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短期集中コーナー、「毎日ディメンションゼロ その8」

ディメンション・ゼロに関して毎日毎日、書きたいことが山のよーに出てくるのですが、
時間の関係で不定期に更新するコーナーです。

これまでの「毎日ディメンションゼロ その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」もよろしく。



■07/01/26 ディメンションゼロ新種族紹介
 
 
○ホラーハウス
 


(イラストはクリックで大きくなります)

 
 左から、【陽気な森】【陽気な幽霊屋敷】【陽気な墓場】
 
 
 強大な魔力を持つ魔法生物である“ホラーハウス”は、その戦闘力のみならず、快適な住まい空間を約束する好物件(笑) 黒の大陸でも、多くの貴族が所持する事を願っている。
 
 それら“ホラーハウス”の大家さんは【黒衣の淑女ヘルガ】。
 
 【ヘルガ】はその美貌のみならず、数多くの“ホラーハウス”を所持する強力な戦力保持者として、無数の貴族から求愛、同盟を求められる有力な貴族であるが、めったな事では“ホラーハウス”を貸し出すことは無い。
(ヘルガさんちのポストには、無数の恋文と同盟申し込みの書簡が刺さったまんまになっているらしい。すげぇ放置プレイ)
 
 【ヘルガ】に認められ、ホラーハウスの主となるには、いかなる試練が必要なのか・・・それを知る者はいない。
 
 しかし今回、【永遠の少年メビウス(I-3)】が、3体のホラーハウスを【ヘルガ】より譲り受ける事となった模様。その理由はいかなるものか、カードに隠されたストーリーを読み取って欲しい。
 


○タートルシップ
 
 


(イラストはクリックで大きくなります)

 
 画像は左から【無敵艦隊の右翼】【無敵艦隊の旗艦】【無敵艦隊の左翼】です。
 
 グランプリ4の会場で展示され、後でご紹介する緑の大陸の【竜山脈】と人気を二分した大迫力のイラスト。
 やはり合体ベースのイラストを3枚並べると、その迫力は圧倒的ですね。
 

「タートルシップは海を行く。セイレーンの歌を帆に受けて。タートルシップは空を行く。セイレーンの歌に酔いしれて。」
 【船首で歌う魔女】フレーバーテキストより


 
 タートルシップは青の大陸の主な海運(空運?)手段。
 海亀のような巨大生物を魔法科学で改造し、空を飛べるようにして“船”として活用できるようにした、言ってみればサイボーグのようなもの。
 

「転移装置に膨大な魔力が必要で一定のリスクがつきまとう以上は、大量輸送の主役はやはり海路だ。」
 【タートルシップ・ソウル】フレーバーテキストより

 
 
 との事で、かなりの数があるようです。
 
 平時は出来るだけ多くの積荷を積めるよう、武装していない事が多いのですが、世の中がキナ臭くなってくると大砲やらなんやらで武装されていくそうです。
 
 中村さん曰く、「バードマンは『世界の海は俺達のもの』と思っています」との事なのですが、空=海だとすればすげぇ勢力範囲ですな。
 


○コロッサス
 
 



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 画像は新種族コロッサスの【変形城砦リコッタ】です。
 
 
 白の大陸で長々と開発・建造されていた超兵器。
 戦争の開始と共に急ピッチで建造が進められ、今回、ついに機動開始。
 
 赤の大陸の反攻時(“激戦をもたらす者”での戦い。切り込み隊長【ツインバイト・ドラゴン(I-2)】が【絶対魔法防壁(I-4)】によって阻まれた姿などが描かれている)の防衛戦には間に合わなかったが、第二次進行に向けてか、あるいは防衛戦線を築くためか、白の大陸各地に着々と配備されている。
 
 一応、自由意志を持っていて喋る設定。イメージとしては意識を持った宇宙船とか。
 “敵は海賊・海賊版”とか“アルカディア号”とかと言えばわかりやすいか。コアがあって「我が友よ・・」と語りかけてくるよーな。
 ♪君がぁ気に入ったなら、この船にぃノルウェ〜♪
 


○ベヒーモス

 旧約聖書にある「巨大な怪物」の名を冠された新種族。その名の通り、ひたすら巨大!!
 
 


(イラストはクリックで大きくなります)

 
 画像は左から【竜頭山脈】【竜剣山脈】【竜尾山脈】です。
 
 
 “緑の獣王”の復活と共に、緑の大陸の大地が割れ、その中から出てきた超巨大生物。それが“ベヒーモス”。
 やたらと建物がくっついたりしていますが、れっきとした生物です。知能は恐竜並みとの事ですが。
 
 “獣王”は【巨竜城ブラキオ】に住む事になるそう。
 しかしこの獣王・・・とんでも無い事しやがります。ああっ! 【妖魔の使者(II-1)】が! 【象砲手バルカン(II-1)】がエライ事に! 詳しくはフレーバーテキストで。
 
 ・・・・関係ないけど“ベヒーモス”を使いながら某キャラクターのように、
「恐竜さんザウルス」
「スマッシュだドン」
とか言ってみたくなるのは俺だけ?
 


○スチームギア
 



(イラストはクリックで大きくなります)

 
 画像は【つぎはぎの一夜城】です。
 
 
 赤の大陸の戦力をまとめ上げ、白の大陸に打って出ようと画策する、【不敗のオリオン(I-4)】が蘇らせた新種族。 
 “デザートゴースト”、“ブレードマスター”や“ジャガーノート”“サラマンダー”を格納し、自ら移動して戦線に送り出す、まさに“機動要塞”と言える存在が、この“スチームギア”。
 
 中村さんのお話によると、自由意志を持ち、喋るらしいとのこと。
 デザイン的に大体は「ござる言葉」が似合いそうですが、どうなんでござろう?


 どうやら、超科学技術的な蒸気機関で起動する“スチームギア”には要塞的なモノだけでなく、小型の戦闘兵器のようなモノもあるらしく、地下都市【アンダーグラウンド・メイズ】に迷い込んだ【アポカリプス・エンジェル(I-2)】と【二粒の涙トゥペケンヌペ(I-1)】が、生き残る為に協力してスチームギアと戦う姿が描かれています。
 
 



(イラストはクリックで大きくなります)

 
 画像は【一時だけの友情】です。
 

「機動要塞同士の激突。無限に湧き出る軍勢が相争う、いつ果てるともつかない地獄絵図。オリオンが想定する戦争は、まるで太古戦争の再現だった。」
 
 
 とあるカードのこうしたテキストからは、“機動要塞”のもたらす激戦の光景が目に浮かびます。
 ストーリー上ではまだ実戦に参加していない“機動要塞”たちですが、僕たちは・・・そう。カードゲームでの対戦で、その戦いを先取りできるはず!!
 
