カードキングダムが開店いたしました。
えらい客数です。ええ。
もう・・・大変・・・からだ、もちましぇん。
だってあれですよ、100席のデュエルスペース、いきなりいっぱいですよ。レジも行列ですよ。爆発的売り上げですよ。
オレは引っ張りだこで、メシ食っとる時間もないですよ。日記書いてる暇も無いですよ。
てなわけで、色々な出来事をまとめる文章力も枯渇してますが(?)、当カードキングダムができるまでのいくつかのエピソードと、できてからのエピソードを列挙いたしますよ。
−半年前。
株式会社ブロッコリーさんの木谷社長が当店にいらっしゃる。『いろんなショップを回ってアクエリアンエイジの状況を聞いてみようツアー』の一環だ。
雲の上の方のご降臨に、びびる我々。
その上、
木谷社長 「池田さん、東京に店を出すべきですよ!」
とかおっしゃる。
木谷社長 「池田さんの考える、カードショップの一つの完成形を作って、きっちり売り上げを出せば、きっと同じようにカードショップを作ろうとする人達が出てきます。市場の底上げで盛り上げて行こうじゃないですか」
オレ「いきなり東京ですか・・・」
意味深に唸り、ハードボイルドにキメるオレ。
シマムー 「社長のおっしゃる通りですよ! 東京で勝負しましょう!」
ハリー 「・・・シマムーもいることですし」
オレ 「うぅむ・・・」
この時、オレが考えていたのは、
『次は彼女の家が近い、広島に店を出そうと思ってたんだけどニャー。充実のラブライフ計画が遠のくニャー』
という事だった。
が、シマムーもやる気なようだし、どうせ一店出すなら一等地で出すか、という事で東京に決定。
その日は他に、アクエリアンエイジの議題で盛り上がる。
オレ「この前のカードゲームサミットで、中井まれかつさん(アクエリアンエイジ、デザイナー)が、どこかの店の店長さんとアクエリ対戦してたんですよ。
で、その・・・なんかよくわかんないプレイして、負けてたんですよ。サービスでしょうか?
デザイナーさんにはある程度は勝ってもらった方が、安心できるんですけど」
ここは木谷社長、なめらかに中井まれかつ氏をフォロー。
木谷社長 「いやいや、サービスに決まっているじゃないですか。
中井さんはね、たまーに勝つんです。
まれに勝つ。“まれかつ”だけに」
全力で流す俺達。
てな訳で動き始めた東京進出。やってるうちに色々な考えが浮かび、
「お客様にとって利用しやすい、新しいタイプのカード専門店を作る」
「商圏の広い、大型ショッピングセンターに小型カードコーナーを作る」
という2つのパターンが見えてきました。
特に2つ目の販売方法は、今までに前例のない事なので、上手くいくかどうか問題だらけ。はっきり言って導入してくださる販売店さんの負担が、どのぐらい大きな物かさっぱり予想できませぬ。
幸いにも、実験店舗として協力して下さった
“ゲーマーズららぽーと船橋店”の方々が熱意を持って手伝ってくださったおかげで、
実験は大成功となったのです。
次の段階としては、システム化、マニュアル化のため営業を続ける事。
ららぽーと店の方が「カードを売ること」が楽しかったらしく、現在はシングルスペースを再開、熱心に営業を続けられております。
うまくいけば、全国いくつかのショッピングセンターに、ミニ・カードキングダムができるかも。
で、次世代カードショップの第1号店となるべく作られた“カードキングダム”。
これがなかなか作るのに苦労しましたですよ。
なにせ当店、通販で大忙しな上、人手不足。しかも東京と徳島の行ったり来たりで情報もなかなかまとまらない。
まず場所。東京と言ってもやたら広い。どこにするの?
木谷社長 「うちの本社(ブロッコリー)のある練馬にしましょう。駅前あたり」
もともとオレも東京に土地勘があるわけでもなく、「まあ、どこでもいーか」という考えだったのですが、“練馬”と言われてピンときました。昔から、「東京で、人が“住んでいる”ところというと、練馬」というイメージがあったのです。
だってドラえもんの舞台なんですもの。
さっそく練馬駅に行ってみたのですが、正直、イメージが違います。キチンとした繁華街で、あんまり民家やマンションが見えません。
「のび太の住んでそうな家は? ジャイアンフェスティバルの空き地は?」
とりあえず沿線に乗って、各駅を見ていきます。でもって、最終地点“光が丘”。
駅に着いて、できるだけ高いところに登り、まわりを見渡してあぜんとしました。
見渡す限り、20階建てを超える、超巨大マンションのジャングル。
むちゃくちゃな人口密度です。あわてて地図を見ると、通常、小学校が1つ2つある範囲内に、8つも9つも学校が。
「これは、ヤバい」
さっそくそのへんの子供に、この辺りにカードショップはあるか、と聞いてみます。
答え。なし。
我がフューチャービー徳島のある徳島市にはカードショップは
6軒あります。
対して、練馬区は
人口約3倍。で、カードショップ、
ほとんど無し。
これはもう、ここに出すしかない。確信。
その上、公園では川の中で子供達が裸で水遊び。それを“よしず”の日陰でお父様、お母様方が見守ります。
図書館では小さな子供までが、周りに気を使って小声で話し、女の子が道端のゴミを拾ってクズカゴへ入れます。
なんてすこやかな町。
すっかり練馬、光が丘に魅せられたオレは、光が丘駅、または手前の練馬春日駅周辺の物件を当たりました。
−2ヶ月ほど前。
オレ 「と、いうわけで当店も会社になるのだが、会社名は何が良いと思う?」
オザわ 「カードゲームの会社でしょ? 決まってるじゃないですか。
“海馬コーポレーション”」
オレ 「
ぬはっ! ・・・カッコいい・・が、さすがにだめだ」
ハリー 「では、
“いけっちコーポレーション”で」
オレ 「
頭悪そうだ。・・なあ、会社名ぐらい真面目っぽいのにしようよ」
ハリー 「会社名、
“スマートブレイン”」
オザわ 「いえーい、新人類」
オレ 「あほ」
オザわ 「
“アルカ○ダ”」
コンドーさん 「うむ、それだーッ!!」
トクダ氏 「えーっ!」
オレ 「えーっ!」
ハリー 「相変わらずコンドーさんは、世界の革命を求めていらっしゃる」
オレ 「いや、ワシの会社、そんな大それた事狙ってないから。・・・ん? 会社? 誰が社長になるの?
