■デッキ紹介「黒赤 カウンター00(ダブルオー)」
今回もチャンピオンシップで充分な結果を残したデッキをご紹介いたします。
名古屋チャンピオンシップにて4−1(8−5)の結果を出したデッキ、
「赤黒カウンター00」です。
■サンプルレシピ
■黒赤「カウンター00」 |
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ユニット
10枚 |
3x ガンダムエクシア |
| 敵軍のいる戦闘エリアに出る&キャラがないユニットの格闘を*に |
2x ガンダムヴァーチェ |
| 条件付き戦闘配備&範囲兵器4&範囲兵器の対象変更 |
3x ガンダムエクシア(セブンソード) |
| 戦闘配備&「換装:エクシア」&手札2枚で-2/-2/-2と1ドロー |
2x リグ・シャッコー(カテジナ機) |
| 戦闘配備&プレイで場に出ると敵軍キャラor敵軍オペを破壊 |
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キャラクター |
2x 刹那・F・セイエイ | | クイック&配備以外でもセット&交戦中ユニットのテキストを無効 |
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コマンド |
3x 残忍な野獣 |
| 赤発生のヴァリアブル(1) キャラ破壊 |
3x シロッコの眼 |
| 敵軍手札を全て見て、G以外の1枚をゲーム除外 |
1x 戒めの処断 |
| 敵軍手札を見て、G以外の1枚を自軍ハンガーに |
3x 密約 |
| 2ドロー |
3x サラサ再臨 |
| 本国5枚サーチ |
3x 完封 |
| 黒+赤 プリベント無視【作戦の看破】 |
2x 千年女王 |
| ヴァリアブル(2)黒&赤発生 |
1x 戦場の鈴音 |
| ハンガー2ドロー |
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オペ |
3x 内部調査 |
| 永続本国サーチ |
2x 司令部の移送 |
| 本国完全回復+その後ダメージはゲーム除外 |
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国力 | 7x 黒基本G |
7x 赤基本G |
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■サイドボード |
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ユニット | 1x リグ・シャッコー(カテジナ機) | | 枚数追加 |
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コマンド | 2x もみ消し | 18弾 | 軽量カウンター |
3x 武力による戦争の根絶 | | 【ガンダム】&【シャア】デッキ対策 |
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オペ | 2x 虚偽の報告 | 9弾 | 特殊G対策(赤緑クイック00対策) |
2x 木星圏からの出発 | | 速攻デッキ対策 |
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(このデッキは、2008年6月15日時点のカードプールとルールにより作られています)
いわゆる「フルカウンター」と呼ばれるアーキタイプに近いデッキで、
『カウンターΞ』の系譜ともいえるデッキです。
メインボードの状態でも、「極端に苦手なデッキ」というものはあまり多くなく、「このカードとこのカードがセットになると力を発揮する(=揃わないとあまり強くない)」といったなコンボ要素もあまりないデッキです。
よってデッキのどこを引いてもそこそこ戦える上、サイドボードの差し替え枚数にも余裕があり、現在「強いデッキ」といわれる中では最も『カウンターΞ』に近いデッキ、といえるかもしれません。
