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裏日記

短期集中コーナー、「毎日ディメンションゼロ その6」

ディメンション・ゼロに関して毎日毎日、書きたいことが山のよーに出てくるのですが、
時間の関係で不定期に更新するコーナーです。

これまでの「毎日ディメンションゼロ その1」「その2」「その3」「その4」「その5」もよろしく。




■06/08/05 スタートカップが熱い!&この本は必携!
 
 さて、今週末と来週行われる、“スタートカップ2006”ってご存知?!
 
 最近発売された、“ベストスターティングストラクチャー”のカードだけで闘うレギュレーション(各カードの枚数は変えてよい。詳しくはこちら)なんだけど、これが面白いのなんの!!
 もしかして、ぶっちゃけ今一番面白い“ゲーム”かもしれませんよ?!
 相手の使うカードが、ほとんどお互いわかっているわけですよ。でもって、「詰め将棋」のようにじりじり、じりじりと手を読みあいながら、攻め込んでいくわけです。
 しかし、それだけじゃあない。【全軍突撃(I-2)】による逆転も予想しながら、最悪の事態に備えるプレイングも重要。
 
 構築も、
「そもそも自分のエネルギーを破壊してしまうかもしれない【バン・ババン(I-3)】やら【突撃戦鬼雷神丸(I-3)】を入れるのか?」
「【全軍突撃】に頼らない選択肢はアリなのか?」
「ほぼ単色に組み直す事は出来るのか?」
と、範囲が狭いゆえに奥深い選択肢が楽しめます。
 
 以前の“スターティングストラクチャーカップ”といい、“赤王”といい、ディメンション・ゼロの限定構築戦は本当に面白い!
 まだやった事の無い方は、騙されたと思ってぜひ遊んでみてください。本当に面白いですよ。
 
 参加するだけで全員、プロモーション・カード【イビルアイ・ロード】が手に入ります。
 もちろん弱いカードですが、これ以外では手に入らないレアもの。遊び心に使ってみたいカードでもあります。





(画像はクリックで大きくなります)

 
 
 もう、先週終わっちゃったところも多いし、いきなり今日だったりもしますが、カードキングダムでこれから楽しめるところはここ。
 
 ◆カードキングダム練馬春日店  8月6日  13:00
 ◆カードキングダム蒲田店    8月6日  14:00
 ◆フューチャー・ビー徳島    8月6日  14:00
 ◆カードキングダム米子店    8月12日  15:00
 ◆カードキングダム★カタヤマ  8月12日  14:00
 ◆ゲーマーズ神戸三宮      8月12日  12:00
 ◆カードキングダム名古屋    8月12日  13:00
 ◆ゲーマーズ仙台店       8月13日  13:00
 
 また、8月26日には、秋葉原デジタルハリウッドでスタートカップの前日予選。27日には全国大会決勝が行われます。本格的。つまり、本気でチャレンジする価値があるって事ですね。
 
 まだ未定ですが、おそらくD0イメージキャラクターの長澤さん(ハリケンブルー)も現れて、皆さんと対戦!って事になると思います。これは楽しみ。
 さて彼女、俺に勝てるほど腕を上げている事か・・楽しみじゃねぇか。ぐへへ。(長澤さんにルールを教えたのは俺)


 ああ、そうそう。長澤さんがルールを覚えたのも、ベストスタートデッキなんですよ。 
 とにかくもう、負けん気が強くて、勝つために真面目に考える女性で。カードゲームなんて初めてだって言うのに、よくまぁD0を憶えてくださいました!
 
 練馬春日店でのティーチングで2時間ほどゲームして、ある程度憶えたところで木谷会長と対戦。
 優しく進軍して、序盤から親切に殴ってくれた木谷会長。
 エネルギーの増えた長澤さんは、プランゾーンから【ピクニック・バスケット】を連発。会長のユニットを全焼させて大型ユニットで危なげなく進軍! そのまんま勝ち!
 
