トップデュエルマスターズ研究所第127回(2007.04.06)

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□手に入りにくいカードだらけのデッキですまん! 火闇連ドラ“黒いニワトリ”(ザ・ブラック・コケコッコー)
 
いけっち店長
 実は最近になってインターネットの使い方がぼちぼち分かってきたという、IT時代に取り残されたネアンデルタール人。進化ってなんですか?
 ウィルコムを買ってグーグル先生と歩けるようになったのが、電脳化したみたいで楽しい。
 知識がある程度外付けできる時代になったからこそ、それを使いこなす応用力が必要な世の中になるんじゃろうか。情報格差が無くなったって事は純粋な能力勝負って事なのか。って事は逆説的に格差が広がってない? 生き残れる自信無いなあ、わし。


シマムー
 秋葉原の某店員などは「シマムーさんと言えばメカのイメージが強烈で」とか言ってた。もはやロボットですらなく、機械扱い。一体誰のせいでこうなったんだ?!
 高性能マシーン・シマムーの活躍はこちら(DM研究所第120回)をご覧下さい。俺も久しぶりに読んで大笑いした。
 
 
マムゲン君
 練馬春日の小さなマハラジャ。
 中学生になって1年間来店していなかったが、ここ最近復帰し始めた。目的はモンスターハンターポータブルのプレイのためである。ここはTCGショップなんですが。(まあ、お菓子買うからいいけど)
 
 
 

 
 
いけっち店長「シマムー、ドリームパック2買いに来たぞぅ。売ってくれ」
 
シマムー 「はっはっは。ご冗談を。出した途端に売り切れてますよ。とっととお帰り下さい」(ボディの文字盤に『ゲラウ!』と表示)
 
いけっち店長「ああ・・・わかってたよ。言ってみただけさ・・・でも、シングルはあるだろ? 店用に剥いたやつ。《神託の守護者ミント・シュバール》と《翔竜提督ザークピッチ》だけ買いたいんだが」
 
シマムー 「ございませんよ。店用シングルを作るヒマ無く瞬殺です。お店にいた方に全て売ってしまいました」(文字盤に『ソールド・アウト』と表示)
 
いけっち店長「ばかな! 貴様、この俺の為に少しも残しておかなかったと言うのか! 研究はどうするんだ研究は!!」
 
シマムー 「研究記事を書いたところで、全国的に売り切れてますから無駄ですよ!
 記事を読んだ人が、『これは試してみたいな。よし、このカードを手に入れるため、パックを買うぞ!』と思ってくれても、パックが無ければどうしようもないでしょう?! むしろ不満が溜まる一方です!!」(排気ダクトから蒸気を噴出させながら)
 
いけっち店長「・・・言ってもせん無き事だが、ドリームパックIIは何だってこんなに品不足なんだ?」
 
シマムー 「工場の生産ラインは一定数しかありませんからね。もしかすると、今は一時的にウズマジンで埋まっているのかも知れません」(背中の格納庫から先月号のコロコロを取り出して1ページ目を開く。ウズマジンの告知)
 
いけっち店長「DMは紙のカードで、ウズマジンはプラスチックか塩ビだろ? 違うラインなんじゃないのかなぁ」
 
シマムー 「なんにしろ、ドリームパックIIがショート(品切れ)している理由は、我々には知る由もありません。
 なんにしろ毎弾100ボックス以上入れてる店に、5ボックスしか入ってこないという状況。20分の1ですよ?!
 毎回2ボックス買う人が今回は3パックしか買えない、という計算」
 
いけっち店長「まあ、以前のドリームパックも後から再販された事だし、今回もそのうちに再販してくれるだろう。
 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》みたいな超!強力カードが入っていて、そのパックがずっと品切れ、運よく手に入れた人しか大会で勝てない・・・なんて事になったら大問題だが、今回のセットにはそんなカードは無さそうだよね?」
 
シマムー 「強いカードはありますが・・・《サファイア》のように環境を支配するレベルのカードは、とりあえず無さそうですね」(口から《サファイア》を数枚吐き出す)
 
