デュエルマスターズ研究所(デッキ集) 2010.1.4 |
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□驚異再び! “《ミルザム》デッキ・トリガー獣わんさかバージョン”
お待たせいたしました。34弾のデッキ攻略に入りたいと思います。
さて・・・
当カードキングダムHPの読者様であれば、《奇跡の精霊ミルザム》のデッキをご存じの事と思います。
→『傑作コンボデッキ “星龍ベンゾのシールド大爆発!”』
奇跡の精霊ミルザム
9コスト エンジェル・コマンド パワー11000
■ブロッカー
■ウルトラ・シールド・プラス−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を上から5枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
■W・ブレイカー
《ヘブンズゲート》で《ミルザム》を召喚、続いて《星龍の記憶》を発動し、《暴発秘宝ベンゾ》を召喚して、重なりまくったシールドを大爆発させ、一気にカードをプレイする・・・
はじめて使った時には、自分で作ったものながら、あまりのエゲツなさに、たまげました。
正直申しまして、「ええんか、こんなんで?!」と思ったものです。
今回、34弾に、それにピッタリなカードが含まれていました。
そんなわけでこのデッキは、《ミルザム》デッキの、亜種です。
プレイ感覚は、以前の《ミルザム》デッキとあまり変わりません。
しかしながら、目的やギミックは、かなり別のものです。その証拠に、デッキパーツの半分以上は、今までの《ミルザム》デッキとはまったく違うカードです。
また、実は戦い方も、相当に違っています。相手にするデッキの相性も、かなり違います。(今までは速攻に弱かったのですが、今回はむしろ速攻に少し強いデッキと言えます)
《ミルザム》デッキを使ったことのない方には、斬新なデッキとして楽しんで頂けると思いますし、以前《ミルザム》デッキを完成させて「飽きて」いた方にも、「楽しみ方が変化した《ミルザム》デッキ」として、楽しんで頂ける事と思います。
色々と言いましたが・・・・
このデッキ、ぶっちゃけ、以前の《ミルザム》デッキより強いですぞ!
■《奇跡の精霊ミルザム》トリガー獣わんさかバージョン |
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クリーチャー 26枚 |
1x アクアン(殿堂) |
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3x 汽車男(Sトリガー) |
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3x アクア・リバイバー(Sトリガー) | |
4x 炸裂の影デス・サークル(Sトリガー) |
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4x 神炎の影グレイブ・ディール(Sトリガー) |
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3x 黒神龍ブライゼナーガ |
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3x アクア・サーファー(Sトリガー) |
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1x 威牙の幻ハンゾウ(ニンジャ) |
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4x 奇跡の精霊ミルザム | |
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呪文14枚 |
3x ゴースト・タッチ(Sトリガー) |
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3x エナジー・ライト |
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1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂) |
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3x ブレイン・チャージャー |
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4x ヘブンズ・ゲート(Sトリガー) | |
(このデッキは2009年12月時点のルールと、34弾までのカードで作られています。
《汽車男》は《ギガバルザ(12弾)》でも問題ありません)
このデッキ、一見すると、
「ようするに《ミルザム》でシールドを増やしておいて、《ブライゼナーガ》でシールドトリガークリーチャーを並べるデッキなんだろ? だったら何も、34弾じゃなくても作れたんじゃ・・・?」
と思われるかもしれません。
しかし実は! 今までは作れても、「未完成」だったのです!
今回、やっと「完成」したのです!
そう。スーパーデッキサーガの《神炎の影グレイブ・ディール》と、34弾で登場した《炸裂の影デス・サークル》によって!!
神炎の影グレイブ・ディール
6コスト ゴースト 3000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。自分のマナゾーンにゴッドがあれば、そのターン、その選んだクリーチャーのパワーは−4000される。自分のマナゾーンにゴッドがない場合、そのターン、その選んだクリーチャーのパワーは−2000される。
炸裂の影デス・サークル
5コスト ゴースト 2000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、相手は自身のタップされていないクリーチャーを1体選び、破壊する。
地味に見えますが、この2枚によって得た物は、非常に大きい。
今までは、トリガーとして、《デーモン・ハンド》などを入れるしかなかったのですが・・・《グレイブ・ディール》の登場により、「除去しつつ、アタッカーを並べることができる」ようになったのです!
