デュエルマスターズ研究所(デッキ集) 2011.3.16. |
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□1年たったからついに公開! 34弾版・秘密デッキエックス“ヘラクレス四帝デッキ”
そもそもエックスデッキって何だ?という方は、以下の記事等をご確認ください。
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→その時! 世界は終わる・・・エックスX“エンド・オブ・ワールド”動画公開!!
→ついに公開! 一年前のエックスデッキ! “ザ・銀河忍法”!!
→1年たったからついに公開! 秘密デッキエックス“DEATHユニバース33弾改造版”
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ということで、34弾(2009年12月)版エックスデッキを紹介しましょう。
34弾からエックスデッキの主役に選ばれたカードは、これ!
神誕の大地ヘラクレス
12コスト ガイア・コマンド 12000
■このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにあるゴッドのマナの数字は1のかわりに2となる。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、好きな数のゴッドを、自分のマナゾーンから手札に戻す。
■自分のゴッドを召喚するコストを3まで少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
■T・ブレイカー
あ、怪しい。怪しすぎる!
こういうカードは、
『変な使い方を見つけると、想像以上の破壊力を発揮してしまうぶっ壊れカード』(《龍仙ロマネスク》など)
『何かできそうだが、実は使い物にならなくて、多くの人々がガッカリするカード』
『それを使うために組んだテーマデッキで輝くカード』(《大邪眼B・ロマノフ》など)
『登場時は使い物にならないが、後から出たカードやルール裁定で、いきなり使えるカードに化けるもの』
の、どれかに違いないっっ!!
・・・たいていのスーパーレアが上の条件に当てはまりますね。
「おーいクラやん! このカードどう思うよ?!」
「《ヘラクレス》ですか? 普通に考えたら、《ゼン+アク》か《ヘヴィ+デス+メタル》のデッキに入るかな?ってカードだと思いますけど」
「いや・・・どうだろう? 例えば《ゼン+アク》のデッキだと、マナゾーンにゴッドが何枚置かれてる?」
「だいたい2枚ぐらい。多くて3枚ですね」
「と、いう事は、3枚あったとしても、《ヘラクレス》の召喚には9マナかかるな?」
「確かに。じゃあ、《ゼン+アク》に《ヘラクレス》はあり得ませんね。とっくに《ゼン+アク》が普通に召喚されてますから」
「うむ。だから《ゼン+アク》や《ヘビィ+メタル》デッキには入らないと思う。これは、マナゾーンにゴッドが落ちまくるデッキに入るカードなんだよ」
「ありますか? そんなデッキ」
「ある。つまり・・・四帝だっっ!!」
神帝ムーラ
3コスト ゴッド/オリジン 3000+
■G・リンク−《神帝マニ》または《神帝ヴィシュ》の左横、《神帝アージュ》の下側
(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。
リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)を持つ1体のクリーチャーとなる。
バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
■このクリーチャーがゴッドとリンクした時、自分の手札を1枚捨ててもよい。
そうした場合、ゴッドを1体、自分の墓地から手札に戻す。
神帝マニ
4コスト ゴッド/オリジン 4000+
■G・リンク−《神帝ムーラ》の右横、《神帝アナ》または《神帝スヴァ》の下側
■このクリーチャーがゴッドとリンクしたとき、カードを1枚引いてもよい。
神帝アナ
5コスト ゴッド/オリジン 5000+
■G・リンク−《神帝アージュ》の右横、《神帝マニ》または《神帝ヴィシュ》の上側
■このクリーチャーがゴッドとリンクしたとき、相手にバトルゾーンにある自分自身のクリーチャーを1体選ばせ、持ち主の手札に戻してもよい。
神帝アージュ
7コスト ゴッド/オリジン 8000+
■G・リンク−《神帝アナ》または《神帝スヴァ》の左横、《神帝ムーラ》の上側
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが他のゴッド3体とリンクしていて、このクリーチャーが攻撃またはブロックする時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
1ターンで一気に四帝展開っっ!!
いきなりのデンプシーロール鼻血パンチデッキ(なんのこっちゃ)
ヘラクレス四帝デッキ |
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クリーチャー 18枚 |
3x 神帝ムーラ |
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3x 神帝マニ |
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3x 神帝アナ |
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2x 威牙忍ヤミノザンジ(ニンジャ) |
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3x 神帝アージュ |
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1x 威牙の幻ハンゾウ(ニンジャ・殿堂) |
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3x 神誕の大地ヘラクレス |
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呪文22枚 |
4x フェアリー・ライフ(Sトリガー) |
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4x 鼓動する石版 |
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2x 時空の庭園 |
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4x エナジー・ライト |
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4x トリプル・ブレイン |
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4x ロスト・ソウル |
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(このデッキは38弾までのカードと2011年1月15日からの殿堂ルールにより作られています)
説明っっ!
このデッキには、2コストのマナ加速呪文が10枚も入っている!