「どうやらちゃんとプレイできますね。もう一度やりましょう」
と紳士的に(しかし内面は本気で)もう一度戦いを挑む木谷会長。
 今度はうかつな進軍はしません。本気モードです。
 
 お互い、ユニットを並べて慎重に相手の出方をうかがいます。で、会長が“じわり”と歩を進めた返しのターン・・・長澤さんのプラン更新。
 
 【全軍突撃】。

会長「ぅあいたー!」(訳・「これは参った。痛いねここでそれは。つーか強いね【全軍突撃】」)
 
 会長のユニット一掃! その上、長澤さんの【ノヴァ】(駅前留学)まで出てきて踏んだり蹴ったり。
 
 長澤さんは、始めた日にいきなり勝利を・・・しかも、別にアドバイスを受けず、「自分で考えて、勝つ」事に成功したのでした。



 そんな感じで、常にドラマチックな展開が楽しめる“ベストスタートデッキ”。
 ぜひ皆さんも、ベストスタートデッキ同士で対戦して、“スタートカップ”にチャレンジしてみてくださいね。
 
 ベストスタートデッキも、“激戦をもたらす者”も、当店通信でお買い上げいただけます。
 本日発売の“ファースト・センチュリーコンプリートガイド”もご一緒にどうぞ。
 
 この本・・・すごいオススメですよ。なんと、全部のカードがカラーで紹介されています! フルコンプリートですぜ旦那。
 それになんと、当社“シマムー”の書き下ろしコラム3篇、デッキ攻略記事8編!
 他、各種索引も付いていて、ジャッジ必携、プレイヤーも持っててなにげに見てるだけでデッキアイディアが沸いてくる(絶対!)という、間違いなく実力アップ、楽しさアップに役立つ本。

 オマケに箔押しのめっちゃカッコいい【シャイニングテイル・ドラゴン(I-1)】のプロモカードが付いてきます!!
 
 はっきり言って完成度の高い“名著”なので、D0プレイヤーはぜひご購入を!
 近所で売ってない場合は、ボックスやシングルのついでにぜひ通信販売でご注文下さい。


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■06/08/04 新種族ってどんなやつら? その2

 今回は残り、緑の大陸、青の大陸、白の大陸の新種族についてお伝えしましょう。


■緑の大陸
 生きている森のオペレーター。“ドリアード”





(イラストはクリックで大きくなります)


 緑の大陸は、複雑化した生態系が完璧にリンクして、大陸丸ごとが一個の生命体となっています。
 “ドリアード”は、その情報収集端末。「大陸の目」と言われる存在です。

 ストーリー上では、「王様を起こしに行く!」と言ったマキリ達が、その情報を集めるために出会う事になります。

 デザインは、実在するキノコ類をモチーフにした少女の姿。新種族の中で唯一の、“女性型種族”です。


■青の大陸
 何かの冗談か?! 世界を騒がす電脳の使徒、“マーフィーズ・ノイズ”






(イラストはクリックで大きくなります)



 かつての太古戦争以前、こんなやつらが本当にいたのか?!
 それはともかくとして、青の大陸に突如として現れた謎のフォログラフィ種族、“マーフィーズ・ノイズ”。
 青の大陸各地に打ち捨てられていたホログラフィ投影装置から、ビックリ箱みたいに出てきたようです。

 青の大陸のサイバー空間で自由に活動し、全然役に立たない(むしろ邪魔な)存在として、社会を混乱させる・・・ような事はどうやら、あまり無かったようです。
 タフで柔軟な青の大陸の人々は、「なんだ、またマーフィーズノイズか」とあっという間に慣れてしまった様子。

 彼等が口にする「D0版・マーフィーの法則」(例・「一人でも団結していないやつがいるならば、そいつがプランを駄目にする。」)は、僕たちプレイヤーも純粋に「あるある」と楽しんでいれば良い、言葉遊びのようです。

 しかしこれが、どうやら青の王出現の前兆らしいんですね・・・。



■白の大陸
 世界を作り上げし、愛すべき道具たち。〜プロトタイプ〜





(イラストはクリックで大きくなります)


 カードの中心にいるのは【ジェネシス・エンジェル】。後ろにいるロボットたちが典型的な“プロトタイプ”です。
 
 デザインコンセプトは、古きよき「ロボット」の姿。
 洗濯機に手足が付いたお洗濯ロボット。
 ヘッドライトが「目」になっている漫画チックなタクシーロボ。
 ドラム缶に手足が付いたような古臭いデザインのロボット。
 こうした郷愁を誘うデザインラインが魅力の新種族が“プロトタイプ”です。