が、「フルカウンター」といっても、環境的なプリベントの量が爆発的に増えており、万全とはいえなくなってしまいました。
そこで完全に信用に置けなくなってしまったカウンターの代わりに、仕事が近くて強力な手札破壊を多めに採用しています。
むしろ、プリベントによる束縛から抜けやすくなっているため、対ユニット戦などにおいては特に対応力が高まっている、とも取れます。
また、混色になってしまい、安定性が落ちてしまったわけですが、代わりに強力な手札破壊、さらに超強力なダブルオーユニットを手に入れましたので、デッキパワー自体は非常にパワーアップすることとなりました。
動き自体も以前と変わらず、序盤をカウンター(+手札破壊)で相手の思うような動きをさせず、こちらはドローを連発して手札を稼ぎ、中盤以降を強力なユニットで制圧&本国防衛、こちらの本国が薄くなれば【司令部の移送】で完全回復し、そのまま押し切ります。
カウンターが大好き!そういうデッキで勝ちたい!という方にうってつけのデッキといえるでしょう。
■各カードの解説
デッキの使い方自体は
「カウンター+手札破壊で相手のジャマをし、強いユニットを出して勝つ」という、昔からのカウンター使いの方にならすぐなじめるようなものですので、大まかな解説は省きます。
カウンターデッキを使ったことが無いという方なら、とにかく何度も対戦を繰り返しましょう。
相手の「絶対にカウンターすべきカード」や「絶対に手札破壊すべきカード」を体で覚えたりと、人並みに使いこなそうと思うと、とにかくカウンターデッキへの慣れが必要です。
では、採用されているカードを個別に解説していきましょう。
ガンダムエクシア(19弾)
ユニット 紫2/紫2/4/1
プリベント(5) クイック
(自動B):このカードは、防御ステップ中にプレイされて場に出る場合、敵軍部隊のいる戦闘エリアにリロール状態で出す事ができる。
(防御ステップ):《1》このカードと交戦中のキャラクターがセットされていない全ての敵軍ユニットは、ターン終了時まで*/±0/±0を得る。
宇宙・地球 5/2/5
相変わらず強力な、現時点で最も採用率の高いダブルオーユニットです。
単体でも相変わらず強力なのですが、DXタクティカルスターターにて、とても強力な相棒を手に入れました。
このカードの追加により、ただでさえ強力だったこのカードはさらに強力になった、と言えるでしょう。
ガンダムエクシア(セブンソード)
ユニット 紫2/紫2/4/1
エクシア系 MS 専用「刹那・F・セイエイ」
プリベント(5) 戦闘配備 換装〔ガンダムエクシア〕
(ダメージ判定ステップ):《0毎》手札2枚を選んで廃棄する。その場合、このカードと交戦中の敵軍ユニット1枚は、ターン終了時まで−2/−2/−2を得る。その後、カード1枚を引く。
宇宙・地球 5/2/5
なんと
「換装:ガンダムエクシア」です!
「高機動」などの出撃制限を無視し、いきなり戦闘エリアに飛び出すことが強力である【ガンダムエクシア】を手札に戻すことができるのです!
これにより、
相手ユニット出撃
→換装、【セブンソード】がリロール状態で場にでて、【エクシア】が手札に戻る
→【セブンソード】でブロック+【エクシア】を戦闘エリアに直接出す
という動きが取れるようになり、とてつもない防衛能力を発揮してくれます。
しかもこの換装、必要コストがありませんので、場に【エクシア】さえいれば国力0でも換装することが出来るため、【タイタニア】などでGを一掃されてしまった後でも換装が可能です。
加えて、換装でしか使い道が無いのかというと、もちろんそんなことはありません。
「クイック」はありませんが、代わりに「戦闘配備」を手に入れ、単機でも充分な戦闘力を持ちます。
しかも持っている能力が非常に強力。
手札2枚を廃棄で交戦中のユニットに−2/−2/−2を与えた挙句、さらにドローもできます。しかも0毎! 手札が続く限り、1ターンに何回でも使えます!