ひょっとして、ワシ?」
ハリー 「当たり前でしょう」
オレ 「
ええっ!! ワシ、社長になるの?! マジで?!」
一同 『ダメなんじゃないか? この会社・・・・』
けっきょく、縁起が良いっぽくて、会社のテーマを表す言葉を造る。
“遊び”を通して“縁”を育む、という事で、“遊縁”(ゆうえん)。
様々な人々との“縁”が無ければここまで来れなかった。だからこの名前にしたい、と。
ハリー 「字が難しい」
オザわ 「遊園地っぽくて、アホっぽいですよ」
などなどと言われたが、
社長権限でゴリ押し決定。
初の社長権限発動に酔いしれるオレ。いえーい、オレ社長(縁を大切に、とか言ってた謙虚さはどうした)
−1ヶ月前。
木谷社長 「で、お店の名前なんですが・・・」
オレ 「ララポート型の、大型ショッピングセンターの中のが“カードスポット”、独立専門店が“カードパーク”ってので、どうです?!」
木谷社長 「パークですか・・・言葉として弱いんじゃないですかね」
オレ 「そうですね! やっぱ弱いッスよね!」(180度回転)
木谷社長 「
“キングダム”ってのはどうです!?」
オレ 「
格闘技団体ですな」(木谷社長の格闘技好きは有名)
木谷社長 「言葉として迫力があるでしょう」
オレ 「そうですね。しかし、どうせなら・・・」
木谷社長 「デュエリストキングダム!!」
オレ 「ああっ!! 今、オレが言おうと思ってたのに! おのーれー!!」
で、結局、物件(店を出す建物)が決まり、ここに看板を付けて、うんぬんと社長と相談しているうちに、
木谷社長 「看板を見て、一目でカード屋だってわかるタイトルが良いですね。ここはやっぱり“カードキングダム”で」
オレ 「ああっ!! 今、オレが言おうと思ってたのに!!」
という事で“カードキングダム”に。
木谷社長 「正式名称は、“カードキングダム練馬春日店(ねりまかすがてん)”ですね」
オレ
「略して“かーきん・ねりかす”と呼ばれる事でしょう」(なぜか得意げ)
木谷社長
「“ねりかす”・・・・・・」
・・・・。
そして残りのめんどーな事務手続きをすべてシマムーに丸投げし、約半月。
カードキングダム開店2日前に、わし、東京入り。
完成間近のカードキングダムに入り、びっくり。
「広っ!」
坪数は徳島店の1.5倍ほどのはずなのに、2倍以上に見えます。
「綺麗!!」
塗りたての壁に頬ずり。
そして店員はいつもの面子(東京行きやさぐれ組)
オレ 「なんだよ、せっかく店が新しいのに、中の人間は相変わらずかよ、ああん?!」
シマムー 「無茶言わんで下さいよ」
そして2日間、ほぼ徹夜で作業。ギリギリで完成。
開店。新聞折込チラシの効果か、とんでもない客数がなだれ込んでくる。あんたら、バーゲンセールじゃないのよ?
昼時を越えると、さらにものすごい事に。100席のデュエルスペースが、すでにいっぱいいっぱい。
電話の問い合わせも多い。
「いけっち店長に会いたいんですけど、店に行ったら会えるでしょうか?」
「いけっち店長に? うーん、約束はできんな。だいたいは皆とデュエルしてるけど、買い物とかで出かける事もあるし。あの人もけっこう忙しいから」
「そうですか・・ちょっと遠いので、せっかく行くなら会いたいんですけど・・」
「まあ、運が良ければ会えるだろう!
ちなみにオレがいけっち店長だ。では」
「えっ!? ちょっ、待っ」がちゃん、つーつー。
お昼ごはん、近所の中華料理屋さんで食べていると、隣の机で子供達が、
「ウェーブストライカー、【グランドルメス】しょーかん!!」
「うわー! つえー!!」
見ると、さっき当店に来てたお子様達。
「君ら・・・さっきカードキングダムで散々デュエルしてただろうに。何もこんな所でまで・・」
「あ! 店長!」
「だってデュエル楽しいんだもん!!」
「そうか・・・でも、ここじゃ迷惑だから気をつけろ。でないとオレが【地獄万力】かますぞ」
「きゃー!!」
「じゃあオレ、【デーモンハンド】!」
「なんの、【グシャット・フィスト】! ちょっぷ!!」
オレが一番騒がしい。
てな事もありましたが、基本的にここのお客様方、実に礼儀正しく、お上品でいらっしゃらられら(舌噛んだ)
店長を、我が社唯一の常識人“シマムー”にして良かった、ほんとーに良かった、と思いました。
しかし、心配なのは男前なシマムーのマダムキラーっぷり。
先日もお子様をお連れの奥様が、レジに立つシマムーを見て、
「ホームページのイメージより、本当に男前ねぇ・・・」
とつぶやいておりました(実話)
「ねぇねぇ、僕は? 僕は?」とか聞きそうになりましたが、かしこい私はぐっとがまん。
と、言うか奥さん、あんたなんでうちの裏ホームページ見てるんだ。大丈夫か。
お客様もたくさんご来店で、なかなか、いや、すごい好調なスタートのカードキングダム。
シマムーが、美人のマダムと間違いを起こさないかどうかだけが心配です。
10月7日 愛すべき人々。
アケノの知能の低下ぶりがヤバイ。
2年ほど前、野球部の帰りにたまに少し寄って遊んでいた頃は、少々目つきの悪い、「なめんじゃねぇぜ!」という感じの気合の入りっぷりだったのだが、幸か不幸か当店常連になり、アホの道をまっしぐらに突き進むようになった。
ある日の少年池田とアケノの対戦。
横で同級生のニックさん(日記初登場)が、アケノのプレイングにケチをつけまくる。
ニック「ほれ見ろ、オレの言った通りでないかい!」
何度もケチをつけられ、キレるアケノ。
「オレにはオレの考えがあると思っとるんか!!!」
このすごいセリフを、気付かず無言で流すニック&池田少年。
レジで聞いていたハリーが一人、悶絶。
こんな事もあった。
ニック 「アケノ、お前ゴミをちゃんと捨ててへんやんか!!」
敢然と言い返すアケノ。
アケノ 「オレはちゃんと捨ててへん!!」
こんな事もあった。
約半年ぶりに店に来て、相変わらずっぷりを笑われるタジマボーイ(中一)。
皆でタジマボーイをつついて遊んでいると、アケノがやってきて自信たっぷりに、
アケノ「まったくタジマは相変わらずや! 成長してないのはオレぐらいやな!!」
何が言いたかったんだ。
以上、アケノはアホになりすぎ、言語中枢に重大なバグが発生したと考えられる。
当店常連中学生に、愛称“ボブ”というクリーチャーが、否、少年がいる。
この少年が、【猿神兵アッシュ】に似ている。つまりゴリラさん。
眼鏡を掛けているが、これが唯一文明との接点であるかのようだ。
人間である、とのアピールなのか?(ひどい言い様だ)
基本表情が「愛嬌のある笑顔」の状態で、つまり、なにが嬉しいのか知らんがいつも笑っている。