 “機動要塞”(ベースや暴走ユニット)を使った、新しい戦いの激しさを、最新弾のカードで思いっきり先取りしてやろうじゃありませんか!!
 


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■07/01/20 環境を激変?させる裏テーマ、「プランを攻めろ!!」
 
 


(イラストはクリックで大きくなります)


巨竜城ブラキオ

種別:ユニット
種族:ベヒーモス
タイミング:クイック
召喚コスト:緑2無2
移動コスト:緑1無2
パワー:9000
スマッシュ:2

効果:
プランゾーン効果 暴走7(このカードがプランゾーンで表向きになった時、あなたのエネルギーゾーンにあるカードが7枚以上ならば、以下の効果を誘発する。)
『相手はあなたのエネルギーゾーンにあるカードを1枚選び、リリース状態ならばフリーズする。そのカードは次の支配者のリリースフェイズにリリースしない。』

 

 
 “暴走ユニット”はコストの割りに強力ですが、自分がプランを使いにくくなる能力。
 D0というゲームの最大の特徴であり、大きなアドバンテージを稼ぎ出す“プラン”を自ら封じてまで使うべきか?・・・・というのが引っかかります。
 
 自分がプランを使えない(使うと怖い)のに、相手はガンガンとプランを使う・・・これでは相手のほうが楽しそうで、せっかくの新システム“暴走”が魅力的に見えません。
 新システムに魅力が無ければ、盛り上がりにも悪影響が出てしまいます。
 
 だから、中村聡のゲームデザインを理解している人や、ちょっとゲームデザインのセオリーを理解していた人は、何となくこう思っていたのではないでしょうか。
「“暴走”などと言う、ある意味自分のプランアドバンテージを放棄するシステムが入るのならば、相手を自分の土俵まで降りてこさせる『相手のプランを阻害するカード』も同一エキスパンションに入っているのでは無いか?」 
と!
 
 どうやらその通りのようです!!

 


(イラストはクリックで大きくなります)


マスプロデュース・エンジェル

種別:ユニット
種族:エンジェル
タイミング:クイック
召喚コスト:白1無1
移動コスト:白1
パワー:500
スマッシュ:1

効果:
このカードは対象にならない。
相手がプランゾーンからカードをプレイした時、ターン終了時まで、バトルスペースのスクエアにあるすべてのあなたのユニットに以下の能力を与える。
『このカードは対象にならない。』

 

 
 

天耳童子

種別:ユニット
種族:ホムンクルス
タイミング:クイック
召喚コスト:黒2無4
移動コスト:黒1無2
パワー:6000
スマッシュ:1

効果:
相手が自分の山札をシャッフルした時、相手はバトルスペースのスクエアにある使用コスト4以下の自分のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
[黒2無4 このカードをフリーズする] 《ノーマル》 あなたは相手の手札を見てカードを1枚選ぶ。相手はそのカードを持ち主の山札に戻してシャッフルする。

 

 
 【天耳童子】を見る限り、今後発表されるカードにも、「プラン阻害能力」とも言えるカードが入っていそうな雰囲気です。各色に数枚ずつ、そうした「環境を変化させるカード」が入っているのではないでしょうか?

 
 プランを強化した後は、その逆のゲーム性にも可能性を作っておく。そうする事で、ユーザーの選択範囲を広げようという意図。
 
 もちろん、どんな戦略を選び、どんなデッキを作るかは完全にプレイヤーの自由裁量です。
 ですが、ゲームの環境とは固定化されてしまうとだいたい半年で飽きられてくるものじゃないですか。
 そうした“流れ”を予期すらせずに、「ゲームの方向性」まで野放しにしてゲームを作るのは、単なる無責任だと思います。
 
 だから、“未来を見据えて責任を持ってゲームデザインをしている”というスタンスであれば、前もって「こう楽しんで頂いた後は、こう楽しんでもらう」という大まかなプレゼンをゲームデザインに仕込んでおく必要があります。
 少なくとも、初期の僕がテストプレイヤーだった頃は、中村さんのスタンスはそうだったと思いますし、今でもそうでしょう。
 
 しかし中には、こういった流れは、なんだか計算されているのはイヤだなぁ、という人もいるかもしれません。
 
 結論から言うと、よく出来たエンターティメントの演出や、完成度の高い遊びほど、完璧な計算の上に成り立っているので、そう考える事自体ナンセンスなのですが。
 
 もっとミクロな視点で言えば、デザイナーズ・デッキってありますよね。
 
 デュエルマスターズ→サバイバーデッキ、ウェーブストライカーデッキ、グランドデビルデッキ
 ガンダムウォー→ラフレシア、水ジオン、死の旋風デッキ(エラッタ前)
 遊戯王→六部衆デッキ、E・HEROデッキ
 
 これらは全部、デザイナーによる“仕込み”。しかし、それがあるからこそ、わかりやすく、安心してデッキを作って楽しむ事が出来ます。
(無論、トップを取るのは、デザイナーデッキにひとひねりを加えた、またはデザイナーを越えたオリジナルであるべきです)
 
 
 今のように「プランが強い」と言われる前には、「なんとか、D0のオリジナリティである“プラン”を楽しんでもらおう」というデザイナー側の願いがありました。
 
 今だから言いますが、現在、「プランを使うのが当たり前」と思われているディメンション・ゼロ・・・
 最初のビフォア・センチュリーが出た時、いや、ファーストセンチュリー発売後ですら、きちんとプランを有効利用しているプレイヤーは、ほんの一握りだったのです!!
 「そんなはずは無い」「俺は使っていた」と皆さんおっしゃるでしょう。事実、ちゃんと使っていた方もいらっしゃいます。
 しかし、圧倒的多数のプレイヤーが、“プラン”という新しいアドバンテージの宝庫を、有効には利用していなかったのは事実です。(手札が無くなってから、思い出したようにプランをめくる人が多かった)
 だから、もっとも初期のビフォア発売直後の触感を得て、「積極的にプランを使ってもらおう」と“プランゾーン効果”が作られたのです。
 
 D0のオリジナリティであるプランを楽しんで頂く、という目的は果され、強力なデッキが生まれ、一つの結果が出てきました。
 だったら、ちょうど良い、ベストな「ひっくり返すタイミング」じゃないですか(笑)
 
 
 何かが出来上がれば、それをひっくり返す。物事はそうして成長し、進化していきます。
 「せっかく強いデッキが出来たのに!」とその場に留まろうとする者は、残念ながら放っておくしかありません。変化があるからこそ面白いのですから。
 だいたい、「プランは死んだ!」とかいう極端な事にはならないでしょうしね。相性問題が発生した、考える要素が増えた、という事ではないでしょうか。
 どちらにせよ、“暴走!機動要塞”は環境を変えてくれるはず。それがどの程度の「ちょっとした変化」か「激変」なのかは僕にもわかりませんが・・・とにかく、無視できるエキスパンションで無い事は間違いないでしょう!
 発売をお楽しみに!!