ドローのおかげで実質手札コストは1枚。このコストでこの能力は破格です。
手札が余剰Gなどの不要カードばかりだった場合、手札入れ替えとしても機能します。
さらに、現在大流行の
「ガンダムデッキ」にサイズダウン能力は非常に有効であるため、環境的にも強力であるといえます。
こんなに強力なユニットを使わない手はありません。
【エクシア】が存在する限り、当分の間はイヤというほど見かけるユニットになることでしょう。
ガンダムヴァーチェ(20弾)
ユニット 紫2/紫2/4/2
ヴァーチェ系 MS 専用「ティエリア・アーデ」
プリベント(5)《1》範囲兵器(4)
(自動B):このカードは、特定の種類の国力が3以上発生している場合、「戦闘配備」を得る。
(自軍ダメージ判定ステップ):《1》このカードが戦闘エリアにいる状態で交戦中ではない場合、ターン終了時まで、このカードの「範囲兵器」の対象を「敵軍ユニット1枚」に変更する。
宇宙・地球 5/0/6
相変わらず強力なダブルオーユニットです。
配備エリアへの除去能力を【エクシア】たちは持ちませんので、能力が非常に魅力的です。そして防御6も本当に強力。
リグ・シャッコー(カテジナ機)
ユニット 紫2/紫2/4/1
シャッコー系 MS 専用「カテジナ・ルース」
プリベント(4) 戦闘配備 強襲 特殊シールド(1)
(自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、Gとユニット以外の敵軍カード1枚を破壊する事ができる。
4/1/3
4国力で格闘4、戦闘配備に加え、さらに敵軍限定の【黒い覇道】を内蔵している非常に強力なユニットです。
現在は強力なキャラクター、オペレーションが非常に多いため、ユニットを残しながら厄介なカードをピンポイントで処理できるというのは非常に優秀な働きを見せます。
また【宇宙を統べる者】が環境的に「遅すぎる」ために採用しづらく、結果デッキのカウンター枚数が減っています。
ですので、このカードは減ったカウンターの代わりに、「場に出た後に、破壊して対処する」方法としても認識できます。
単純な戦闘力では00ユニットにちょっと見劣りしてしまいますが、まぁ複数の国力をコストとして要求している00ユニットと単色のこのカードを比べること自体がナンセンスですし、4国力4/1/3の戦闘配備は充分な力です。
黒2国力を見ることができる、中速以降のデッキではほぼ確実に見かけるであろう優秀なユニットです。
刹那・F・セイエイ
ユニット 紫1/紫1/4/0
M Ch
プリベント(5) クイック
(自動B):このカードは、防御ステップ中にプレイする場合、配備エリア以外のユニットにもセットする事ができる。
(自動A):このカードと交戦中の全てのユニットは、テキストが無効となる。
2/2/2
主に対「ガンダムデッキ」用カードです。
【ガンダム】の持つ厄介なチーム効果「速攻」を消すことができる上に、防御ステップになら戦闘エリアにも飛び出ることができるため、【エクシア】とセットで奇襲性バツグンです。
なお、「未解決の効果」は無効化できないので注意しましょう。
残忍な野獣
コマンド 1/2/0
ヴァリアブル(1)
(自軍ターン):キャラクター1枚を破壊する。
第2テキスト
(自動A):このカードは、赤国力1を発生する。この国力は、無効にしたり変更する事ができない。
ヴァリアブルすると赤の国力が出る、キャラ破壊カードです。
現環境では「シャアデッキ」や「カウンターパトゥーリア」など、キャラクターを重要な要素としてみるデッキが多数存在しますので、カウンターデッキとしては「キャラクターの対処方法」はどうしてもほしい要素であるといえます。
基本的にはGとして認識しつつ、必要なGが集まってしまえばキャラ破壊。とても強力です。
完封(17弾)
コマンド 黒1/赤2/3/0
(自動B):このカードのプレイは、「プリベント」の影響を受けない。
(常時):Gとユニット以外のカード1枚のプレイを無効にし、廃棄する。
プリベント無視の【作戦の看破】です。
通してしまうとヤバい【魂の輝き】をカウンターしたり、3国力という軽さを生かして相手の序盤ドローコマンドを止めたりと、用途は多岐にわたります。
【宇宙を統べる者】が環境的に仕事を果たしにくくなっている今こそ、このカードが本当に頼りになります。
シロッコの眼
コマンド 1/3/2