類人猿は総じて穏やかな性質らしいが、関係あるのかも知れない。(やはりひどい言い様だ)
彼と話すのは楽しい。ほどよく力が抜けていて(ネイチャーライフ)、突き抜けてアホっぽい。
数ヶ月前からデュエルマスターズを始め、いきなり第一デッキが【猿神兵アッシュ】を使った“サルデター”デッキ。
そんなに若いうちから自分のキャラクター性に忠実でなくてよいと思うが、本人が気に入っているのだから、仕方がない。
が、間の抜けたプレイングミスが多く、見ていて「やはり・・・・」という気持ちになる。
そんな彼との、ある日の会話。
少年アケノとボブが対戦。オレは隣で原稿を書いている。
アケノ「ボブ・・お前、さっきのターン攻撃してたら、勝ってたんじゃないのか?」
ボブ 「あれ? 本当だ! ウキ?」
イスを回転させてボブに向き直るオレ。
オレ 「ボブ・・・君は、“類人猿”という言葉を知っているか?」
ボブ 「るいじんえん?」
オレ 「そう。『人に類する猿』。つまり、人に近いサル、という事。ようするにおサルさんだな」
ボブ 「はあ」
オレ 「君は・・・ひょっとして“類・猿・人”なのではないのか? つまり、『サルに近い人』!!」
アケノ「店長! そりゃひでぇ!」
ボブ 「ウッキー!!」
オレ 「うむ! ちょっとひどいか。ではボブ君! “類ボブ猿”というとどんな存在?!」
ボブ 「“ボブ”に、“近い”、“サル”?!」
オレ 「うむ! 正解だ! では、これが君の事だ! “類猿ボブ”とは?!」
ボブ 「サルに近いボブ!!」
オレ 「素晴らしい! 正解!! 今、君は、限りなく人類に近づいた!!」
ボブ 「やったー!」
まだ人類ではないのか。
実は、オレと店員しまむーは、めちゃくちゃ仲が悪い。
いやいや。仕事の意見での話。
お互い、なくてはならない人物だと思っているし、人間として尊敬している(しまむーがどう思っているかは微妙)うえ、世間話をするととても楽しい。
が、仕事の話となると、常に意見が食い違う。
将来、もし我々が大きな会社を作ったとすれば、間違いなく社長派と副社長派に分かれて派閥争いになるだろう。
“アホ派”と“かしこ派”と呼ばれるに違いない。(名前ですでに勝敗が決しているが)
その時のハリーの立場?
決まっている。
影の支配者だ。(ぶるぶる)
さて、しまむーとのある日の会話。
オレ 「ではお前は、一生結婚せんと言うのか? マダムキラーと言われる甘いマスクを持ちながら?!」
しまむー「マダムに興味はございませんし」
オレ 「なんてもったいないんだ! ケンカ売ってんのかてめえ!!」(何で怒る)
しまむー「いやいや」
オレ 「とにかくだ、安定した生活基盤というか、安らぎのためにも家庭は必要だと思うが」
しまむー「いや、もう考えてないと言うか。第一ムリですよ」
オレ 「何で!!」
しまむー「何でって。ハリーだって同じ事言ってますよ」
オレ 「むう・・・それだ! お前とハリーが結婚すればいいんだ!! 2人ともまとめて解決!!」
通りがかりのコンドーさん「いや、店長。それは・・」
オレ 「ああそうか。子供は生まれないなぁ・・・」
コンドーさん「いや、論点はそこでは」
オレ 「ぐぶっ!! 自分で想像して凄いダメージのビジュアルシーンを考えたぞ。
出勤する前、ハリーとしまむーが向かい合ってネクタイを締め合いっこするのだ。仲良く」
コンドーさん「あんた何考えてんスか!!」
黙って聞いていたしまむー「いや、そのビジュアルシーンは間違ってますよ」
オレ 「そりゃ最初っから間違ってるが・・・・」
しまむー「ハリーが人のネクタイを締めてくれるはず無いじゃないですか」
オレ 「お前・・・締めてもらいたいのか?」
そこに、ハリー出現。
「楽しそうですね。何の話してるんです?」
オレ、高速脱出。
9月5日 プロレスファン・ハリー
今回の日記を読んで頂くには、想像力が必要になります。ハリーのセリフの『』内をよく読んでください。
ハリーはプロレスファン。オレはファンという程ではないが、それなりに興味がある程度の人。
が、プロレスの話を聞くのは大好き。ハリーからプロレス話を聞くたび大爆笑。
オレ 「男なら、“必殺技”という言葉にあこがれるものだが、プロレスには必殺技が色々あるだろう。今日は“必殺技”をテーマに話してくれんかね」
ハリー「必殺技ねぇ。ありすぎて困りますな。ここはひとつ、“打撃技”“締め技”“投げ技”に分けて一つずつご紹介しましょう」
オレ 「よしそれだ。まず打撃技!」
ハリー「あるレスラーが考案した技で、【シャイニング・ウィザード】というの技なのですが」
オレ 「【シャイニング・ウィザード】!! なんてイカスネーミング! 『輝く・魔法使い』という意味? 閃光のごとく、魔術師のようにテクニカルな技って事か!!」
ハリー「いや、まったく全然違います。
この技の画期的な所はですねぇ・・ほら、レスラーはダメージを受けると、こう、ひざを付くじゃないですか。なんとその、『膝立ちでしゃがんでいる相手の付いたひざに駆け上って、顔面に膝蹴りをかます!』という技なんです!」
オレ 「ほ、ほう?」
ハリー「酷いでしょう?! 倒れている相手を踏んづけてさらに攻撃ですよ」
オレ 「なるほど。で、それは必殺技になるわけ?」
ハリー「最初の頃は、その画期的な攻撃方法により、十分必殺技として通用しました」
オレ 「えーっと、つまり、ダメージが大きいかどうかじゃなくて、“カッコいいかどうか”でカウント3が入るかどうか決まるのか? プロレスは」
ハリー「何を言ってるんですか!! かっこいい技ほど強力に決まってるじゃないですか!! 『ぐわぁ! まさかこの姿勢で攻撃を食らうとは! コイツ、かっこ良過ぎ!! もうだめだ・・!』と、“心が折れる”んです!」
オレ 「な、なるほど!」
ハリー「例えば、エルボードロップ(肘落とし)も、一回転してからのほうが威力が上がるんです! 回転×スピード×パワーで、破壊力∞!!(意味不明)」
オレ 「おおおお!!」
ハリー「このシャイニングウィザードはさらに進化し、なんと、ダウンした相手を踏んづけて、無理やり膝蹴りをかましたり、挙句の果てには『カウントを取っているレフリーに駆け上ってシャイニング・ウィザード』というパターンまで生み出されました。もう、ようするに『何かを踏んづけて膝蹴りをかますと“シャイニング・ウイザード”』という不文律が出来てしまったのです!!!」
オレ 「レ、レフリーを踏んづけたら、反則じゃないのか!」
ハリー「良いんですよ! かっこいいから!!」
締め技編