 彼らは、マザー・パレスが白の大陸を築き上げた“第ニ創世記”に活躍した、作業用ロボット。
 本当はどうやら、もっともっと昔、太古戦争以前に生産されたものを、再起動させたものであったようです。
 今はその役目もほとんど無くなり、“トラッシュ・シティ”という白の大陸の外れに住んでいます。
 赤の大陸が攻勢に転じ、白の大陸に攻めて来ても、彼らを守ってくれる者はいないでしょう・・・・。
 予備パーツの生産も打ち切られ、仕事も与えられず、打ち捨てられた彼等“プロトタイプ”。


 そんな彼等にも、ずっとずっと昔から大切な、天使の友達がいました。
 最も古くから存在する“シングルナンバー・エンジェル”の一人、【ジェネシス・エンジェル】です。

 ですが彼等と彼女には、語ることもはばかられるような、悲しい未来が待っているのです。
 詳しくは、カードを集めてストーリーを紡いでみて下さい。・・・絶句します。泣きます。

 せめて“プロトタイプ&ジェネシスエンジェルデッキ”を組んで、ゲームで大活躍させてあげたいものです。


 いよいよ発売の“激戦をもたらす者”。オマケ記事付きの予約通販はこちらです(8月5日まで)。



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■06/08/03 新種族ってどんなやつら?


 期待の新作、“激戦をもたらす者”には、各色に1種類ずつ、新たな種族が登場します。
 ズバリこいつらが、ストーリー的にも、ゲームシステムにも「激戦をもたらす」のですが、さて、一体どんなやつらなのか?
 今回は、世界設定中心でお伝えしましょう。

 緑の大陸への、黒、青からの攻撃は一時中断された。
 赤の大陸は、白の部隊に蹂躙され続けている。
 黒の大陸では、ラインハルトの謀反が企てられている。
 白の大陸では、“王の出現”を現実の物にしないため、マザーコンピューターが天使に不信の目を向け始めた。
 青の大陸では、戦争を裏から操っていた情報ギルドが瓦解し始めていた。

 そんな時。
 各大陸に伝わる“王の出現”の前触れとなる、新たな種族達が現れた。
 キーワードは、過去の記憶
 太古戦争以前の記憶を持つものたちが、長らく封じられていた力を解き放つ時が来た!


■黒の大陸
 太古の記憶を持つ聖遺物“ツクモガミ”





(イラストはクリックで大きくなります)


 主に聖遺物保管庫に封じられていた、記録が無いほどに古く、勢力バランスを変えるほどに強力なアーティファクト(工芸品)が発見されます。
 これらはあまりにも古いため、“記憶”と“魂”を宿していました。
 これらが黒の新種族、“ツクモガミ”。


「ツクモガミは、悲しみの時代を覚えている」



 【大公爵ラインハルト(I-1)】の周到に用意された謀反は、黒の大陸に大きな混乱をもたらす事無く、おおむね成功を収めます。


ラインハルトのクーデターは、社交界に動揺を与えた。例えば、人形遣いコルヴィッツはお茶を飲む手を止めるほどだった。
 「あらまあ。祝賀パーティのドレスを選ばなきゃ。」



 が、その後の、


ラインハルトの治世は盤石だった。多数の貴族たちが新しい武器を手に入れるまでは。


 というフレーバーテキストが、“ツクモガミ”の持つパワーの恐ろしさ、この後の黒の大陸の混沌を予想させます。
 詳しくは、カードを手に入れて物語を読み解いてみてください。



■赤の大陸
 「砂漠には、戦士達の記憶が眠っている。」“デザートゴースト”






(イラストはクリックで大きくなります)


「黙示録の天使が戦線から切り離されるやいなや、サラマンダーとデザートゴーストは完全な連携をみせた。」


 赤の大陸地下に存在する、“マシン・インテリジェンス”(白の大陸で言うところのマザーコンピュータのようなものと推測されるが、あくまで遺跡の防御装置として働いているように見える)が、侵略者に対して出撃させた、“ブレードマスター”に続く新たな守護者。

 “コア”を中心に、周りの“砂”を取り込んで兵士の姿を成り立たせる、まさに砂漠の亡霊軍団。
 彼等も、「過去の記憶」らしく、かつて存在した英雄達の姿と能力を模していると考えられる。

 “ドラゴン”“サムライ”ときて“ソルジャー”。男のロマンが爆発しまくり。赤の大陸カッコよすぎ!