いけっち店長「まあ、環境支配レベルじゃないならいいか。でも、さっき言った2枚は普通に強そうだから試したいんだけど」
 
シマムー 「とりあえずプロキシーでお試し下さい。本当に1枚も無いんです」
 
 
 3時間後。
 
 
シマムー 「で、どうでした?」
 
いけっち店長「うむ。聞いてくれ。
 まず、デュエルスペースを見渡すと、久しぶりにマムゲンがいるじゃないか。(マムゲンについては、裏日記2005年上半期参照)
 で、久しぶりに対戦したわけよ。
 奴は1年半前から進化の止まっていたウェーブストライカーデッキでな。
 ワシが、『最新カードの強さを思い知らせてやるぜぇ! んふんふ』とか言いながら、最新のグランド・デビルやら《マーキュリー・ギガブリザード》で思い知らせてやろうとしてみたら・・・・」
 
シマムー 「ああ。負けたんですね。昔のデッキの方が強かったと?」
 
いけっち店長「8連敗。もちろん相性が悪かったデッキもあったが、ワシのこの1年の研究の意義は?!とか本気で悩みましたが?」
 
シマムー 「考えるまでもありませんな」
 
いけっち店長「マムゲンの野郎、『俺が1年前に結論付けた“ウェーブストライカー最強説”はまだ有効なようだな。俺のいなかった間DMは一体何をしていたんだ?』とかあざ笑う始末」
 
シマムー 「耳か痛いですな」
 
いけっち店長「ところが!! さっき組んだ火・闇の《翔竜提督ザークピッチ》の4枚積みデッキを使った途端、3連勝!!!
 マムゲンもいきなり、『うひょおお! 最新カード超強えええ!』とか言って逃げ出す始末!(極端)
 俺は悟った!! デッキの研究やプレイングよりも大切な事は、“とにかく強いカード”なんだあああぁぁぁぁ!!」
 
シマムー 「いかーん!! 店長が暗黒面に囚われた!!」 
 
 
■火闇連ドラ“黒いニワトリ”(ブラック・コケコッコー)
クリーチャー
28枚
 4x コッコ・ルピア
 3x ダーク・ルピア
プロモ
 4x フレイムバーン・ドラゴン
 4x 紅神龍バルガゲイザー
 4x 黒神龍ジャグラヴィーン
 1x 神滅竜騎ガルザーク
CDP2
 4x インフィニティ・ドラゴン
 4x 翔竜提督ザークピッチ
CDP2
呪文12枚
 4x クリムゾン・チャージャー
 4x デーモン・ハンド(Sトリガー)
 4x 地獄スクラッパー(Sトリガー)

 
■相性の良いデッキ
 除去呪文コントロールデッキ
 ほとんどの種族デッキ
 
■苦手なデッキ
 《予言者マリエル(8弾)》&《ペトリアル・フレーム(15弾)》のロックデッキ
 水単等速攻系
 


○ダークサイドいけっち店長語る。「しょうがなかったんや、しょうがなかったんや〜! ホンマはええ人なんやぁ!」
 
 
 お久しぶりです。皆さん。
 ダークサイド・いけっち店長です。
 
 当研究所には、実は色々と“目に見えない縛り”がございます。
 端的に言うと、知っていても記事にしないデッキや、記事にするにしても何かしらの修正や、特別なテーマを付加する必要がある、という判断。
 
 古くは、例えば研究所第15回でご紹介した、“秘密兵器・スラッシュ”などは、「広まるとDMがつまんないゲームになるだろう」と考え、数ヶ月記事にするのを封印していました。
 
1・広まるとゲームがつまらなくなるデッキ。(対抗策を明示できれば記事にする)
 
2・プロモカードや限定カード等、手に入らないカードが必要なデッキ。(作りたいと思ってもらえても、手に入れるのが難しいと意味が無いので、積極的には紹介しない)
 
3・時期的に紹介すべきでないと判断したもの。(新規参入の初心者が増えている時に、昔のカードだらけのデッキを紹介等)
 
 この3点が大きな縛りですね。
 
 しかし今回、2の縛りに引っかかるデッキを紹介するのは・・・・
 ぶっちゃけ、23弾で紹介したいデッキが、あまりにも少なかったからです!!
 このままでは、「DM研究所・・・・そういえば昔、そんなコーナーがあった・・・・」と、自分の中でも風化してしまいかねない!! そんな危機感から、なのです!
 