オレ 「締め技というと、コブラツイストとか卍固めだな」
ハリー「締め技でイカス技と言いますと・・・まず、グロッキー状態の相手をロープに振って、相手の手足をロープに絡めるんですよ」
オレ 「ほうほう」
ハリー「で、動けなくなった相手に、普通は打撃をかますんですが、この技では、『相手によじ登り首に両足を絡ませて、ロープの向こう側に逆立ち状態で倒れこんで、相手の両足を掴んで締め上げる』!! 名付けて【タランチュラ】!!!」
オレ 「おお!! イカス!!」
ハリー「この技の最大の弱点は、実はロープブレイクなんじゃないか、ということです」
オレ 「ぶうっ!」
ハリー「ところが不思議な事に、なぜかカウントが入るんですよ。素晴らしいですねぇ」
オレ 「いや、それはルール上どうなのよ?!」
ハリー「良いんですよ! かっこいいから!!」
投げ技編
ハリー「あるレスラーは大外刈りが得意技でした」
オレ 「ああ、柔道の投げ技ね」
ハリー「ところが、あまりにも威力があって相手に警戒され、タッグ戦のときにはなかなかキメられません。相手に組んだとたん、敵のタッグパートナーにぶん殴られて、組み付きをカットされるんです」
オレ 「なるほど」
ハリー「で、あるとき、業を煮やした味方パートナーが、相手を動けないように羽交い絞めにし、男らしく叫びました!『今だ! 大外刈りをかけろ!オレごと刈れ!!!』必殺技、“オレごと刈れ!”の完成です!!」
オレ 「すげえ! 文句無くカッコいいぜ!(そこはかとなくアホっぽさが漂うが、言ったら殺されそうだ)」
ハリー「この技が有名になって来ると、若手レスラーもマネしはじめました。ところがやはり技のキレ、経験ともに足りず、『敵を羽交い絞め→二人とも刈ろうとする→敵がすっぽ抜け、逃げられる→味方パートナーに大外刈り炸裂!』という、名付けて“必殺・オレだけ刈れ”が発生!」
オレ 「ただの自爆じゃねえか!!」
ハリー「そして当然のようにカウントが入ります。戦いは厳しい!」
オレ 「いや、それで試合が終わるのか?!」
ハリー「何言ってんです! かっこいいじゃないですか!!」
番外・徳島限定すーぷれっくすほーるど
ハリー「かの有名な“みちのくプロレス”の興行が行われた時です。徳島でしか見られない、幻の大技が炸裂しました」
オレ 「徳島限定? なんで?」
ハリー「地域人でないとわからないネタなんですよ。ほら、徳島の真ん中に“眉山(びざん)”という山があるでしょう」
オレ 「ああ、眉のように滑らかな、美しい山、ととある歌人が名付けたという」
ハリー「この技にはその名が冠されています。やはりタッグ技なんですが、まず相手に後ろから、バックドロップの体勢で組み付きます。次に、その後ろに味方パートナーが、またバックドロップの体勢で組みます」
オレ 「ま、まさか」
ハリー「そして高々と三人まとめてバックドロップ! 全員のブリッジがマットに叩きつけられ、“眉山”完成!!」
オレ 「ばかな! 不可能だ! 絶対、投げられる相手の協力が必要だろう!」
ハリー「何言ってんですか! 投げられる方も当然協力しますよ!」
オレ 「は? だって敵だろ? 試合でしょ?」
ハリー「いや、こんな技かけられたら、それだけで歴史に名が残るじゃないですか! いやぁ、ドラマチックですねぇ。当然この技でカウントスリー! 物凄い盛り上がりで幕を閉じました。感動!!」
オレ 「中国雑技団のようだ」
ハリー「いいんですよ! かっこいいから!!」
下品ネタ
ハリー「オカマのレスラーがいました。リングネーム、“男色ディーノ”」
オレ 「な、なんかそんな名前の人、“魁○男塾”に出てなかったか?」
ハリー「気のせいでしょう。
で、ホモのレスラーに挑戦しました。曰く、『ホモとオカマのプライドをかけて勝負よ! 心が折れた方が負けね!』」
オレ 「ううむ、見たいような、見たくないような・・・」
ハリー「いや、かっこいいですよ!」
オレ 「・・・もしかしてお前、プロレスなら何でもかっこいいのとちゃうか?」
ハリー「ばかな! この私がそんな無分別な人間だと?!」
むずかしい人だ。
7月26日 デュエルマスターズ・エターナルリーグでびろ〜ん
デュエルマスターズのメーカーイベント、エターナルリーグ(中国地区大会)を見に行った。
最新大型エキスパンション“聖拳編”が出て間もないので、みんな実験的なデッキを持ってきているんじゃないか、と、勉強させてもらうつもりで。
残念ながら、フリープレイ、トーナメント共に、あまり斬新なデッキは見当たらなかったが、今までのデッキタイプの完成度、バリエーションを高めた物が色々目に付いて、得る物は多かったと思う。
今後の記事に反映させていきたい。
また、逆に、こちらが持って行った新型コンボデッキの数々では、フリープレイで相手してくれた子供たちを驚かしたり、絶望させたりと、様々な反応を確認できた。
特に人気のあった物をさらに洗練し、記事や販売用構築デッキとして完成させていこうと思う。
さて、そのエターナルリーグでの出来事をいくつか。
オレが会場に到着したのは、ちょっと遅くて1時ごろ。イベントそのものは4時まであるので余裕。
とりあえず、大会本戦に出ているはずの当店常連“風船君”を探す。特徴的な外見なので、一発で見つかる。丸すぎ。
オレ 「よう、風船。戦績はどうだ」
風船 「予選は負けなしで突破できたんですが、これからですよ。ぷくぷく」
毎回思うんだが、参加者の多い大会なので次の試合までの待ち時間がヒマそうだ。大会に出る人は、ゲームボーイとかトレード用カードとかの時間つぶしを用意していった方がよいだろう。
本戦参加者は柵の中にいて話しかけづらいので、オレは風船君の健闘を祈りつつ、勝ち抜き戦に出てみる事にした。
4試合連続で勝利すれば、ウィナーカード“超竜バハム”のスペシャルカードがもらえる。
システムをよく知らないで参加してみたが、どうやら1勝ごとに別卓へ移動し、同じように連勝している人と戦うようになっているらしい。
つまり4回戦のトーナメントで優勝するだけの実力が無ければ、バハムはゲット出来ないのだ。1回でも負けたら、そこで失格。これはなかなかハードだ。
実は、オレは
以上のルールを知らないままふらふらとあてがわれるままに対戦を繰り返してきたので、ガチガチの強力デッキというより実験的な面白デッキなどを使用してしまい、3回戦で負け。
しかも途中まで制限カード無しの「非殿堂ルール」である事にも気付かない始末。
“アストラル・リーフ”4枚積みの水単色に『風船流ボルバルザーク速攻』で勝てたのは、偶然なのか、さすが“ボルバルザーク”と言うべきか?