これは、34弾に収録された《時空の庭園》の登場により可能となった、34弾時代の“ばかナシステム”(ばかみたいにマナが増えるシステム、略して“ばかナ”)である!
時空の庭園
2コスト 呪文
■自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから、バトルゾーンにある自分の進化クリーチャーの下に置いてもよい。
(5年以上昔から、当ホームページをご覧になっていたヘビーユーザーなら、ご存じであろう。
ばかナシステムとは、私、いけっち店長がデュエマ第7弾時代に紹介した、『《アストラル・リーフ》を3ターン目に《メビウス・チャージャー》でマナにして、4ターン目に7マナを達成、《ロストソウル》か《ボルメテウスホワイトドラゴン》、または《地獄万力》を使用する』という、狂ったようなマナ加速デッキの基幹システムの事である
→今、いけっち店長が使っているデッキ、その名は『ばかナ!!』)
さて、軽量マナ加速を使うと、マナは増えるが手札は減る。そこで同様にドローサポートカードも大量に入る!
最初のうちは、ひたすらマナ加速とドローに集中しよう。
例えば、こんな風に。
2ターン目 マナ加速。
3ターン目 4マナ。マナ加速のあと3マナ残るので《エナジー・ライト》。
4ターン目 6マナ。マナ加速のあと5マナ残るので《トリプル・ブレイン》。または、《エナジー・ライト》後に再びマナ加速。
そして5ターン目あたり。7マナ以上あるはずなので、まずは《ロスト・ソウル》。
なぜ《ロスト・ソウル》を優先するかというと、次のターンに出すカードを相手に破壊されると、コンボが失敗してしまうからだ。
先に相手の手札をゼロにしておけば、相手がいきなり一発で《デーモンハンド》を引いたりしない限り、安心してコンボをスタードできる。
さて、次のターン。ついにコンボ起動。《ヘラクレス》を召喚する!
手札にあるゴッドを確認し、四帝に足りないパーツを、マナゾーンから持ってこよう。「好きな数のゴッドを戻す」と書いているから、全部持ってこなくて良い。足りないものだけにしておこう。
続いて次のターン。
8マナ以上あるならば(あるはずだ)、ショータイム!!
《ヘラクレス》の効果で、ゴッドの召喚コストは3軽くなっている。すなわち、《ムーラ》や《マニ》が1コストで召喚できるのだっっ!
1コスト! 《ムーラ》召喚!
1コスト! 《マニ》召喚! ゴッドリンク! 1枚ドロー!
2コスト! 《アナ》召喚! ゴッドリンク! 1枚ドロー! 相手クリーチャー1体手札に!
4コスト! 《アージュ》召喚! ゴッドリンク! ドロー&手札戻し! そしてアタック! アタック! アタック! アタック!!
ついでに《ヘラクレス》もアタック・・・出番なしですかそうですか。
■デッキを動かすコツ
コンボスタート時、マナゾーンに闇が2マナ、水が2マナないと、一気に四帝を展開できない。
最初は何も考えず、手札のゴッドをマナにして良いと思うが、最速で《ヘラクレス》を召喚した場合、マナゾーンから4体のゴッドを手札に戻してしまうと、マナゾーンの“色”が足りなくなる場合が、往々にしてある。
途中からは、ある程度手札に置いておくゴッドも考えてプレイしよう。
相手が速攻だった場合、《ムーラ》や《マニ》を召喚して殴り返す事も考えたくなるが、基本的には、できるだけマナ加速を急ごう。
ブレイクされたシールドや、ドローした手札から《ハンゾウ》が来ても、7マナに達していなければ使えない。
マナが増え、1ターンでも早くコンボが起動すれば、おそらくはそれで勝ててしまうのだから、あまり守ることを考えす、できるだけ早いコンボ起動を心がけよう。
■最後に
今回のエックスデッキ“ヘラクレス四帝”は、実は34弾エックスデッキ開発をスタートさせて、1時間で完成した、「最速で完成したエックス」です。
しかしあまりにも上手くいきすぎたため、逆に申し訳なく思い、「もっと色々と開発して、もっと良いものを見つけないと!」と頑張り過ぎて、結局、いつも通りの時間がかかってしまいました。
で、結局、1週間研究して色々なデッキを開発した結果、一番最初に完成した“ヘラクレス四帝”が一番エックスデッキに相応しかったという・・・
実に回り道な結果となってしまいました(笑)
しかしその分、よく練り込まれて「熟成」しています。
エックスデッキらしく、「めちゃくちゃ強い」訳ではありませんが、はじめて食らった人が腰を抜かし、使っていて、他のデッキには無い爽快感が味わえる、そんなデッキには仕上がっています。
コンボ成功時には、本当に変な感動が味わえます。記事を読んだだけで満足せず、ぜひ実際に作って、お試しください。
PS
デッキタイトルの「デンプシーロール」はご存じ、幕の内一歩の必殺技です。四帝の動きにぴったり。まっくのうち! まっくのうち!
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