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■07/01/19 最新エキスパンション、“暴走!機動要塞”もうすぐ発売!! 美しいイラスト一挙に公開!

 
 “ベースカード”を主軸とした新たなシステムで、今までに無い戦術を楽しむ事の出来る、セカンドセンチュリー初のエキスパンション“暴走!機動要塞”、今月末、いよいよ発売だああうりゃうぉあ!!
 はあ、はあ、すいません。興奮しすぎました。
 いや、だって、ブロッコリーさんに見せてもらった新規イラストが、どれもスゲーカッコいいんですもの。
 
 セカンドセンチュリーから、有名イラストレーターさんを大量投入し、コレクターにも満足頂けるよう絵のクオリティアップにも注力してきたディメンション・ゼロですが、今回、メールマガジンの“中の人”のお話によりますと、なんでも、 
「メカを描けるデザイナーさんが、大幅に、超絶パワーアップですよ! 特に新種族“コロッサス”(白の大陸新種族。変形する巨大要塞ロボ!)が激燃えです!!」 
との事!!
 さっそく、その素晴らしいイラストをいくつかご覧いただきましょう!!

 ・・む、そうだ。その前にひとつお願い。
 せっかくのお勧めの素晴らしいイラストですので、ご面倒でしょうがぜひクリックして、最大画像でご覧頂きたいと思います。
 いや本当に、インパクトが全然違いますよ!
 
 ・・・さて、ご準備はよろしいですか?それでは、ご覧下さい!!
 


○メカがお好きな方にはこちら!!
 
 



聖騎士ホーリーハンマー
(イラストはクリックで大きくなります)

 今までの“パラディン”の中で一番ロボットっぽくカッコイイのでは?!
 噂によるとベースとかみ合わさった能力があるらしい。やはり今回のキーワードはベースのようだ!
 
 



クランツクーヘン
(イラストはクリックで大きくなります)

 新種族、“コロッサス”の名前はなんと洋菓子から来ている!
 “クランツクーヘン”は王冠の形をしたケーキの名前だ。という事はコイツは間違いなくコロッサス。



○美しい女性イラストは・・こちら!!
 



船首で歌う魔女
(イラストはクリックで大きくなります)

 “セイレーン”といえば“仲間たちの絆”で強化された、青・白の種族テーマデッキの種族だけど、実は新セットが出るたびに“種族デッキ”は、うっかりするととんでもないパワーになっている事が?!
 新セットが出た時はいつも、「種族デッキを作るなら・・・」という視点も忘れないでおきたい。



○やっぱりモンスターが主役!という方はこちら!!
 



巨竜城ブラキオ
(イラストはクリックで大きくなります)

 イラストのあまりの美しさに、思わずゴールドカードとして選ばれた(笑)という逸話のある、緑の新種族“ベヒーモス”のカード。オフィシャルホームページでも公開された。
 ・・・・ぜひ拡大して見てみてほしい。実に幻想的で、美しいイラストだ。僕なんか壁紙にしてますよ。つーか、ポスターにしてくれ、ブロッコリーさん。
 
 



海運商人グル・フリント
(イラストはクリックで大きくなります)

 バードマン・マニア待望の、羽毛のフカフカした感じが最高な“カモメの船長さん”だ!
 各色共に「ベースがあれば能力発動」というユニットがいるらしいが・・・青のユニットにはどんな能力が?!
 
 
 
 内容について詳しくは、今後の“毎日ディメンションゼロ”でお伝えしていきます。(カードキングダムラジオの「これ、教えて!」のコーナーでも“暴走”“合体”について秘密情報が!)
 お楽しみに!
 
 毎度お馴染み、予約者だけに送られる「秘密デッキ・D0エックス」の記事が手に入る! ボックス通販予約コーナーは→こちら!!



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■07/01/12 働くおじさん こそこそ色々やってます

 突然だが皆の衆、“ぎゃんぶる太平記”って漫画を知ってるか?
 その単行本をゲーマーズで買うと、D0のプロモーション・カードが付いてる。見た事のある諸兄も多いと思うが・・・これ。



 すげぇ違和感だが(笑)、別にヲタ絵でもないし、“プロモーションカード”としてはアリなカードだと思う。コイツで団結デッキを組むのは大変だろうが、ぜひやってみたいよね。

 さて、なんでこの漫画にD0のプロモが付いてるか?というと、実はこの漫画に、
「D0のプロプレイヤーになって、遊びながら金を稼ぐぜー! ぐわぁやられた現実は厳しい以下略」
という、実体験漫画が数回に渡り、書かれているからなのだ。

 これがすげぇ面白くて、特に漫画になった現実の舞台の現場にいた僕としては、毎回爆笑モノでした。

 蒲田店常連の“ジャック・ジェノキエール君”が男前に書かれていたり(いや本人も男前だが)、天才小学生プレイヤー“太陽君”が、
「【失恋の痛み】を使います!」
と宣言したところに、
「どんな痛みか知らないくせに・・・ッ」
と突っ込んでいたり。(いや全く)

 連載していた雑誌は、ヤングアニマル。
 そう。“ベルセルク”や“ふたりエッチ”、最近ではクラウザー様の“デトロイト・メタル・シティ”で有名な、隔週漫画雑誌だ。
 実はこの漫画の攻略記事に、当社が協力してました。
 グランプリ1直前に何度か載ったコラムで紹介されていたデッキは、僕達が作ったものだったのです。

 「ヤングアニマルで紹介するには、どんなデッキが良いかな?」とカードゲーム初心者の多いであろうヤングアニマル読者層を鑑み、

○ややこしいルール(スタック)を知らなくても扱える。
○ダイナミックなプレイが楽しめる、「攻める」事のできる。
○当時流行の“クレーターミュラー”“歌劇場”にも簡単には負けない。