最終的にはやっぱり“アストラル・リーフ”のデッキに、無謀にも『サルデター』で挑み、けちょんけちょんに敗北。そりゃそうだ。
その後は、「独り言」コーナーで予告した通り、フリープレイコーナーで子供たちと対戦。様々な新作デッキの生体実験を行う。
さすがにこうしたイベントにやって来る子供たちは物怖じしない。積極的に、我も我もと対戦を挑んできてくれる。
驚いたのは、特に自己紹介もしていないのに、「もしかして、池っち店長ですか?」と聞いてくる人が、とても多かった事。
どうやらオレが思っている以上にたくさんの人が当ホームページを見てくれているらしい。ありがたい事だ。
みんな口々に、
「いつも更新を楽しみにしてます!」
と言ってくれるのだが、二言目には、
「で、風船君はどこにいるんですか?!」
と訊いてくる。えらい人気だな、風船。
そうこうしてるところへ、スタッフのお兄さんが話しかけてくる。
「失礼ですが、フューチャービー徳島の池田さんですか?」
「は、はい。そうですが」
なんか問題行為でも起こしたかしら。
「私、キッズステーションでデュエルマスターズのテレビ番組を作っている、Kといいます。いつもスタッフ一同、ホームページを拝見させて頂いてます」
どひー! えらいこっちゃ!
まさか、当ホームページの“裏”が、『デュエマス少年達の教育によろしからず』とお叱りを受けるのでは?!と身構える。
『お願い! 許して! 僕から下品ネタを取られたら、もうなんにも残らないの!』
レゾンデートル(存在意義)の危機に震えるオレ。
「いやあ、いつも更新を楽しみにしてまして、毎日見てますよ!」
どうやら大丈夫らしい。
「ところで、風船君は来てるんですか?」
あんたもか。
聞けば、何と当店の通販を何度かご利用いただいた上、最新作『風船流ボルバル速攻』までお買い上げ頂けたとか。我々と同じくデュエルマスターズを愛する、業界関係の方とお知らせ頂けていれば、色々とサービスさせて頂いたものを。
ん、もう。おくゆかしいんだから。
オレ 「業界の方に見て頂けているとは光栄です。やはり人づてでご存知になったんですか? NACさんとか」
Kさん「いえ、DM関係をネットで調べてると、自然にお宅に行き当たりますよ。とても解りやすくてディープだ」
そう言ってもらえると嬉しいが、やはりご自分でネット上を色々検索して、見聞を広めていらっしゃるのだ。自分の仕事が好きでないとなかなか出来ない事だろう。
DMの番組は、ちゃんとDMが好きな人が作っているのだ。実に安心。
オレ 「すいません、裏ページが本当に下品で。自分ではどこまでやっていいのか解らなくて、いつもハリーやしまむーに怒られながら作ってるんです」
Kさん「いや! 裏ページ最高じゃないですか! もう、ガンガンやって下さい! あれ以上に!!」
さっき安心しといてナンだが、危うし、DM界。
Kさん「仕事の合間の息抜きに、最高なんですよ」
同じようなお便りを、何度か頂いたことがある。
今、日本のサラリーマンには
下品が求められているのだろうか?!
とは言え、Kさんからは、並々ならぬ熱意と、「楽しんで番組作ってます!」という雰囲気が感じられた。
そればかりではないだろうが、オレも負けてられん!と思った。
実に有意義な出会いだったと思う。
(Kさんの作っているDMコーナーが放送されている番組、ハイパーGTステーションのHPは
こちら)
本戦3回戦目で惜しくも敗北した、風船君がやってきた。
オレ 「むぅ。負けたか。で、何で出てたの」
風船 「結局『ボルバルザーク速攻』で出まして・・・いい感じだったんですが。ぷくぷく」
オレ 「“アクアン(4弾)”系で出なかったのか! 冒険したなあ。で、何に負けたの」
風船 「実は“予言者マリエル(9弾)”(パワー3000以上のクリーチャーがアタックできなくなる能力を持つ光文明のロッククリーチャー)を出されまして」
オレ 「そ・・・それは珍しい。確かに困るなあ」
風船 「いえ、2体までは焼いたんですが、連続して3体も出てきてぷくぷく」
オレ 「むぅ。なるほど、惜しかったな。でも相手のデッキ、何をして勝つデッキなんだ。“ハイドロ・ハリケーン(4弾)”か」
風船 「いえ、“腐敗電脳メルニア(10弾)”でペチペチと」
オレ 「“バーストショット(2弾)”が怖くないのか、そのデッキ」
風船 「この大会、試合時間に制限があって、除去コンがいないという判断では?」
仕方ないことだが、時間制限があるとメタゲームも変わり、デッキも普通ではありえない物が出てくるという事か。
風船 「と、言うわけで対戦しましょう、店長!」
オレ 「アホかお前は! せっかくこんな所まで来て、なんでいつもの相手と対戦せにゃならんのだ!」
風船 「実はまた新しいデッキを作ってですねぇ」
オレ 「ほうほう」
結局いつも通り風船君と対戦。
風船君がお父さんに連れられ、帰った後、本戦決勝が行われた。
デュエルジャッカー・ショウさんが舞台に立ち、決勝の緊迫感が盛り上がる。
以前、春頃に東京大会を見に行った事があるのだが、そのときと比べると子供用イベントを盛り上げるのがどんどん上手くなっているようだ。“ヒーロー”を上手く演じていると思う。
オレも見習うべきだろうか。
悪役の手下の淫獣モンスターがお似合いかも知れんが。
その場合は鳴き声を
「びろ〜ん! びろろ〜ん!」にしよう。
〇袋を広げて羽ばたく能力を持つのだ。巻き起こる超音波音速風(ソニック・ブーム)はカードを吹き飛ばし、
ショウを絶体絶命(いろんな意味で)のピンチに陥れるだろう。すげえぜ!!
とか考えていると、レギュラー、オープン、両トーナメントの決勝戦が終了。
「はっ! しまった! どんなデッキだったかちゃんと聞いてなかった!!」
ハリーやしまむーが、
『何しに行ったんですか』『少しぐらい役に立ってください』『アホ』『カス』『エテ吉セブン』
などと罵倒する幻聴が聞こえる。えらいことになった。
こうなったら上位入賞者をふん捕まえ、デッキレシピを聞き出すしかあるまい!
記念撮影が終わるまで待つ事にする。
そうこうしていると、なんとこっちへ、デュエルジャッカー・ショウ本人が、すったかたー、と走ってくるではありませんか!!