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■06/08/02 この夏、期待の新セット・“激戦をもたらす者”をチェック!





(イラストはクリックで大きくなります)


「冒険って大変ですね。」〜ピースキーパーエンジェル〜



 8月5日、いよいよ発売するディメンション・ゼロ第四弾、“激戦をもたらす者”!
 「激戦をもたらす」とは具体的にどういうこと何なのか?
 7月31日に行われた発表会で、僕と中村さんがお話した内容についてお話したいと思います。


 まずはシステム面の大きな変化。
 中央ラインの重視。

 今のところ紹介されているいくつかのカードに、
「中央ラインにいる時パワーを+1000する」【踊り子の靴】
「中央ラインに置かれた時、リリース状態になる」【哀愁のライラ】
「中央ラインの中央エリアに、自軍エリアと同じようにプレイできる」【ギガント・アングラー】
 といった、「中央ライン(縦列の真ん中)限定」の能力を持ったカードがあります。
 
 すなわち、今まで、「どこから攻めても基本的には等価」(厳密には、もともと中央ラインが最も選択肢が広い)であったディメンション・ゼロの「盤面の攻防」に、明らかに重要なラインを設定する事で、「このラインは譲れない!!」という“激戦区”を作り出すことになります。
 
 するとどうなるか!?
 極端な話、今までは、「君は右から攻めてくるのか。じゃー僕は左から攻めよう。」という、すれ違い・殴り合いに終始するプレイもあったのが、「ここは譲れん!!」というガチンコラインができた事により、もはやヌルい殴り合いでは許されない、「本気のぷん殴り合い!!」が始まるわけです!
 ゲームがよりダイナミックに、攻撃的になったと言えるでしょう。

 また、「中央ラインの中央エリア」を占拠したほうが明らかに有利になるため、かなり「攻めたモン勝ち」のゲーム性にシフト。すなわち、ゲームの展開速度も上がるという事です。

 相手のユニットを破壊し続けて勝利を狙う「コントロール系デッキ」も生き残るでしょうが、よりユニット戦闘に特化したものになるでしょう。
 それはそれで、ユニットが活躍する、初心者が見ても楽しそうなゲームになる事と思います。



 ここで、「中央ラインを制する」というテーマを、別の形で端的に表したカードを紹介したいと思います。






(イラストはクリックで大きくなります)



 3体の“プロトタイプ”が並ぶと「敗北しない」!
 この意味は、とんでもないドリームユニットなのは間違いありません。

 発表会でお話した通り、この、「中央ラインで3体並んだら超・効果発動!!」と言うユニットは、なんと各色の新種族に存在します!!(開発コード・『王様』または『ボスキャラ』)


 実はこのカードのアイディアは、一般プレイヤーさんと僕、中村さんとのコラボレーションなのです。
 数ヶ月前のカードゲームフェスタで、開発陣や関係者と自由に対戦できるイベントがありました。
 そこで、僕と対戦したプレイヤーの方が、【ウンバ・ウンバ(I-1)】を3体並べて攻撃してきた事があったのです。

「これは・・・!」「ジェット・ストリーム・アタック!」
 観客騒然!

 本当のところ、3体並べて攻撃する意味はまったく無かったのですが、手札に3枚の【ウンバ・ウンバ】が来てしまっては、「並べるしかないじゃないか!」(アスラン・ザラ風)という感じだったのでしょう。
(余談ですが、僕はそれに対し【パラドクス・ストーム(I-1)】を使い、「ウンバ・ウンバを踏み台にして」華麗に勝利しました。芸に対しては芸です)