 ここ1年間、会う人会う人に、 
「もう、ぶっちゃけどんなデッキでも良いですから、DM研究所を書いてください! デッキネタが無いのはわかりますけど!」 
と言われ続けていました。(「デッキネタが無いのはわかる」・・・そうか・・みんな同じ苦しみを感じてたんですね)
 
 しかしそーは言っても、
「ふつーのグランドデビルデッキです。誰が組んでも多分同じデッキになると思います。えへえへ」 
とかいう記事はあんまり書きたくありませんでした。
(初心者用に何回か書きましたが、正直、変化球投手としてはストレートばかり投げるのはしんどいですわ)
 
 で、今回のデッキは、使ってみてなかなかの面白さがあったのですよ。
 端的に言うと、「パワーカードをブン回す下品な楽しさ」が、DMというカードゲームで久しぶりに・・・本当に久しぶりに体感できたのです!!
 この喜びを伝えたい、大切にしたい!
 確かに手に入りにくいカードだし、知ったからと言ってどうしようもないかも知れない。
 しかし! DMというゲームで久しぶりに、「これは組みたい!!使いたい!!」と思ってもらえそうなデッキが、エックスデッキ以外で本当に久しぶりに組めた!
 んじゃもう、紹介するしかないじゃないですか。書かないよりはよっぽどマシ。待ってくれてる人が1人でもいるのなら!
 
 で、今回は2の拘りに抵触するのですが、「記事がないよりは良い」という判断で、ご紹介いたします。
 


○「ブラック・コケコッコーが地獄で笑う」(昔の仮面ライダーのタイトル風に)
 
翔竜提督ザークピッチ(CDP2)
 コスト8 パワー6000 アーマード・ドラゴン/ファイアー・バード ベリーレア
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からアーマード・ドラゴンとファイアー・バードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。表向きにしたカードがすべてドラゴンだった場合、そのターンの終わりまでこのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに置いてもよい。
■W・ブレイカー

 
 「サノバビッチ!!」(この○○野郎!)と言いたくなるこの能力、このパワー。
 相手が手札破壊してくれるのが、楽しみでしょうがありません。
 
 さて、落ち着いて考えてみましょう。《ザークピッチ》はなぜ強いのか?
 それは、逆説的に
「手札破壊はなぜ強いのか?」
「除去コントロールデッキはなぜ強いか?」
という理由の“本質”を理解していれば、おのずと見えてきます。
  
 手札破壊が強い理由。
 色々あります。相手の選択枝を奪う、相手の対応力を奪う・・・しかし、それ以外にも、手札破壊の入る除去コントロールデッキには、「除去側にプレイの選択肢が多い」事もデッキとしての強さに繋がっています。
 
 「攻めるべき場所が、版面以外にもある事」
 これです。おわかりでしょうか?
 
 例えば、クリーチャー破壊カードは、相手がクリーチャーを出してくれないと使えません。
 しかし、手札破壊は、相手に手札がある限り使えます。
 また、マナ破壊は、相手にマナがあれば使えますね。
 
 “除去コン”と言われるデッキタイプは、全て「相手に対応する」プレイングに徹することで、無駄なターンが限りなく少なくなります。
 
 相手がクリーチャーを出したらクリーチャー破壊を。(最初は放っておいても構わないので、そこでも「選択の余地」がある分有利)
 クリーチャーを出さなかったら手札破壊を。
 手札が足らなくなったら手札補充を。
 全てがパターン。全てが後出しジャンケン。
 相手の動きに対応しているだけで、相手を「今引き」の状況に追い込みます。
 で、ある意味勝負が「終わってから」《ボルメテウス・レッド・ドラグーン(プロモ)》等のフィニッシャーを出して終わり。
 
 一般的に「使い方が難しい高尚なデッキ」と考えられている除去コントロールデッキは、「慣れるまでが難しい」だけで、実はプレイ中は完全に「相手まかせ」の、クリエイティビリティのあまり必要とされない戦術なのです。
(構築には情報収集能力や計算能力が必要とされますが、「プレイにあまり頭を使わないデッキ」という意味です)
 
 実は本当は、普通に攻撃して相手を突破する攻撃的なデッキの方が、 
「その都度闘い方を変化させて、毎回新しい勝ち筋を作らなければならない。または、攻め込む時期を見つけ出さなければならない」
という、臨機応変さ、すなわち“応用力”が求められるため、何度も頭を使うデッキと言えるでしょう。
 
(余談ですが、デュエルマスターズで除去デッキしか使っていなかったようなプレイヤーは、他の応用力を求められるゲームをプレイしてみると、本当に弱かったりします。“対応する事”しかできないのはマズイという事でしょうか。
 にもかかわらず、コントロールデッキが何となく高尚、と考えられているのは、「相手を掌で転がしている」というその“コントロールの優位性”があるからそう見えるだけかもしれません)