ショウさん「始めまして、池っち店長さんですよね?!」
オレ 「びろ〜ん! びろろ〜ん!!」
ショウさん「いつもホームページ見てますよ!」
オレ 「うひぃ! 光栄です!」
ショウさん「ところで、風船君はどこですか?!」
あんたもか。
聞いてみるとなんとまあ、ショウさんまでが当店通販利用者との事。もう、本当にありがたい話です。
オレ 「いや、ホンマすんません。下品なホームページで」
ショウさん「いやぁ、あれが良いんじゃないですか! もっとやって下さい!」
危うし、日本国。
ショウさんは声優としても活躍中らしい。どうりで舞台慣れしている。
失礼ながらどんな役を演じておられるのか知らないが、実際に子供たちの前で、子供の反応を見ながら司会するのは、子供番組のキャラクターを演じる上で素晴らしい経験になっているのではなかろうか。今後のご活躍が楽しみだ。
話は盛り上がったが、みんなのヒーローを独り占めするわけにはいかない。握手してお別れする。
気がつくと、オープンクラスの優勝者の姿が見えない。
「・・・・えらい事になった」
なんとかレギュラークラスの情報と、オープン2位の方のデッキ内容は教えてもらったのだが・・・・再びハリーの罵倒が聞こえてくる。
『1位の情報が無ければ、何の意味もないでしょうが。早く死んでください』
・・・・とりあえず、わかっている限りの事をちょこっと書いておこう。
オープンクラス(年齢制限なし)の2位の方は、はるばる名古屋から来た人だそうな。こういう熱心な人達がいるから、デュエルマスターズは盛り上がってる、という面もあるだろう。ありがたい事だ。
デッキはアクアンホワイト(アクアンで手札を増やす光文明デッキ)で、ガーディアンの進化がメイン。
同系アクアンホワイトが多いと考え、ブロッカーを全部タップして攻撃を通す“守護聖天ラルバ・ギア(2弾)”が入っており、同じく同系対策として“霊光の精霊グラリス(PR)”(同色に攻撃されない)が入っている。
つまり、大会で多いデッキをアクアンホワイトと分析し、その上で頭一つ抜ける工夫だ。2位の成績は伊達ではない。
さすが年齢制限なしのオープンクラス、よく考えられていると思った。
それだけに、これに勝った1位のデッキが気になる所だ。
が、実は、レギュラークラス(中学生以下)も、これに劣らずレベルが高かった。
上位4名はやはりアクアン系だったのだが、アクアンブラックが多く、1位になったのは可能な限り軽量化したクリーチャーを高速展開し、なんと“スネーク・アタック(2弾)”で止めを刺す、という男らしい速攻型・アクアンデッキ。
同じようにアクアンでドローした黒クリーチャーを数多く並べ、“ハイドロハリケーン”でまとめて敵を手札に戻すデッキも4位内に入っており、彼らは同級生らしい。
やはり、強力なライバルがいて、日々戦い続けていると強くなれるようだ。
この高速型アクアンブラック・ハイドロハリケーンとアクアンホワイトが戦うと、どうなるだろう?
“ホーリースパーク(1弾)”で闇クリーチャーを全て殴り倒すか、“ハイドロハリケーン”が決まってシールドを撃破されるか。同じ6マナ呪文だけに、先攻勝利という事になるのではなかろうか。
そう考えると今回、レギュラーとオープンのレベル差は、ほとんど無かったように思う。
と、まあ、上位の人達はさすがに納得できる良いデッキを使っていた。
やはりデュエルマスターズは、努力が実を結ぶゲームなのだ。
むろんカードゲームである以上運の要素はあるが、勝ちたいと思うなら攻略方法を分析し研究を続けるのは意義のある事だと再確認。
その後、Kさんからメールを頂き、番組を作る上で、あくまで初心者にわかりやすいよう心がけているとうかがった。
そう言えば、コロコロコミックの編集長さんも、同じ事をおっしゃっていた。
長く同じホビーについて紹介記事を作っていると、作り手側のほうに知識が蓄積していくため、知らず知らずのうちに、専門的な解説が増えてきてしまう。
「何より一番難しいのは、常に初心者を意識した紹介記事を書く事なんです」
との事。
確かにそうだと思う。
例えば、我々は『アドバンテージ』という言葉を使う。その一言で説明が一気に短縮されるからだが、初心者には何のことかわからない。
コロコロコミックやテレビ番組を作る、『プロ』の人達には、そんな楽な方法を使うことは許されない。ものすごく難しい事だと思う。
(この事は、コロコロ編集長さんからうかがった話を記事にする時に、もう少し掘り下げて書いてみたいと思う)
Kさんや、編集長さんは、初心者が入って来やすいよう、入り口を広げる仕事をして下さっている。
初心者から中級者へステップアップしようとしている、より深く楽しもうとしてくれるお客様に対しての記事を我々が書けるのも、そういった方々のおかげだ。
皆様に恥ずかしくないような記事を書いて、恩返ししていこうと思う。
いや、しかし、彼らが求めているのは
下品記事なのか? びろ〜ん。
6月23日 風船電波日記
当店常連風船君は、皆さんご存知の通り、ぷくぷく太った中学生。ビジュアルはこんな感じです。
「でぶ」というより
「風船」。
今にも破裂しそうなほど太ってますが、なぜか重々しさより軽やかさを感じます。
話していて楽しいし、人が良いので皆から可愛がられていますが、実は文章を書かせると
ヤバイぐらいの電波系。
わしも色んな子供たちを見てきましたが、このセンスは初めて見ました。
百聞は一見にしかず。愉快なデュエマスプレイヤー風船君の、
ハイセンス電波日記を見ていただきましょう!
まず表紙です。
全力で突っ込んで下さい!!
(クリックで大きいサイズに)
どこから突っ込めば良いのでしょうか。
自分を表す
風船の絵が、輝きすぎです。
種族の
「人間?」というのは、
自分が人間である自信が無いのでしょうか。
なぜか
葉っぱが歩いてますが、本人いわく、
「デザイン的に・・・」
と訳のわからんコメント。
てか、
“レジェンド・ライス・ライス”ってなによ。
このノートは、約一年前に一念発起してつけ始めた
日記帳だそうです。
(とてもそうは見えませんが)
恐怖に震えながら、一ページ目をめくってみましょう。
(クリックで大きいサイズに)
アートです。
もはや文章に意味を与える事を放棄しているとしか思えません。
何を飲んどけばよかったんじゃあぁぁぁぁ!!