 【ウンバ・ウンバ】を3体並べる。
 意味はありません。
 しかし、楽しい。夢がある。

 こうした、「夢のある行動」が、勝利に関係しないからまったく意味が無い。そんな窮屈なままで良いんだろうか?
 “ゲーム”というコミュニケーションツールの楽しみ方は人それぞれ。D0にはもうそろそろ、『遊び』の部分が出てきても良いんじゃないか?
 そう思った僕は、「3体並べたらすごい効果が発動するユニット」を中村さんに提案させていただきました。
 すると中村さんは、
「それは良いですね。今回の『中央ラインを強化』というテーマにも合っています」 
と快く受け入れてくださいました。

 そうして出来たのが、今回の“ボスキャラシリーズ”です。
 あの時、僕と対戦してくれたプレイヤーさんが見せてくださったパフォーマンス、「【ウンバ・ウンバ】ジェットストリームアタック」は、あの時点では意味の無い行動でした。
 しかし結果として、こうした新システムを生み出してくれたのです。
 
 やっぱりゲームは、開発陣も皆さんと遊んでこそ、より面白いものになっていくんですね。
 コミュニケーション・ツールである以上、当然の事だと思います。「内輪」で作っているだけではお客様に伝わらないもの、吸収できないものもあるのでしょう。
 ぼくも日頃のお客さんとの遊び、会話の中から、なにかを作り出すきっかけを常に探しているつもりです。
 
 しかし、大人から吸収するのは普通だけど、子供からの方が吸収しやすいのが僕の特殊なところですね。(そこの君、『単なるガキ』とか言わない)



 ・・・と言う訳で、プレイヤーの意見をさらに吸収して、よりダイナミックに、より攻撃的に進化した、ディメンション・ゼロエキスパンション3弾“激戦をもたらす者”!
 まずは近場のお店に向かってダッシュ!&予約です!

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 今回のおまけ。“激戦”面白カードピックアップ。
 【経済戦争】。




(イラストはクリックで大きくなります)


<
「待て待て待て、お前ら経済戦争の意味わかってねーだろー!」〜情報商人オウル・カーン〜




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■06/07/21 第1回・カードゲームプロプレイヤーになる最後の「楽な」チャンス! グランプリ3!

 約2ヶ月ぶりでございます。皆様。「毎日ディメンション・ゼロ」の季節がやって参りました。(わーい!)

 書きたいことがどっさりと溜まっております。大変です。ダダ漏れです。(お下品)
 これからの「毎日ディメンション・ゼロ」では

○実録・中村さんVS俺VS会長
 ぎゃーぎゃー言い争いながら、仲良くD0を作る人たちの“言える範囲の”内情。
 毎週1回ブロッコリー社内で行われている、“D0会議”についてもちょいとリーク。

○新エキスパンション“激戦をもたらす者”紹介
 各大陸に、新種族登場!彼等がもたらす“激戦”とは?!
 カード情報はオフィシャルをチェックしてもらうとして、こちらではその世界観を紹介! 最新の月刊ディメンションゼロ表紙で劇画調になってる“爆笑をもたらす者”マキリの謎とは?!(別に無い)

○祭りの日は近い! ディメンションゼロ日本選手権!
 参加する事に意義がある。その理由は・・・?

などなどのテーマでお送りしていきたいと思います。



 そして今回は! いよいよ明日はグランプリ3ということで、君たちに気合の入りまくるカードイラストを送ろうと思う!!

 グランプリ3じゃああああ!! 勝つぞぉおおお!!




(イラストはクリックで大きくなります)


 我等がヒーロー、【ボンガ・ボンガ(I-1)】様が雄たけびを上げる衝撃のイラスト。
 カード名は【勝利宣言(I-4)】。
 グランプリ3に挑む君たちに、この絵を捧げたい。



 ディメンション・ゼロのロゴの下に、何気なく書かれている“King of cardgame”の称号。
 つまり「カードゲームの王」。
 挑発的な、このタイトルに相応しくあろうとする事。それがディメンション・ゼロというカードゲームのアイデンティティのように思います。
 実際にそうなのかどうかではなく、それを目指そう。そして、そこに到達しよう!