 さて。 
 このデッキは、そうした“コントロールデッキ”のお約束をいくつか破壊してくれます。
 
 コントロールデッキは、序盤戦、もし相手が何もしてこなければ、手札破壊をするか手札補充を使います。
 端的に言うと《エナジー・ライト(CDP)》か《クローン・バイス(12弾)》ですね。選択肢は2択。
 
 しかしこのデッキに対しては、手札破壊はほぼ使用できません!!
 もし《ザークピッチ》を捨てさせてしまったら・・・それだけでほぼ負けだからです。
 
 《緑神龍アークデラセルナ(12弾)》とは比較になりません。《アークデラセルナ》を手札から場に出させてしまっても、せいぜい
「除去しなければならないクリーチャーが1体場に出ただけ」(それでも大変ですが) 
ですので、枚数アドバンテージ的には1枚損しただけですし、 
「《アークデラセルナ》に続いて複数体のクリチャーが攻撃してくる」
という状況にならない限り、何とか裁ききることができます。
 
 
 しかし、《ザークピッチ》は違います。
 このデッキの場合、《ザークピッチ》のスリリング・スリーで手札に入る“アーマード・ドラゴン”と“ファイヤーバード”は、なんとデッキに20枚!!
 40枚の内20枚、すなわち50%。1.5枚カードが手札に入る計算。す
 なわち、元の1枚より増える事がほとんど。3枚手に入るのも、そこまで特別な事ではありません。(手札破壊して、相手の手札が増えるという謎の現象!!)
 
 よって、場に出た《ザークピッチ》に続いて、次々にクリーチャーが出てきて“殴り続けられる”という状況になります。これは裁ききるのが大変!
 かてて加えて、出てくるクリーチャーのほとんどが“ドラゴン”。でかい! 1枚の除去カードで2枚以上のクリーチャーを破壊するのはほとんど不可能。
 
 《バルガゲイザー》が成功すると、重い除去カードを1ターンに2枚使わないと間に合わない計算になりますし、《インフィニティ・ドラゴン》が出ると、もう除去カードも信用できません。そのまま圧死。
 
 かように、手札破壊を使ってもし《ザークピッチ》を引き当ててしまえば・・・取り返しの付かない地獄が待っています。


 で、除去コンに対して手札破壊を実質、封じたとすれば、相手は手札補充を始めるでしょう。
 こっちはゆっくりすればオーケーです。
 そう。
 手札破壊されないならば、手札にある限り安全なのです。
 
 場に出すのは、《インフィニティ・ドラゴン》からスタートしてやれば良いでしょう。(先に《バルガゲイザー》を出したくなりますが、我慢するべきです)
 《インフィニティ》が出れば、相手のあらゆる除去カードは、40分の28(ほぼ4分の3)の確率で紙切れになるのですから。(アーマード・ドラゴン以外のドラゴンが8枚あるため、全部で28枚)
 となれば、除去カードを増やす手札補充が、一体何の役に立っているのか?という事になりますね。
 

○各カード解説

 さて、まるで除去コンだけを目の敵にしているようですが、もちろん、その他のデッキに対しても強力です。各カードを解説しつつ、他のデッキとの闘い方も考察してみましょう。
 
 
ダーク・ルピア(イベント限定)
 コスト3 パワー1000 ファイアー・バード ベリー
■自分のドラゴンが破壊された時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。

 
 こちらのドラゴンが破壊されたら、相手のクリーチャーを1体破壊できるようになる・・・相手のデッキがクリーチャーを使うデッキである限り、想像以上のプレッシャーを与えるカードです。
 
 こっちからすれば大した事の無いように見えても、相手は内心あぶら汗。 
「この《電脳聖者タージマル(CDP2)》でブロックすれば相手の《バルガゲイザー》は破壊できるが、おそらく十中八九《雷鳴の守護者ミスト・リエス(CDP)》が破壊される・・・!
 もし《ミスト・リエス》じゃ無くて《タージマル》を破壊されたら、次からの攻撃を止めれなくなるし・・・!」 
などなど。
 

 
黒神龍ジャグラヴィーン(12弾)
 コスト6 パワー6000 ドラゴン・ゾンビ ベリーレア
■ブロッカー
■このクリーチャーがブロックした時、バトルの後でこのクリーチャーを破壊する。
■W・ブレイカー