である事を“全て”クリアーしなければならないという、とてつもなく高いクオリティーを要求される仕事となりました。

 結果として僕の出した答えは、聞いてしまえば単純なモノなのですが、“ヤングアニマル”に相応しいデッキネーム“アニマルズ”。緑単色、動物型種族のユニットてんこ盛りのデッキ。
 エネルギー加速を重視して“クレーターミュラー”に対抗しながらも、決してオーバーパワーにならないよう、“歌劇場”を置かれてもラインを埋めることの出来る“機動力”を併せ持った、「機動型緑単色デッキ」でした。
 当時多くのデッキが【カオスビースト・ゲンブ】【カオスビースト・スキュラ】を使っていたのに対し、移動コストの低い【マグマ・ギガント】を優先するという、移動力の大切さを推した構築。
 ベースを張って強化したラインで速攻攻め込むため、ベースは多めに投入。
 ちゃんと「動物らしい」カードを増やして、“アニマルズ”らしくしたしね。


 ヤングアニマルさんは、その時に僕達が協力させて貰った事を今もずっと覚えてくれていて、それからずっと、“ヤングアニマル”の新刊が出るたぴに練馬の本店に送ってきてくれています。なんて義理堅い人たちなんだ。

 そのころの思い出が、鮮明に思い出される、この【レッドアイ・ナイト】のプロモ。
 見ていると懐かしさと、充実感がある1枚です。



 ・・・・と、前々から思っていたのだけど、このホームページを見てくれている皆さんは、僕の仕事をどのくらい見てくださっているのだろう?
 僕がこのホームページ以外で記事を書いている(あるいはその協力)事を、ご存知なのだろうか? 今回のヤングアニマルの話のような。
 この際だ。ちょっと書き出してみましょう。



○「いけっち店長の不定期コラム」
 D0オフィシャルホームページのコラムコーナーで、デッキ紹介記事を時々書かせてもらってます。本当に不定期(笑)
 でも、紹介したデッキはけっこうたくさんの皆さんが作ってくれているようで、嬉しい事だ。


○D0初心者講座「知識で差をつけろ! ディメンションゼロ 必勝テクニック集」
 同じくD0オフィシャルホームページのコラム内。
 僕が書いた訳じゃないけど、当社の優秀なスタッフ“しまむー”が書いたもの。・・・いや、これが身内を誉める事なるが、真面目に良い出来!
 画像を使って実際のカードの動きを視覚的に紹介したこの記事は、今見ても「そういえばそうだな・・・」とか、「あれ? そんなテクニックあったっけ?!」とビビる事請け合い。
 D0初心者は必見の、名記事と言えると思う。

 ついでに言うと“しまむー”は、ディメンションゼロ・マガジンでも毎回デッキ紹介記事やルール説明記事を書いている。
 デッキ紹介の場合は、「新システムの理解につながるデッキ」というテーマなので、ぜひお試し頂きたい。


○ディメンション・ゼロ初心者講習会マニュアル
 遊宝洞さんが以前作った、「多人数に向けての初心者講習“会”向けのマニュアル」を補完する形で、カードショップで実際に多い、「1人か2人の初心者に対し、店員が直接会話しながらルールを教える際のマニュアル」として僕が作ったもの。

 仕事で作った真面目なマニュアルですが、当ホームページ読者の皆さんが読んだ場合、「ああ、こりゃいけっち店長が書いた文章だ」と思えるような、全編通しての「池田節」が炸裂しています。

 僕が長年、カードゲームをお客様にお教えする際に培ってきたノウハウを凝縮したつもり。
 まあ、カードゲームショップを経営している方にとって見れば当たり前の内容なのですが、それをまとめてみた事には意義があったかと思います。

 本来こうした“接客方法”の多くは、研修での“口伝”で伝えられるもの(カードキングダムフランチャイズに入ると、こうした研修があります)ですが、それを文章化するという「普通絶対無理」な無謀なテーマに挑んだ結果、マニュアルとしては直接的には使いにくく、読む人間の理解力の限界に挑んでいる面もありますが・・・「初心者にカードゲームを教える際に心に留めて置く事」が、相当具体的に書かれているのは、復習程度には役立つかもしれません。完成に丸5日を費やしました。

 カードショップ店員か、講習会を開いたジャッジ資格者しか読んだ事のないレアなものですが、もしも「カードショップで働いてみたい」という方がいましたら、ぜひ講習会を開き、読んでみてください。
 講習会を開いたら、ブロッコリーさんから“講習会キット”として送られてきます。


ゲームジャパン・D0ページ「いけっち店長一口コラム」
 雑誌、ゲームジャパンのD0ページで、端っこの方にひっそりと毎月載っているコラムコーナー。
 毎回、1ヶ月先の掲載になるので、何を書くか悩みますが、「お店の立場からD0をアピールする」というテーマで書いています。

 ずばり、“毎日D0”と“おやじロック”を足して2で割ったような内容。その辺りのコーナーを読んで下さっている方には、ぜひチェックして頂きたい記事。
 新弾の効果的な活用方法や、マナーの問題等、当ホームページでも書かれていない情報、ネタが毎回連載。

 しかし今まで、特に読者からの反応が今まで無かったので、「はて、ちゃんと読まれてるんかいな?」と思っていた・・・しかし先日秋葉原にいらっしゃったお客さんが、
「いけっち店長さんですね?! ゲームジャパンのコラムを毎回読んでいて、『この人ならば僕の言いたい事が解ってくれる!!』って思って群馬から来たんです!」
と言ってくれたので、少なくとも1人は読んでいた(笑)事が発覚。

 しかし、この人との会話はその後がすごかった。

僕「おお。ありがとう。あのコラムを毎月読んでるって言ってくれたのは君が初めてだよ。じゃあ、ウチのホームページは何年前から見てくれてる?」

彼「ホームページ? 何ですそれ?」

僕「え? じゃあラジオは?」

彼「ラジオ?」

僕「・・・もしかして本当にゲームジャパンのコラムしか知らないの?!」

彼「ええっ?! アレ以外に何か書いてらしたんですか?!」

 世の中、面白いぜ。


ゲームジャパン・カードキングダム広告ページ
 毎月載ってる広告ページに、何気にコラムが。


 そのほか、業界紙トイジャーナルのカードゲーム特集で、1ページ丸ごと「カードキングダム池田社長インタビュー」が記事になってたり、練馬春日店がテレビに映ったりと、最近妙にメディアに露出してきている。
 秋葉原店には3社ほど取材が来てくれたし。