ここから日記本体。読む方にもパワーが必要ですぞ。
(クリックで大きいサイズに)
きっとカロリーオーバーの肉体のみならず、
精神までカロリーオーバーなのでしょう。
以下、
狂気のごとき殺人電波文章が続くのですが、あまりのパワーに連続で読めません。
ここまでにしておきましょう。私は疲れました。
「電波日記がもっと読みたいぜー!」
というお便りが多ければ、続きを載せるかもしれませんが、
責任はもてません。
−おまけ−
6月10日(木) いけっち店長 VS 性少年たち
VS明野ボーイ
明野ボーイは高校一年生。やんちゃ系の顔をしているがカードゲームが大好き。
初めてのカードゲームでパーミッション(相手の邪魔をし続けるデッキ)に目覚めてしまい、
人の嫌がるデッキしか使わない困った少年。
おまけに
人の気持ちがわからないという、スルどい欠点があり、カタンなどの交渉系ボードゲームを遊んでいても、
「おい、ひつじと鉄を交換してくれ! 理由? オレが欲しいから!!」
という交渉もへったくれも無い言動。
ジャイアニズムなのではありません。それ以前。
自分のことしか“わからない”。
凄いことです。
(詳しくは、
「2003年12月20日(土)FB徳島はこんな店 パートU〜少年常連編その2〜」を参照)
そんな明野ボーイが、珍しく悩んでいるご様子で店長に話しかけてきます。
明野 「店長、オレ、
女の子にもてて困ってるねん・・・」
店長 「・・・ほほぅアケノ、キサマがそのような
迂遠なイヤミを言うようになったとはな。高校生になって成長したと言う事か、ああん?!」
明野 「違うって! オレのクラス、男が5人しかおらへんねん。やけど女の子がみんな、オレにばっかり話しかけてきて・・
で、男子から『女たらし、女たらし』って言われてそれも嫌やねん」
店長 「そーいやお前、前も告白されて、女の子と付き合ってたよな。でも相変わらず、女の子を好きになった事無いのね」
明野 「うん。なんか悪いから別れた」
店長 「むぅ、もったいないやつ。で、相変わらず女の子に興味が無いという、
変態少年なのだな」
明野 「変態ちゃうわい!!」
店長 「知ってるぞ! どっちかっつーと、二次元の女の子の方が好きじゃろう!! さすが当店常連!!」
明野 「本当に困ってんのに、店長に相談したオレがアホやったわ!!」
店長 「まあ待て、おれが解決してやろうじゃないか。・・・そうだな、冷やかしに来た男子に、思いっきりクールに
『ふっ・・1人、回してやろうか?』と言うのはどうだ?」
明野 「そんなん、よう言わんし、女子に悪いよ!」
店長 「ええぃ、ややこしい。じゃあこうだ。
冷やかしに来た男子の手をとり、熱っぽく潤んだ瞳と声で、『誤解だよ! オレが好きなのは・・・っ!!』と迫る!」
明野 「
ホモやんけ!!」
店長 「それだ!!
授業中に立ち上がり、カミングアウト! 『俺はホモだあぁぁっっ!!!』と叫ぶ!」
明野 「うわあああ!!」
店長 「やったぜ!! これなら女子どころか、男子もみんな避けてくれるぞ!!」
明野 「
やっぱり店長に相談したオレがアホやった!!」
VS S少年
S少年は中学三年生。が、どう見ても高校生である池田少年やアケノより年上。
別に顔が老けている訳ではなく、雰囲気・言動・自分という人間を完全に理解している点、・性知識(経験)、全てにおいて既に大人。
外見は含蓄のある秀才少年なのだが、中身はあきらかにエロおやじ。
(詳しくは、
「2003年12月04日(木)FB徳島はこんな店 パートT」を参照)
店長 「S少年・・・最近、また彼女が変わったそうだな」
S少年 「ええ、まあ」
店長 「で、その子はお前のことを、どう思ってるんだ」
S少年 「オレはゴルフもやってるんですが・・・、その話題で盛り上がって付き合い始めたので・・・
さわやかスポーツ少年と思ってますね。ええ・・・」
店長 「ではその正体が、
エロゲーマニアの助べえ親父であることを・・・」
S少年 「徐々に知っていくんでしょうねぇ・・・
かわいそうに」
店長 「かわいそうにって、あんた・・・・」
あやうし、日本。
VS池田少年
店長と苗字が同じだったため、因縁をつけられ、以後デュエルマスターズのライバルとなった池田少年。
(詳しくは、
「2002年11月13日(水)ほこりをかけて!池田大戦」を参照)
今年ついに高校生に。めでたく(?)当店アルバイトとして正式採用されたが、
「あいそが悪い」という欠点を克服すべく、笑顔の練習。
笑えば笑ったで
「キモい!」とイジめられるしまつ。
店長 「池田少年! 君もそろそろエロスに目覚める頃ではないかね?!」
池田少年「いえ、興味ないですよ」
店長 「高校生にもなって、エロスに興味ないそうですよ、S少年」
S少年 「
変態ですね。ええ」
池田少年「どっちが」
店長 「当店でアルバイトするからには、この店の夜の顔
『Future Bee エロス店』の話題にもついてこれなければな。
とは言え、私も立場のある大人。君にエロい物を貸したり、与えたりする事はできん!!(後ろで常識派の店員・シマムーがうろついているため、言葉を選ぶオレ)
できんが・・・S少年! 君が最初にやったエロゲーは何かッ!」
S少年 「
『いもうとブルマ』で」
一同 「きっつ〜!!!」
店長 「これは特殊な例だ! 池田少年をヲタクエロスの世界(言ってて情けなくなってきた)の世界に引きずり込むには、もっとマイルドな方向でいくべきかと」
明野「池田少年も大変やな」
池田少年「
助けてくれ」
店長 「何か、こう、
特殊なパーツに反応するとか無いのか。メガネとかリボンとか。
ちなみにオレはニーソックスがツボだ!!」
S少年 「
重要ですね。ええ」
小一時間、池田少年をつつく我々。しまいには逆切れを起こし、
店長 「ええい、高校生にもなって、全く女の子に興味がないとは、何という体たらく! このホモ野郎!!」
女の子に興味が無いからと言って、ホモとは限らないのだが、ここまで言われては黙ってられなかったのか池田少年、なんとサイフの中から、
『円盤皇女ワるきゅーレ』のトレカを取り出す!(10枚近く)
一同 「意外! ・・そうか、池田少年、こういうのが好きか〜」
なぜか安心する我々(もうダメだ)。
店長 「
うむ! それでこそ当店店員だ。以後も励みたまえ!!(何にだ)」
“類は友を呼ぶ”か“朱に交われば赤くなる”か。
真面目な少年達が今日もまた一歩ずつダメ人間になってゆく店、フューチャービー徳島店。
これでいいのだ。
5月19日 カードを持ってポーズをキメよう!