以前、大昔に似たデッキがありまして、その時には火文明の《マイキーのペンチ》が入っており、トリガーから出てきた闇のシールドクリーチャーと《ブライゼナーガ》がスピードアタッカーになる!というコンボがあったのですが・・・
除去が足りないため、《マイキーのペンチ》が無かった場合、シールドがゼロ枚になって単に自爆してしまうだけなので、コンボを発動できない、という、わりと条件の難しいデッキだったのでした。
今回のデッキでは、相手のクリーチャーをトリガー獣の効果でほとんど全滅できるうえ、万が一のブロッカー、《アクア・リバイパー》も出てくるので、かなり安心して《ブライゼナーガ》を出すことができます。
また、実はけっこう、シールドの中に埋まっていた《ミルザム》が、またまたシールドの中にあった《ヘヴンズ・ゲート》で出てくる、というステキな事もあったりして、《ブライゼナーガ》でシールドがゼロ枚になっても、ある程度安心できる状況には、なったりします。
(なおこの場合はシールドがゼロ枚なので、ウルトラシールド・プラスはできません。11000のブロッカーが出るだけで充分と考えましょう)
「シールド獣での除去」に話を戻しますが・・・場に残らない《デーモンハンド》などと違い、場に残るクリーチャーなので、次のターンにアタックして、ゲームを終わらせてくれる「勝利要因」になり得ます。
ついでに言うと、通常の《星龍の記憶》&《ミルザム》のデッキと違い、《星龍》を使わなくても発動できるため、コンボのスタートが実にカンタン。
そもそもトリガー効果を持つカードが25枚(!!)も入っています。
前述したとおり、以前は速攻系に苦戦していましたが、今となってはもう、速攻デッキは良いライバル!と言えるでしょう。
■各カード解説
黒神龍ブライゼナーガ
6コスト ドラゴン・ゾンビ 9000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて自分の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)
■W・ブレイカー
コイツの優秀な所は、多くの「自分のシールドを破壊するカード」の中でも珍しく、トリガーを発動できる点です。
10弾のスーパーレアなので手に入れにくかったのですが、最近のコロコロレジェンド7に再録されたため、とても手に入りやすいカードになっています。
コレを機会に、4枚キープしておくことをお勧めします。常に使うチャンスのあるカードですから。
炸裂の影デス・サークル
5コスト ゴースト 2000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、相手は自身のタップされていないクリーチャーを1体選び、破壊する。
今回の目玉。地味ですが、強力なカードです。
破壊効果を使うか、殴るカードとして使うか、場合によって選べるので、無駄になりません。
これが《デーモン・ハンド》だと、何でも破壊できる代わりに、破壊する相手がいなければ無駄なカードになるだけですからね。
破壊するカードは「相手が選ぶ」ので、《地神エメラルド・ファラオ(27弾)》も破壊できたりして愉快です。
神炎の影グレイブ・ディール
6コスト ゴースト 3000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。自分のマナゾーンにゴッドがあれば、そのターン、その選んだクリーチャーのパワーは−4000される。自分のマナゾーンにゴッドがない場合、そのターン、その選んだクリーチャーのパワーは−2000される。
ゴッドがいると効果が大きくなるのですが、余計なカードを入れるとデッキとして動かなくなります。ここはマイナス2000で我慢しておきましょう。
汽車男
4コスト へドリアン 1000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
ゴースト・タッチ
2コスト 呪文
■S・トリガー
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
Sトリガーでの手札破壊。
コンボ発動後、返しのターンに《地獄スクラッパー(CDP3)》などを撃たれるとほとんどオダブツですが、そういった危険性を減らしてくれます。
威牙の幻ハンゾウ
7コスト デーモン・コマンド/シノビ 5000
■ニンジャ・ストライク7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは−6000される。
■このクリーチャーが破壊される時、自分のマナゾーンに闇のカードが1枚でもあれば、かわりに自分のシールドを1枚墓地に置いても良い。
シールドがゼロ枚になっても使える防御カード。
たった1枚ですが、相手の計算を狂わせます。
持ってない方は、《光牙忍ハヤブサマル(29弾)》でも問題ありません。
アクアン
4コスト サイバーロード 2000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を表向きにしてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを自分の墓地に置く。
水文明カードが多いので、大量に手札をドローするのに失敗する事もありますが、それでもやはり入ります。
アクア・サーファー
6コスト リキッド・ピープル 2000
■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
定番トリガークリーチャーです。
《グレイブ・ディール》等で破壊できない大型を手札に戻しましょう。
エナジー・ライト
3コスト 呪文
■カードを2枚引く。
デッキ事故を起こさないためには、軽いドローカードの投入が必須です。
欲張って《トリプル・ブレイン(CDP3)》にしてはいけません。
ブレイン・チャージャー
4コスト 呪文
■カードを1枚引く。
■チャージャー
2ターン目、《ゴースト・タッチ》
↓
3ターン目、《エナジー・ライト》
↓
4ターン目、《ブレイン・チャージャー》
↓
5ターン目、《ヘブンズ・ゲート》で《ミルザム》2体
↓
6ターン目、《ブライゼナーガ》
という流れが理想です。
奇跡の精霊ミルザム
9コスト エンジェル・コマンド パワー11000
■ブロッカー
■ウルトラ・シールド・プラス−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を上から5枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
■W・ブレイカー
スーパーレアですが、『パーフェクトエンジェル(エントリーデッキ・ゼロ)』にも入っているので、スーパーとしては手に入れやすいです。
今後も使うカードだと思いますので、やはり4枚集めておきたいところです。
ヘブンズ・ゲート
6コスト 呪文
■S・トリガー
■進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
このデッキの光ブロッカーは、《ミルザム》と《アクア・リバイバー》しかありませんので、本来は使いにくいカードになってしまうでしょう。
コンボに特化したデッキなので、ここは仕方のないところかと。
アクア・リバイバー
4コスト(光&水) リキッド・ピープル 1000
■S・トリガー
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
結局のところ、トリガー獣でかつブロッカーであるカードのなかで一番優秀なのは、圧倒的にこのカードです。
同じトリガークリーチャーでブロッカーである《粛清者ポルタレスタ(10弾)》も《猛菌護精ペル・ペレ(26弾)》も《超電磁工兵バ・キーン(29弾)》も、プレイヤーにはアタックできません。
手札1枚を余分に使う、ストライクバックの《予言者プロキオン(17弾)》も同じくそうです。
地味なレアである上に、再販されていない10弾のカードですが、トーナメント・シーンの所々で使われ続けている強力なカードです。
■トリガー発動時のコツ
落ち着いて、何が何枚あるのか確認しましょう。
まずは、《グレイブ・ディール》の枚数を確認し、マイナス効果で破壊できるカードを確認しましょう。
場合によっては、マイナスの累積で破壊すべきカードもあります。
続いて、《アクア・サーファー》と《デス・サークル》で処理できるクリーチャーを確認します。
タップ、非タップを間違えないようにしてください。
《サーファー》で手札に戻したら、続いて手札破壊のトリガーを処理します。
この順番で処理しないと、効果的に相手クリーチャーと手札を破壊できませんので、気を付けて下さい。
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