 ホームページで知られるばかりでなく、色んなところで僕の事、あるいはカードキングダムを知ってくれる人が増えてきたようだ。
 嬉しいけど、なんだか不思議な気分だ。
 ちょっと前まで田舎のカード屋さんの店長だったし、今も子供と対戦してるのが一番楽しいんだけどね・・・・・。

 まあでも、手ごたえは感じられている。今後ももっと色々やれそうだ。
 これからも皆が手伝ってくれれば、だけど。



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■06/12/24 働くおじさん 会長が対戦するのは遊びなのか?&冬休み地獄行脚


木谷会長 「先日はイベントに行ってきましてね。たくさんのプレイヤーさんとD0で対戦してきましたよ」

 ブロッコリーの木谷会長は、D0の新弾が発売されるたびに新デッキを作り、あっちこっちのショップに対戦の旅に出る。そのたびにユーザー、お店の声を拾い上げてきて、必ず次の企画の肥やしにしている。

  カードゲーマーならば解るだろう。基本的にこのカードゲームって物はコミュニケーション・ツールだ。
 「人の垣根」を壊し、対等な立場で話し合えるきっかけを簡単に作り出してくれる、優れたコミュニケーション・ツール。
 大人と子供が一緒になって遊べるゲーム。だからこそ、会社の社長と小学生が対等に話し合う手段にだって、なりうるのだ。

 ブロッコリーという上場企業の会長・・・トップが、一見お遊びに見えるこのイベントを、その貴重な時間を使って何度も何度も行っているのはどういうことか。

 それはつまりこのイベントが、想像以上に生産的で、刺激に富み、商品開発やプロモーションに大きく貢献している“仕事として価値のある事”である事実を示している。

 誤解しないでもらいたいが、ブロッコリーという会社や、木谷会長の人格を誉めろというつもりは無い。しかしカードゲーマーならばこれは信じられるだろう。
 少なくとも、木谷会長はカードゲームを本気で開発し、本気で売っているという事が。

 会社のトップが、商品開発の最前線に立たなければ、この、“カードゲームという全く新しい商品”の開発・販売スキームは形作れない、と会長は判断しているのだ。


 他では、一体どこのメーカーのトップが、自分自身カードゲームをやり込み、デッキを作って全国を回り、ユーザーと交流しているというのだろう? それを考えれば、ブロッコリーほどカードゲームと真摯に向き合っているメーカーは無いと言いきれる。


 しかしもちろん、その事で他のメーカーを非難するのは間違いだ。多くのメーカーにとってカードゲームは、大切な商材ではあろうが「数ある商品のひとつ」に過ぎないのであり、そこまで注力する必要は無いのだから。
 例えばバンダイナムコさんは、キャラクタービジネスに注力し、その価値を高め、人気のあるキャラクターの寿命を長引かせようとしている。
 この前合併して“タカラトミー”となったが・・・例えばタカラさんは、リカ・ジェニーといった長く愛されている商品を文化として捉え、売り上げが低迷している時も見捨てず開発し続けた。
 トミーさんは、“プラレール”“トミカ”の博物館を作り、世代を超えて愛される玩具として価値を維持している。
 コナミさんには、“遊戯王”をこれからも長く続けてもらいたいし、アニメで描かれている世界が一部でも実現に向かって進むよう、努力してくれる事を多くの人が期待しているだろう。


 ブロッコリーがカードゲームに注力するのは、そうした企業の方向性の表れだ。

 木谷会長のように、企業のトップが自社の製品を自分自身使ってみる事は、一見当たり前のように見える。
 が、普通、ほとんどの企業のトップは“経営者”であり、商品開発になど関わっている人はまれだ。商品開発のトップと企業のトップが兼任しているところなど、実はそう多くない。

 しかし、企業のトップとして経営ももちろん立派な仕事だが、それが会社にとって至高の仕事というわけではない。営業も会計も販売も、商品開発もどれも必要な部署である、という見方で言えば同列だ。
 会計の予算を無視して事業は進められないだろう。
 顧客のニーズを的確に掴んだ情報を集めなければ、商品開発はただの博打に成り下がる。
 商品開発の方向性と重要度を経営が理解していなければ、企業としての方向性を見失う。
 営業が自社製品の素晴らしさを信じ、熱意を持たなければ、せっかく作った商品も倉庫の肥やしだ。
 経営は、会社の方向性を定め、どこに注力するか、各部署をどうコントロールするかを決定する部署。だから最高権力ではある。

 にもかかわらず企業のトップである木谷会長が、経営から退き、「商品開発部門最高責任者」になって子供たちとデュエルしているのはなぜなのか。
 答えは、さっきも言った通りだ。

 会長は、カードゲームの売り方、あるべき姿を自分自身で最前線に立って模索し、本気でこの業界を育てようとしているのだ。
 「カードゲームなんて、適当なルールの紙タバに人気のキャラクターを乗っけて、レアや限定プロモで釣れば適当に売れる」という考え方に、「違うんじゃないか?」」「もっと大きな市場や、未来につながる売り方があるんじゃないか?」と疑問を抱き、それを自分で見つけ出し、作り上げようとしているのだ。
 (より詳しくは“毎日D0その1その2”の“働くおじさん”を読んで頂きたい。なぜゲーマーズにはデュエルスペースがあるのか・・・など)
 その結果考え出された売り方、商品のテーマに対して、一つ一つ細かい点では文句のある人もいるだろう。それは当然だ。
 しかし、他のどの企業のトップが、木谷会長のように真摯に、理想を持って“カードゲーム”に相対していると言うのだろう?
 この点は否定できないと思う。ブロッコリーという企業は、ただ単にカードゲームを売ろうとしているだけじゃない。この業界を大きく育てようとしている。


 本田宗一郎という人がいた。
 ご存知ホンダ(本田技研工業株式会社)の初代社長だ。
 この人、一代で世界企業を作った偉人なれど、一生、技術者であり続けた。
 別に儲かるからとかそんなのじゃない。良いエンジンを作りたい、良い車を作りたい、全く新しい価値を生み出したい・・・そうした「わがまま」を貫き通した一生だった。

 その「わがまま」のおかげで、日本の車は世界一の商品となり、日本という国そのものを富ませる“基幹産業”にまでなった。
 全く商売にならないと考えられていた“ロボット”も、次世代の基幹産業として期待されている。これも本田宗一郎氏が追い求めた夢だ。