いつものように、カードゲームについてみんなで談義。
店長「よーするに、キャラクター物のカードゲームの場合、例えば『ドラゴンボール』なら悟空、『ガッシュ・ベル』ならガッシュとかの絵が描かれていて、他にやりようはないと思うわけよ」
おざワ「そりゃそーですね」
店長「でもまぁ、これじゃトレカと見分けがつかんし、“カードゲームならでは”というパッケージの作り方が無いかなー、と思うんだが」
ハリー「難しいテーマですな」
店長「例えば『ガンダムウォー』のパックに、
アムロとシャアがカードゲームしてる絵を描くとか」
ハリー「失礼ですが、それではアホです」
おざワ「じゃあ、
古谷徹(アムロの声優)と池田秀一(シャアの声優)がゲームしている写真」
ハリー「同じじゃ」
店長「う〜ん、難しいなぁ・・・。
『遊戯王』や『デュエル・マスターズ』は“カードゲームをする漫画”があるから、主人公がカードを持ってポーズを決めればパックイラストになるんだよな」
おざワ「カンターン」
店長「しかし、あのポーズ、毎回考えるの大変だと思うぞ? カードを持ってカッコよくキメる、というテーマだろ?」
店長「と、まあこんな具合だ。
担当が鏡の前でカードを持って、『これでどうだ?!』『いや、こうだろう?!』といろんなポーズを試しているのだと思うが、考えるのはけっこう難しいと思うぞ」
ハリー「ふむ。我々も一つ試してみますか。架空カードゲームのパックイラストを作るということで」
店長「何かの勉強になるかもしれんしな」
おざワ「後ろ向きなのはちょっとねー」
ハリー「カードが小さすぎるのもどうかと。
売る気あるのかってカンジですね」
店長「うーん、我ながらカッコつけすぎているしなぁ」
ハリー「ところで
オレの顔は明らかに何かに洗脳されているようなんですが・・・」
店長「(まったく無視して)もっとインパクトのあるポーズがいいな」
おざワ「オレならこうしますよ!」
おざワ「これはインパクトありますぜ!」
ハリー「
どあほ! 売り物を食うな!!」
店長「よーし、カードが目立てばいいんだな!!」
おざワ「
ぐはぁ!!」
店長「
みたかこのインパクツ!! 社会窓全開編!!」
ハリー「
ええぃ!! このアホ店長め!!(原稿を破り捨てるハリー)」
店長「ああっ! せっかく書いたのに!
・・・・はっ!
“破り捨てるハリー”、これだ!!」
おざワ「
売ろうってモンを破ってどうすんの!!」
店長「
見よ、この斬新なアイデア!! カードを持った一番かっこいいポーズはコレだ!!」
ハリー「
カードを大切にしないとは、アンタそれでもカード屋か! 死ねっ! 世界のためにっ!」
店長「
ぎゃああす!」
おざワ「あぼーん」
2004年4月15日 とにかく下品な日記が書きたくなったんで、今回は久しぶりに投げっぱなし日記mk−U
登場人物紹介
<オレ> いけっち店長。ゴミ箱に入ると心が安らぐ。
<おざワ> バイト。脊髄反射で会話するクリーチャー。
<しまむー> 当店幹部。ホリが深く、メカっぽい顔をしている。
別名:フェダーイン・アッシマムー
<ハリー> 当店幹部。母星が爆発して地球へ来たインベーダー。
4月5日
けだるい夕暮れ。
オレ 「いぇーい! おざワ、『金色のガッシュ・ベル!!』ゴッコやろぉぜぇー」
おざワ「わしょーい!」
オレ 「よーし! お前、魔物の子供な」
おざワ「キター!」
オレ 「いくぞ! 第一の呪文、『ズコル・バコルガ!』」
おざワ「『ぬちゅぬちゅ。』」
オレ 「『にゅる・ばちゅるが』!」
おざワ「『ぬちゅぬちゅ。』」
ハリー「店長…そいつは魔物の子供じゃなく、淫獣です」
オレ 「はーい、捨ててきまーす」
おざワ「『ぬちゅぬちゅ。』」
4月7日
店員と雑談
オレ 「…というわけで、デュエル・マスターズのクリーチャーの名前は、種族によって法則があるのだ」
ハリー 「種族がアーマロイドの場合は全部【ナントカ兵ナントカ】とか、パラサイトワームは【ナントカ虫ナントカ・ワーム】ですな」
しまむー「なるほど、そうする事で、名前を聞くだけである程度種族がわかるんですな。よく考えてるなぁ」
ハリー 「ここまで考えて商品化されてるからこそ、デュエル・マスターズはすごいのだ」
オレ 「うむ! その通り。
そして、その法則に乗っとれば、我々でもクリーチャー名が考えられるのだ!
例えば、【変態兵あは〜ん】とか」
しまむー「……」
おざワ 「ヘドリアン、【汁男】!」
オレ 「【挿入兵バコーン】!」
ハリー 「ぎゃあー!!」
おざワ 「【肛門虫ウンコ・ワーム】!!」
しまむー「やめてー!!」
オレ 「△○×◎!!※!!!」
4月8日
ハリーがキレる。
4月9日
元TUTAYAの店長で常識人のしまむーを、あほへと退化させるべく世間話。
オレ 「人間というものは平等ではない。ひとつ良い話をしよう」
しまむー「はぁ…」
オレ 「その昔、オレは東広島の某郊外型ショッピングセンターの玩具店に勤めていた。やっぱり今みたいにカードゲーム売ってたんだけどね。で、中学生や高校生の常連が何人かいたわけよ」
しまむー「ふむふむ」
オレ 「で、仮称A君とD君がいた。2人とも中学2年生だ」
しまむー「…何でBでなくてDなんです?」
オレ 「"D"って感じなんだ。
A君は少し幼い感じで、それでいてさわやかな美形の少年。
それにくらべD君は、同い年とはおもえんほどの貫禄(ありていに言えばフケ顔)。
実はD君の父上は、ショッピングセンターの総支配人で、D君と顔がそっくりなんだが、"父親の方が若々しくて活動的で、子供の方が年上に見えて体重が重い"という逆転親子なのだ。誰が見ても微妙な気持ちになること請け合い」
しまむー「なるほど、同い年なのに、美形少年と、外見がすでに中年。これは不公平だ」
オレ 「話はここからだ。ある日美形のA君がオレに言った。
『ボク最近、"機動戦艦ナデシコ"のルリルリ(ロリ形美少女ヒロイン)がかわいいって思うんだ。ヘンかなぁ…』
少し恥ずかしそうに言うA君。
『はっはっは、コイツめ、おまえもそういう年頃かぁ』
と、ほほえましい会話」
しまむー「ほほえましいですねぇ」
オレ 「で、次の日にD君も言うわけよ。
『ぶひひ、オレ、最近、ルリルリが好きでさぁ』
『黙れ! この性犯罪者がぁっ!』」
しまむー「ぐはあ!!」
オレ 「見よ、同い年の少年が同じセリフを言っても、ビジュアルが違うとここまでイメージが違うのだ! 不公平だろう」
しまむー「あんたがヒデェよ!」
4月12日
おざワと淫獣会話。
オレ 「『じゅぶじゅぶ。』」
おざワ 「『ぬちゅぬちゅ。』」
オレ 「『ずぬっちゅ。ずぬっちゅ。』」
しまむー「…それ、なんか通じ合ってるんスか」
オレ 「高速言語の一種だ。短い文章の中に、ものすごいたくさんの意味が含まれているのだ」
おざワ 「シマムラさんも覚えると便利ですよ。トゥ〜ン」
しまむー「ほう…。では実際に何か伝えてみてください」
オレ 「…よかろう。いくぞ、おざワ! 『びゅるるびるびる。』」
おざワ 「なるほど。『オレの自給を1000円にする』と!」
オレ 「『くちゅくちゅ。』」
おざワ 「『その上、毎日焼肉食い放題』!? やっほーい! キター!!」
しまむー「店長、本当にそう言ったんですね?」
オレ 「……すまん、オレが悪かった」