夢追い人の言葉と笑わば笑え。しかし、本気でそう考えていなければできない様々な事を、ディメンション・ゼロは一つ一つやってきたのです。

 国産TCG初の高額賞金トーナメント定期開催を実行し、「正当な公認制プロ制度」を確立、「カードゲームは素晴らしいコミュニケーションツールだし、楽しい“遊び”だ。しかし、“子供の遊び”に留まらず、“その上”も目指すことができる!」という“道筋”を作りました。

 個人的には、実は「遊びで充分」と考えていました。
 しかし、「いつまでもカードゲームで遊んでいると、馬鹿にされる」という悩みを持つプレイヤー達の声が、数多く届けられるようになり、それにともない、様々な要因から、
「君たちが言ってるのは子供の遊びのカードゲームの事だろ? 知らないから言ってるだけだろうが、D0はプロ制度の賞金が出るカードゲーム。大人のホビーなんだぜ?」
と言い返せるものが、業界的に必要だったのも確かだと思うのです。

 馬鹿にするヤツには何を言っても無駄だし、放っとけば良いとも考えられます。
 が、実際に言い返さないまでも、ゲームをしている本人が、誇りを持って「カードゲームが好きだ!」と思えるためにも、D0のような「競技としての、頂点を目指すカードゲーム」の存在が求められていた。それは間違いないと思うのです。

 新聞、渋谷の巨大モニター、秋葉原の巨大看板。
 様々な、「一般の人」の目に付くところで、五味選手という「時の人」のビジュアルと共に展開された、ディメンション・ゼロのプロモーション。

 そこに明示される「プロ制度!」「年間賞金総額2千万円!」の文字は、
「なんだか一部マニアと子供の流行の中で、ゴソゴソとよくわからない事をやっている“カードゲーム”というものがあるらしい」
という今までの「一般の」認識に対し、
「賞金、プロ制度。知らなかったがそんな風に動いてきているのか」
と、一部の人の認識を改めるきっかけになったと思います。


 10年後に振り返った時に、手段や規模はまったく違えども、「ムシキング」「ラブ&ベリー」のように、カードゲームに対する一般の認識を変えた存在として認識される、そうなってもらいたいものです。

(余談ですが、今では“当たり前”のホビーに思われるガンプラも、1995年に初めてMGシリーズが発売された日に、30代の顧客が殺到した事が日経新聞に載り、「そうした層が多数いる」という事が社会的に認知され、その日を境に徐々に「マニアだけのもの」でなくなってきたのです。嗚呼、多数派で無いと安心して楽しめない日本人の悪癖)



 思考を戦わせるだけでなく、コミュニケーション能力を磨く事の重要な、「人間性を育てる事に適した遊び」、トレーディング・カードゲーム。
 この、素晴らしい可能性を秘めた遊びは、しかしまだ若く、様々な問題点を内包しています。
 それらの問題を解決した、「共感性・交渉能力・論理的思考能力・数学的才能を育てるに適した、安心して子供に与える事のできるもの」に、「カードゲームという新しい遊びを育てる」には、時間と、カードゲームをプレイする人ひとりひとりの“問題意識”が必要です。

 ディメンション・ゼロという“商品”が作られた事は、少なくともメーカーの一社が、そうした将来性も含めて、カードゲームに未来がある、と考えたからでしょう。
 だからこそブロッコリーは、“キング・オブ・カードゲーム”と銘打ったのです。
 未来に向けての、市場を作る、との意味で。

「カードゲーム市場そのものを大きくするためのカードゲームです」
 これは、第1回目の発表会から、一貫してブロッコリー会長、木谷孝明氏が明言している事です。
 それに相応しいゲームシステムは、ゲームデザイナー、中村聡氏が作り上げました。
 器となる組織、DPAは、カードゲームに大儀を抱く、多くの有志の方々が組み上げてくださいました。

 皆さん。
 カードゲームを愛する皆さんは、ただ、それに対して真っ向から楽しんでください。
 行き着く先の、頂点を目指す者に与えられるプロの称号。
 カードゲームを愛する者の、誇りをかけるに値するリング。
 ディメンション・ゼログランプリ3、開催です。
 まずは明日、前日予選のチャンス。疾れ、名古屋へ!!




(イラストはクリックで大きくなります)


 グランプリ3の次には、優勝賞金300万円(今までの3倍!)の“日本選手権”が待っている。もちろん誰でも参加のチャンスがあるぞ!


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