 経営は頼れる右腕副社長に任されていたが、副社長は本田宗一郎氏の「わがまま」を実現させる事こそが、会社にとって、ひいては日本という国にとって、最も良い事だと信じてバックアップし続けたという。

 こういう企業こそが、新しい価値を生み出し、偉業を成すのではないだろうか。
 僕はブロッコリーという企業が、こうした体質と体制を持っていると思う。


 ・・・・誉めすぎ? いや、実はもう少しクールに考えている。本田宗一郎は夢の多くを実現させ、実際に日本を富ませる一因まで生み出したが、木谷会長のチャレンジは、そう。まだ始まったばかりなのだ。まだ、完全に実現しているものではない。

 国産初の競技カードゲームであるディメンション・ゼロは、日本のカードゲームを明らかに「次のステージ」に持って行きつつあるが、私見としては、マナー問題の啓蒙(果たしてメーカーが主導すべきかどうかという根源問題があるが。販売店の全てが協力的とは限らない)や、対戦そのものをエンターティメントとして演出する工夫など、まだまだやるべき事は山積みのように思う。

 それに、ホンダの成功も、本田総一郎氏個人が頑張っただけで実現したものじゃない。世界を相手に、マン島レースで優勝したホンダグループを熱狂的に称えた人々の声援も、夢の実現の力になっただろう。

 つまり、木谷会長の思い描いている夢は、ブロッコリー一社で叶うものでは無く、いくつかの企業の協力と、カードゲームを商う事に誇りを持つ販売店と、何よりユーザーの理解と支持が必要だと思うのだ。
 それがかみ合って、実際に大きく成功した時、「みんなの成功」と言えるだろう。今は称えるのではなく、「期待」し、「協力」したいと思うのだ。


 会長は、D0の新弾が発売されるたびに毎回、自分自身でカードを買って、1ユーザーとなって商品に対する率直な感想を話す。

木谷会長「池田さん、4ボックス買ったんですが・・・【ノックアウト】を2枚しか引かないのはおかしいんじゃないですかね。」

僕   「いや、アンコモンってけっこう揃いにくいですよ」

木谷会長「10ボックス買ったんですが、シルバーレアが偏ってましたよ! 【琥珀童子】と【獣王の門】を3枚ずつ引くってのはどういうことですか!!」

僕   「いや、カードゲームってそーゆーものですから」

木谷会長「白のレアは【煌く鋼糸の乙女】と【轟く斧の乙女】の再録ばっかり引くし・・・この商品、おかしくないですか?!」

僕   「会長会長、これあなたの会社の商品」



 自分の会社の商品を買ってくださるお客様と、その商品を通して触れあう。
 
木谷会長「【ボンガ・ボンガ・ボンガ】そんなに集めたの?! 凄いなぁ・・・僕も【テキラーサンライズ】集めてるんだけど、交換してくれない?」

 実際に1人のユーザーとしてお客さまと向き合い、同じ立場で対戦して遊ぶ。そして意見を交換し合う。

木谷会長「あそこで【ステルス・スナイパー】は強いよなぁ・・・あれで勝負が決まりましたよね」

 それによって得られた意見や考え方を、具体的に商品にスピンアウトするのはとてもクリエイティブな仕事だ。しかし会長を含めD0の開発スタッフは、何とかそれに挑戦している。(なぜ断言できるかって? 僕もその開発スタッフの1人だからだ)


 無論、会長と子供達では「目線の高さ」は違うし、大人の意見の中にも全くもって現実的でないばかりか、「明らかに間違った暴論」(例えばレアリティを無くせ、とか)もあるが、実際に会って話をした人達との交流は、間違いなくブロッコリーの商品開発に生かされていると思う。


 なぜそれが断言できるかといえば、それは、僕が毎回、旅を終えた木谷会長から、「今回、こういう意見を聞いたんですけどね・・・・」という話を聞くのを、楽しみにしているからだ。




 そんな訳で!

 僕も、今年の年末年始は各地を回り、できるだけたくさんの人と交流してきたいと思います。

 ブロッコリーカードゲーム以外(デュエルマスターズやガンダムウォーや遊戯王やら・・)のプレイヤーの意見も取りまとめ、各メーカーに届けてみようかな、と。
 その意見を生かしてくれるかどうかは各メーカーの判断ですから、意味があるかどうかは相手まかせですが、各カードゲームプレイヤーの皆さん、どうか一縷の望みをかけて、僕を使ってやってください!


■冬休み・いけっち店長袋叩きデュエル大会&業界こぼれ話トークライブ

 君の自慢のデッキで店長と勝負だ!出来るだけオリジナリティのあるデッキで挑戦してくれ!(良く使われてるデッキは正直つまらないぞ。)

 対戦の合間には、カードゲーム業界のこぼれ話が飛び出すかも?! DO制作途中にあった出来事や、最新のホットなネタ話など、裏日記にも載ってない爆笑必至の話題がいっぱいだ! カードゲームがより楽しくなるぞ。

○巡業予定 
 12月25日(月)カードキングダム秋葉原
    27日(水)カードキングダム蒲田
    28日(木)カードキングダム練馬春日
    30日(土)群馬県カードキングダムカタヤマ
    31日(日)群馬県カードキングダム伊勢崎
 1月4日(日)カードキングダム枚方
 1月6日(土)岡山県カードキングダム岡山倉敷   
 1月7日(日)鳥取県カードキングダム米子
 1月13日と14日はディメンションゼログランプリ4会場へ
 (予定は変わる場合があります。念のためご来店の際には前もってご確認下さい)  


○いけっち店長の持ってくるデッキ(内容は多少変わる事があります)

ディメンション・ゼロ
 真アメーバデッキ ブレイブストーリー ねじ込みドリルズ 凄いよ!ジャガーさん くらたっち 落とし穴デッキザマーミー ばかみたいにエネルギーが出るデッキ略して“ばかネ” 他新作