 
 闇のドラゴンとしてはコイツが真っ先に入りました。
 なにしろブロッカー。そして攻めればWブレイカー。攻防ともに大活躍してくれます。
 
 ブロックすると破壊される、という効果も《ダーク・ルピア》がある事を考えればむしろ長所。
 そもそもパワーが大きいので、《ダーク・ルピア》がいなくても、ほとんどのクリーチャーと相打ちはしてくれます。
 
 そして6マナというコスト域が実に良し!
 速攻デッキ相手に《クリムゾン・チャージャー》の次のターンに出せるのですから、重要なパーツと言えるでしょう。
 

 
デーモン・ハンド(18弾)

 トリガー。《地獄スクラッパー》と合わせて8枚体制。守りは8枚のトリガーと《ジャグラヴィーン》。
 しかしもちろん十分ではありません。
 水単速攻に対しては紙切れのような防御力。正直、《パシフィック・チャンピオン(13弾)》が殴りかかってくる青単速攻には、トリガー運が良くないと勝てないとお思いください。
 

 
神滅竜騎ガルザーク(CDP2)
 コスト6 パワー6000+ アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ スーパーレア
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■バトルゾーンに自分のドラゴンが他に1体でもあれば、このクリーチャーは「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を得る。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーは攻撃されない。


 軽いTブレイカー。なにより、闇マナでありながら“アーマード・ドラゴン”である事が重要。
 この枠を《黒神龍ザンジバル(14弾)》にして、速攻対策するのも良し。火や水の速攻にはそれなりに効きます。
 

 
コッコ・ルピア(CDP2)
 コスト3 パワー1000 ファイアー・バード アンコモン
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分のドラゴンを召喚するとき、支払うコストは2少なくなる。ただし、コストが1以下になることはない。


 破壊されなければ大活躍。
 破壊されても1ターン稼いだ。そう考えて。
 なお、2体並べば4コスト、3体並べば6コスト少なくなります。が、たとえ4体並んでも、「1以下になることはない」なので、ドラゴンのコストは最低2までにしか減りません。



 
フレイムバーン・ドラゴン(エッジ・オブ・ドラゴン)
 コスト6 パワー5000 アーマード・ドラゴン 
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、 相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊してもよい。


 最近のドラゴンデッキを大きくパワー・アップさせたスーパーエース。ドラゴンデッキの弱点であった「打たれ弱さ」をかなり助けてくれます。相手のブロッカーより、アタッカーを優先して破壊していきましょう。
 ああ、ドラゴンの宿敵、《タージマル》は真っ先に焼きましょうね。
 


紅神龍バルガゲイザー(勝舞神龍パック)
 6コスト ボルケーノ・ドラゴン 5000+ スーパーレア
■このクリーチャーが攻撃するとき、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。
■パワーアタッカー+1000


 コイツが入るからこそ“連ドラ”。デッキ中でドラゴンの枚数は40枚中21。デッキをめくれば半分命中! 次から次へと、タダでドラゴンが出てきます。
 
 6マナなので《インフィニティ》の前に出したくなりますが、相手に除去カードがありそうなら(大体は予想できるハズ)、先に《インフィニティ》を出しましょう。悪いこと言いません。
 
 逆に、相手に《バルガゲイザー》を破壊できるカードがなさそうなら最速で出すべきです。
 
 また、こっちが《コッコルピア》や《クリムゾンチャージャー》で相手の速度を上回り、相手が《デーモン・ハンド》を使えるようになる前に、1回でも《バルガゲイザー》が攻撃できるのであれば、もちろん真っ先に出すべきでしょう。(6マナ無いようでも《魂と記憶の盾》は予測しましょう)
 
 《バルガゲイザー》のアタックで《ザークピッチ》が出てきたら意味不明な強さ。もうこのデッキの虜ですぜ旦那。
 


インフィニティ・ドラゴン(22弾)
 7コスト アーマード・ドラゴン 7000 レア
■自分のドラゴンがバトルゾーンを離れる時、自分の山札の一枚目を墓地に置く。そのカードがドラゴンまたはファイアー・バードであれば、自分のドラゴンはバトルゾーンを離れずにとどまる。
■W・ブレイカー


 最近の“連ドラ”タイプのデッキを大きくパワーアップさせた立役者、その2。
 まだ使った事の無い人は、ぜひ“ドラゴン”“ファイヤーバード”の20枚以上入ったデッキに4枚突っ込んで試してみて下さい。使ってなかった己の身を呪うでしょう。
 
