるカードだけど、4枚しかないカードを引くことを前提にしたコンボは成功率が低いし、後半で引いても役に立たないカードだよな」と思ってた。
しかし! 何度も言うが、状況は変化するもの。
《アマテラス》! コイツは便利すぎる! 「悪い」といってもいいほどだ!
コイツで《カラフル・ダンス》を持ってこれる以上、《カラフル・ダンス》が8枚あるのと同じ事じゃないか!
という事でこのデッキ、基本的にめったに事故らねぇ。ひどい。
■各カード解説
解体人形ジェニー
4コスト デスパペット 1000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見てその中から1枚選び、捨てさせる。
「《フェアリー・ライフ》→4マナカード」と進む、いわゆる「2→4システム」に合致しているので、4枚欲しいカードだが、このデッキはコンボ優先。そこでハンパな2枚投入、ということになる。
魔光蟲ヴィルジニア卿
5コスト パラサイトワーム/ナイト 3000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。そのクリーチャーが進化クリーチャーで、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持っていれば、そのクリーチャーをコストを支払わずにバトルゾーンに出してもよい。
キーカード。今までは釣ってきた進化カードを《ヴィルジニア卿》自身に重ねていたが、いまや墓地進化も視野に入れてデッキ構築する事になった。
黒神龍グールジェネレイド
7コスト ドラゴン・ゾンビ 6000
■自分の《黒神龍グールジェネレイド》以外のドラゴンが破壊された時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、このクリーチャーをバトルゾーンに戻してもよい。
■W・ブレイカー
墓地に落としたい闇クリーチャー筆頭。そして《B・ロマノフ》はドラゴンゾンビ。言うこと無し。
龍神ヘヴィ
5コスト ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした時、カードを1枚引き相手は自分自身のクリーチャー1体を破壊する。
■G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
■このクリーチャーがリンクしている時、相手クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
《グールジェネレイド》が入るならコイツの出番。
とはいえ、保険的なカード。闇クリーチャーの数をキープしたい事情もあるから抜く訳にはいかないが、爆発力を犠牲にしてでもより安全に戦いたいなら、コレを抜いて《ジェニー》を増やしてもいい。
魔龍バベルギヌス
7コスト ドラゴン・ゾンビ/グランド・デビル 1000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーをひとり選ぶ。そのプレイヤーのクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、そのプレイヤーの墓地から《魔龍バベルギヌス》以外の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。
墓地に十分なカードが落ちていると、悪夢のような事件が発生する事もある。
《バベルギヌス》を召喚&破壊して、墓地の《ヴィルジニア卿》を場に出す。効果で《B・ロマノフ》が出てくる。《バベルギヌス》が破壊されたので、墓地から《グールジェネレイド》が出てくる・・・!!
あくまで、墓地に大量の闇クリーチャーがいる事が前提になるが、《魔龍バベルギヌス》1体の召喚で、最大なんと! 《ヴィルジニア卿》1体・《B・ロマノフ》1体・《グールジェネレイド》3体の、合計5体のクリーチャーが出現する事になるのだ!! これは、カッコよすぎるっっ!!
エマージェンシー・タイフーン
2コスト 呪文
■Sトリガー
■カードを2枚まで引いてもよい。その後、自分の手札を1枚捨てる。
序盤の手札事故防止、そして墓地を増やしてくれる。
腐敗無頼トリプルマウス
5コスト(闇&自然) ゴースト/ビーストフォーク 2000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
普通にプレイすると、次のターンは7マナなので、手札から《B・ロマノフ》・・・というパターンもけっこう多い。
■改造するなら?
速攻デッキに弱いが、それはコンボデッキである以上、宿命のようなものだ。
逆に言うとコントロール系には、ガンガン押していける。破壊されても、墓地が次なる力を生む。
次々に出現する《B・ロマノフ》をぶつけていけば、そのまま押し切れる。ブロックされても、手札を奪えばコントロールデッキは何もできない。
それにそもそもこのデッキ、改造も何も、現在まだ完成すらしていない(笑)
なにしろ、《大邪眼B・ロマノフ》の入った最新弾「烈火の刃」は、まだ発売していないのだ!
このデッキの「完成体」はおそらく、34弾が発売し、その弾のカードが更に投入されてから、という事になるだろう。(まったく変化しない可能性もゼロでは無い)
しかし、まだ完成していないにも関わらず、この面白さ、このパワー・・・!
これはもう、お年玉なぞ待ってられん!!
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