デュエルマスターズ
 エックスT ドリルサルデター デビルズロック デビルズシュート ダーウィン ダブルエックス ジャガラッシュ 他新作

遊戯王
 六部衆デッキ 正当アルティメットナグルファー 高等儀式デッキ 遊戯版ジャック・イン・ザ・ボックス 門前払いデッキ 他新作

ガンダムウォー   
 プロレスハマーン様改 げ〜るっぐっぐっぐ グロムリンデッキ ジャミトフさん地球権統一デッキ


 また、受付タイプを4つにわけて、選べる立て札をおきます。要するに、僕とどう遊ぶか選べるのね。

1・楽しく遊ぼう!
 ネタデッキ、テーマデッキ、オリジナルデッキ同士で楽しく遊びます。

2・本気で勝負だ!
 別に僕と本気勝負してもしょうがないと思いますが・・・試しにガチデッキと勝負したい人はこれを。でも待ってる人がいるから時間制限があるよ。

3・悩み事相談
 カードキングダムラジオのライブ放送的な感じで。質問や悩みにその場で一緒に考えたい。

4・敵対的質問
 「どうも池田のやってる事に疑問があるぜ!」という方! 正々堂々と来てくれる人大好き! 俺もぶっちゃけて本心でぶつかるぜ。
 しかし、公衆の面前で論破される事を恥と思うならやめた方がいいぞ。俺もそんなチキンは相手にしたくないしな。けけけ。むろん、俺が間違っていた場合は、俺が公衆の面前で謝る。

 
 普通は耳に入ってこない、カードゲーム業界のお話・・・作っている人達の本音、理想、思うようにいかなかった出来事・・・・プロジェクトエックスばりの話のネタを僕は色々知っている。
 今回は、そうした話もしようと思う。ますますカードゲームが身近に感じられるようになって、より楽しめるようになる事請け合いだ。ぜひ、来てくれ!



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■06/12/18 働くおじさん 明日はサークル対抗代理戦争に出場なんだよね

 まあ、まずはこれを見てください。爆笑物です。

 サークル対抗代理戦争

 D0オフィシャルページの、『サークル対抗代理戦争〜ワレ何処の大陸のもんじゃい〜』(企画人“中の人”によると、任侠映画“仁義無き争い”シリーズのパロディとか。年齢いくつだ、あんた)

 このページの下の方見てください。そう。代理人のところですね。
 俺がいます。
 クリックすると、ステータス(能力値)が見られます。ネタはパワプ○君です(笑)

 ハリー×
 シマムー×
 ってなによ。

 えー、ここで当店社員全員からクレーム(笑)
 曰く、
「社長の引き能力はEなどでは決して無い! SSSだ!!!」(ヌル引き代表・シマムー)
だ、そうです。

 すると何だ、俺が勝ったら全部引きのせいか。失礼しちゃうわ。ぷんぷん。
 だいたい、引きが良いとか悪いとか、そんな非科学的な事でゲームの強さ云々を語るなんて、非生産的な考え方じゃないかしら(人は自分が恵まれている物には気付きにくいという)。ごめんあそばせ。

 と、まあ、ハリーあたりは
「せっかくの企画なのに、なぜ人に見てもらえる所で対戦しないんですか?!」 
と例によって怒っている(なぜいちいち怒る?)わけですが、本当なら確かに、“見世物”としてセッティングしても良い企画なんですよね。


 しかし、これが実に難しい。
 カードゲームの試合を、エンターティメントとして演出する事は、本当に難しい。
 やってみればわかる。ものすご〜く、難しい!

 D0のスタッフは、この点を重々理解しつつ腐心していて、“赤王”で何度か実績を積みつつノウハウを蓄積していっているところ。
 “実験的に”オンラインで生中継したグランプリ本戦は、テストとして実況中継や解説を省いた“バニラ味”で放送し、結果として様々な問題点をあぶり出せる事となりました。
 その過程で、「場の空気感」までは伝わり難かったため、その場ではお互いのプレイヤーの意思疎通は完璧に取れていたにも関わらず、モニター越しではプレイ宣言が一部行われていないように見えたのは大変残念な事でした。
(僕もあそこにいましたが、特に問題のあるプレイングには全く見えませんでした。態度の悪いプレイヤーが大嫌いで、つい怒鳴ってしまった事まである自称も他称も“タカ派”の僕ですが、あの試合に限って言えば問題は無かったと思います)

 あれがもし、実況中継の聞こえている試合であれば、大きく雰囲気が違った事でしょう。
 しかし、そうした演出が実際に可能かどうかと言えば、まだ難しいと言わざるを得ません。

 個人的には、実況・僕、解説・中村さんでやれば、かなり面白いものができる自信はあるのですが・・・絶対にギャグになるので、グランプリ最終戦には似つかわしく無いでしょうしね。(1回どこかでやってみたいなぁ)

 こうした事実も含め、「カードゲームの試合をエンターティメントとして“魅せる”」には、ノウハウを1から作り出さなければなりません。
 ボーイズホビーフェスティバルでの、デュエルジャッカー・ショウの実況中継、アニメ遊戯王の試合演出、それらもそうしたノウハウの蓄積の結果なのですね。



 だからこそ、国産初のプロ賞金制で、本来はガチTCGのディメンション・ゼロなんだけど、“赤王”とかメールマガジンでの面白企画とか、フランクな方向の企画も力を入れている訳です。

 “ガチ”なのになぜか? ちょっと関係ないように見えるけど、実は大いに関係ある話をしましょう。

 競技だから“プロ”には「強い事」が求められるのは当たり前なんですが、我々としては“エンターティメント・プレイヤー”としての“プロ”もどこかのタイミングで欲しいなぁ・・・とか考えているのです。

 例えば、格闘技でK-1やPRIDEが花開く前に、まず一般に格闘技の魅力を伝える祖体としてプロレスがありました。
 格闘漫画やバトル漫画を読んでるとそんな気がしないかも知れませんが、もともとは一般生活を送っている限り格闘技なんて本当はヨソの世界のもの。
 だけど戦後、エンターティメントとしてプロレスが受け入れられたとき、当時は今では信じられないぐらい多くの人々がプロレスに熱狂するほどになりました。
 なぜか? わかりやすかったからですね。
 悪役外人プロレスラーが日本人の新人レスラーを卑怯な手で滅多打ちにする。そこにヒーロー、力道山登場! 伝家の宝刀“空手チョップ”で外人レスラーを打ちのめす。
 今から見れば正直稚拙に見える程の、わかりやすい筋書き。
 しかし、この“わかりやすさ”こそが、一般に受け入れられるかどうかのボーダーラインでした。適度にわかりやすく、一体化して盛り上がる「盛り上がり所」が理解しやすいだけに、人々は安心してその世界を楽しむ事が出来るのです。

 その後格闘技は、どんどん専門的な技や戦術が試合に取り入れられるようになっていきます。なぜか? もちろん“見ている人”の側に、「格闘技とはなんぞや」という“知識”が身についてきたからですね。
 例えば、寝技。アレは一見、グネグネと手足を引っ掛けあっているように見えて、ものすごい集中力でミリ単位の攻防が繰り広げられています。しかし、知識の無い人が見ても、地味なだけで面白くもなんともありません。
 ですが“寝技の攻防”を“識っている”人にとってみれば、手に汗握る試合なのです。

 逆説的に言えば、そうした“識っている”人にとってしか、面白いエンターティメント足り得ない。これが弱点。
 ではカードゲームを、“知識の無い人”にも、わからないならわからないなりに面白く見てもらうには、どうすればいいか?