 このデッキの場合、無理せず自然に、“ドラゴン”“ファイヤーバード”が28枚も入りました。《インフィニティ》が場にいる限り、もはやあなたのドラゴンは無敵です。
 


クリムゾン・チャージャー(8弾)
 4コスト 呪文 アンコモン
■バトルゾーンにあるパワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)


 小型クリーチャーを破壊しつつ、マナ加速してくれるという・・・「時間を稼ぎたい」「カードが重い」このデッキの弱点を補完してくれるカード。
(それにしても僕が作るデッキには、よくよくチャージャー呪文が入りますね。おかげで《ブレイン・チャージャー(8弾)》や《クリムゾン・チャジャー》が足りないの何の)
 


地獄スクラッパー(14弾)
 7コスト 呪文 レア
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな数選び、破壊する。


 定番トリガーカード。あんまりにも多く使いすぎているので、もうたいがいなんですが、このデッキでは特に必要です。
 数を処理できる、守れる、チャージャーで比較的早く使える・・・。
 本来なら何とかもう1・2枚闇のカードを入れたいこのデッキですが、どうにも抜けません。
 たとえ、デッキ構築の理屈からバランスが歪んでいたとしても、そのぐらいの“歪み”は、カードパワーが吹き飛ばしてしまうのもまた事実。
 理屈とパワーの折り合いを付けていくことが、大きなカードプールを持つTCGでのデッキ構築というものでしょうか。
 


翔竜提督ザークピッチ(CDP2)

 基本的には手札に握っておき、出せるようになったら出してもОK。
 
 とてもとても強い事が発覚した、ドリームパックIIのベリーレアカード。
(いや、見れば誰しも強いことには気付きますが、実際に入るデッキを作ってみなければ、実感としてはわかりませんからね)
 
 ベリーレアとは言え、今のところ、手に入りにくさと強さから考えれば、並のスーパーレアを遥かに超えます。
 僕がプレイヤーでトレードするなら、中レベルスーパーレアを3枚出すでしょう。 
 皆さんも、トレードに出してもらう時は絶対にシャークしないように!!
 このカードは、ドリームパックIIが無い現時点では、すごい価値のあるカードなんですから。
 


○苦手なデッキに対して

 こればっかりはどうしようもない、という相性問題は確かにあります。
 
 まず、速攻系のデッキには、少なくともシールドトリガーを一度は踏んでもらわないと、勝負になりません。
 トリガー8枚は実はそれほどアテにならない枚数。《フレイムバーン・ドラゴン》や《クリムゾン・チャージャー》も重要です。
 水単速攻も強敵ですが、《インフィニティ・ドラゴン》がいれば《スパイラル・ゲート(10弾)》《アクア・サーファー(18弾)》を恐れずに済むので、強気に殴り合えば突破口はあります。
 
 2〜3枚ほど《黒神龍ザンジバル》を入れると、面白い速攻対策になりますので、試してみるのも良いでしょう。(アーマードドラゴンで無いのが残念ですが)

 
黒神龍ザンジバル(14弾)
 コスト7 パワー5000 ドラゴン・ゾンビ ベリーレア
■バトルゾーンにある、タップされている相手のクリーチャーすべてのパワーは−2000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

 


 《黒神龍ダフトヘッド(22弾)》を使うようなロックデッキにもこのままでは苦戦します。
 相手の《予言者マリエル(8弾)》に《ペトリアル・フレーム(15弾)》が付くとかなり“詰み”の状態です。
 
 ただ、《ザークピッチ》がいるため、相手は手札破壊を使いにくいでしょうから、《ドリル・ボウガン(14弾)》をデッキに入れ、初手から握っておく事はできるでしょう。
 コイツで《マリエル》&《ペトリアルフレーム》を叩き割れば、勝ったも同然。
 まわりに“ダフトヘッド・コントロール”がいるなら、デッキに2枚ほど《ドリル・ボウガン》を入れておいても良いでしょう。
 また、手に入るならば、種族がアーマード・ドラゴンである《ガルクライフ・ドラゴン(4弾)》も良いでしょう。


ドリル・ボウガン(14弾)
 4コスト 呪文 アンコモン
■バトルゾーンにある相手のクロスギアを1枚選び、持ち主の墓地に置く。その後、選んだクロスギアをクロスしていたクリーチャーのパワーが2000以下なら、そのクリーチャーも破壊する



ガルクライフ・ドラゴン(4弾)
 7コスト アーマード・ドラゴン 6000 スーパーレア
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにあるパワー4000以下の光のクリーチャーすべてを、持ち主の墓地に置く。
■W・ブレイカー




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