(自軍戦闘フェイズ):敵軍手札を全て見て、その中にあるG以外のカード1枚を選んでゲームから取り除く。
なにげに、このデッキの中核をなすカードだったりします。
3ターン目にこのカードを撃ち、敵軍手札を確認しつつ【ガンダム】などの重要カードを抜き去ってくれます。
個々のカードパワーが高まっているこのご時世ですので、手札を確認しつつ、もっとも強いカードと1:1交換を取れるこのカードはデッキの絶対必須であるといえます。
というか必須云々以前に、【ガンダム】などはちょっとつらい相手ですので、これが撃てないと厳しい戦いを強いられることでしょう。
また、廃棄ではなくゲームから除外してくれるため、うっとうしい【エースの奮闘】など、ジャンクから回収が可能なカードをを完全に消し去ってくれるのもポイントです。
戒めの処断
コマンド 2/4/1
【ターン1枚制限】
(攻撃ステップ):敵軍手札を全て見て、その中にあるG以外のカード1枚を自軍ハンガーに移す。
追加の手札破壊です。
4国力とやや重く、先行を相手に取られると【ガンダム】などの4国力カードのプレイを相手に許してしまうなどの欠点はありますが、ミラーマッチやダブルオーユニットが入っている相手だと、抜き去ったカードをそのまま自分の戦力として使いなおすことが出来るため、非常に強力です。
なにせ「4国力だから重い」といっても、5国力の【宇宙を統べる者】よりははるかに軽いため、「【完封】でカウンターできないカードを先撃ちでカウンターしておく」といった間隔で使っていきましょう。
また「このカードが効きにくい」と判断する対戦相手だった場合、気軽にサイドボードのカードとチェンジできる、という見方もできます。
■各カードの解説 サイドボード
もみ消し
コマンド 1/1/1
(常時):2以下の合計国力を持つ、カード1枚のプレイを無効にし、廃棄する。
2国力以下のカードなら何でもカウンターできる、1国力のカウンターカードです。
最近はやりの「シャアデッキ」や、「青黒報道ガンダム」などといった、速攻デッキや「低国力カードをフィニッシャーにしたデッキ」対策のカードです。
「シャアデッキ」などは相手に回られるとほぼ勝ち目はなくなりますので、「相手に回られないようにする」ことは重要ですね。
武力による戦争の根絶
コマンド 紫1/紫1/2/0
(自動B):このカードをプレイする場合、以下から1つ選択する。
1)(常時):プレイ以外の方法で場に出た敵軍ユニット1枚を、本来の持ち主の本国の下に移す。
2)(戦闘フェイズ):交戦中の、デュアルカード以外の全てのユニットに3ダメージを与える。
これまた「シャアデッキ」対策ですね。
「ガンダムデッキ」対策にもなります。
【シャア・アズナブル】の効果で出てきたユニットを、わずか2国力で【シャア】ごと本国下へ葬り去ってくれます。
【部隊編成】がない状態なら、【エクシア】などで強引に交戦させれば、【ガンダム】+【ガンキャノン】を一挙に葬り去ることも可能です。
ですが、【ディジェ】には注意しましょう。
なお、【ガンダム】1枚+【ガンキャノン】3枚の状態、または【部隊編成】がある状態で【ガンダム】1枚+【ガンキャノン】2枚の状態で、【エクシア】をその部隊に介入。
【ガンダム】たちの格闘を*にしても射撃6で負けてしまいますが、1番目のテキストで【ガンキャノン】1枚を本国下に移してやれば安全に対処が可能になります。
↑のケースよりは被害が少なくて済みますが、コレも【ディジェ】には充分注意しましょう。
虚偽の報告
オペレーション 1/1/0
(リロールフェイズ):《R》このターン、基本Gが発生する国力以外の、全ての国力は無効となる。
主に「赤緑クイックG破壊00」対策です。
「2国力G」を「クイックG」に変えてもまだまだ脅威である「赤緑クイック00」が環境に存在しますので、その対策は必須事項であるとまでいえます。
木星圏からの出発
オペレーション 1/1/4
(自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、このカードの上にコイン2個を乗せる。
(自動C):自軍ドローフェイズに、このカードの上にあるコイン1個を取り除く。コインが無くなった場合、このカードを廃棄する。
(自動A):全てのプレイヤーは、戦闘フェイズをとばす。
これまた主に「シャアデッキ」対策です。
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