 エンターティメントは、「わかりやすく稚拙」な物から、「専門的で奥深いもの」に進化(退化?)していきます。その過程で、“楽しみどころ”を分化させながら、多用途化していく事になります。

 ガチの格闘技を見せる試合から、人間関係や因縁に根差した抗争を見世物にした試合、魅せる大技を楽しむ試合、どれも格闘技のエンターティメント。
 どんなものも、幅広い楽しみ方が出来てこそ、それは一流のエンターティメント足り得ます。


 さあ、カードゲームに話を戻しましょう。
 カードゲームで、一番最初に“憧れた”のは誰でしたか?
 遊戯? 海馬社長? 切札勝舞君でしょうか?
 彼らは漫画のキャラクターであるから当然ですが、一流のエンターティナー。そう。問題は強い事ではありません。魅せる試合をしてくれる事です。
 彼等に憧れてカードゲームを始めた人は、本当に多いでしょう。僕個人としては、カードゲーマーの5割はそうだと思います。(子供だけで言えば9割かも)

 僕は昔、マジックのアジアチャンピオン、中村聡に憧れました。
 世界から認められる日本人プロプレイヤーの実力より何より、その言動に引き付けられました。

 彼は日本で始めて、エンターティメントを視野に入れたプロプレイヤー足ろうとした人物です。
 そのためにわざわざ、奇妙な帽子を被ったり、特徴的な髭を伸ばしたりしました。
 ヘンな格好をしたヘンな人ではありません(付き合ってるとやっぱりヘンな人かも知れないという疑惑は出てくるが)。
 わざと「キャラクターとしてインパクトがあり、憶えやすい人」を演じていたわけですね。

 遊戯や切札勝舞君の髪の毛がとんでもなく逆立っていたり、海馬社長のコートが常に翻っていたりするのも、インパクトのため(リアルに再現すると噴飯物ですよ)。
 そう。一番最初に「一般に広める」ために必要な事は、“インパクト”と“わかりやすさ”だと思うのです。


 もう、おわかかり頂けたでしょうか。
 ディメンション・ゼロは、“ガチゲーム”ではあるけれど、“プロ制度”のゲームでもあるのです。
 これは、「真面目なだけで辛気臭い」という意味ではありません。
 本当は“エンターティメント路線”も模索しているという事なのです。

 やれネタに走った、萌え絵に走った、逆に真面目で辛気臭いなどと言う人には、少し視野を広げて頂きたいのです。
 エンターティメントとしての格闘技に、実力派、ドラマ派、キャラクター派などがあるように、ディメンション・ゼロは、まず様々な魅力を内包しようと色々と試しているのです。

 【紫煙童子】のグロテスクな絵柄と、【レディ・アマリリス】の完全な萌絵。この両方のイラストが混在するカードゲームなんて、他にはありません。
(個人的にはまあ、あそこまでの萌絵は大型エキスパンションに1枚が限度かと思います。そうしたカードのファンも必要だと思いますし。
 こう言うと脊髄反射的に、『池田は萌え絵を肯定した/否定した』とか騒ぐ人がいるかもしれませんが、問題は萌え絵が良い悪いでは無く、入れてみる意味があるか無いかですよね。
 そして意味があるか無いかは、実際にやってみて結論を出す事・・・繰り返しますが、個人的には1枚が良いと感じました)

 しかしその、幅の広さを“魅力”と考える事ができる視野の広い人が、なんだかんだ言って多いのがカードゲームプレイヤーの“大人”なところ。僕が頼もしく感じるところです。



 だからD0は、グランプリの覇者と同列に“赤王”を大切にしています。こうした企画がいつか、『エンターティメント・プロプレイヤー』を生み出す土壌となるだろう、と期待しているのかもしれません。

 遊戯王GXのアニメに出てくる“プロデュエリスト”を見て下さい。みんな変態・・・もとい、個性的ないでたちで、個性的なデッキを使っています。
 アレは漫画ですが、実際の設定としてはリアルではありませんか?
 もしあなたが大会のスポンサーだと考えてみて下さい。同じ強さなら、使っているデッキや見た目が面白い、話題性のあるプレイヤーを雇うでしょう?

 将来、カードゲームの試合が“魅せる”事を含めたエンターティメントになりうるとすれば、“カードゲームのプロ”は強さ・正しさと共に、キャラクターの立ったエンターティナーである事が求められるでしょう。(そして何より品性を)

 事実、中村さんはその昔、フューチャー・ビーグループ各店でショーを行い、プロプレイヤーとしてギャラを受け取りました。(当徳島店でも大人気だった。60人は来たね)
 彼は上品で、誰に対しても朗らかでした(無理してたな中村さん)。
 そうした“品性”があったからこそ、ギャラを受け取る事の出来るプロだったと言えるでしょう。

 “品性”が無ければ敬意は受けられず、信頼して一緒に仕事をしようという人も出てきません。
 なによりプロプレイヤーは、「その競技があるから」こそ権威を持ちうるのですから、その競技を貶めるような言動をした場合、その競技の世界から抹殺されるべきです。(自分を生かしている物に対して害を成すだけの存在は、“寄生虫”です)
 プロにとって必要な物は、実力よりまず品性である事は、当然と言えるでしょう。



 少し話が脇にそれました。サークル対抗代理戦争。

 今回の試合は、観客の無いところで行われますが、その試合内容はオフィシャルや当ホームページで記事になり、カードゲームをエンターティメントにする為のノウハウのひとつとして蓄積されます。

 こうしたイベントで、あの、「日本で初めてエンターティメント・プロプレイヤー足ろうとした中村聡氏」と机を並べて対戦できるというのは、僕個人としては感無量です。
 夢が1つ出来ました。カードゲームの試合がエンターティメントとなった時、“魅せるプロプレイヤー”として、僕の名前が挙がっていれば、とても光栄な事と思うのです。
(プレイングがヘボくても、魅せるプレイならなんとかなるかも知れん、とか思ったわけでは・・・あるかも)



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