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短期集中コーナー、「毎日ディメンションゼロ その10」
ディメンション・ゼロに関して毎日毎日、書きたいことが山のよーに出てくるのですが、
時間の関係で不定期に更新するコーナーです。
これまでの「毎日ディメンションゼロ その1」・「その2」・
「その3」・「その4」・「その5」・「その6」・「その7」・「その8」・「その9」もよろしく。
■07/08/03 イベントが毎度熱いディメンション・ゼロ
来る8月7日火曜日、秋葉原にて、「D-0&GAII〜BROCCOLI コンテンツ ラインナップ発表会」が行われます。
タイトル通り、ディメンションゼロとギャラクシーエンジェルの発表会です。
これが毎度の事ながら、参加してみるとけっこう楽しいんですよね。
今後発売される商品の仕様や計画を発表していくイベントなんですが、やはり自分の興味のある物の「未来」をいち早く見れるのですから、見ていて率直に興奮します。
しかもD0は昔から、ユーザーの意見をダイレクトに取り入れてきた商品。こうした説明会では必ず行われるユーザーからの質問、意見の受付は、必ず商品に反映されています。
「こうして欲しい!」
「・・・なるほど・・やりましょう!」
その場で言った事は約束です。参加者の提案や意見で未来が変わる。皆で一緒に、このゲームを消費者として遊んでいるだけでなく、“参加している”という実感が得られるのは、他で得られない充実感です。
今回は、いよいよ10月に発売されるD0の新世紀、“サードセンチュリー”についての発表が目白押し!!
いやもうマジで、ビビる発表が色々あるそうですよ?!
とんでもない・・・なんでも「日本一と言っても過言ではない」海外的にも超有名なイラストレーターが電撃参加するとか?!
あと、ゲームに関しても内容、仕様、共に大きな変化があるとか、そうした方向の発表が大量にあるそうです。
僕もコメンテーターとして呼ばれていますが、ぶっちゃけ何も知らされていないので、多分“驚き役”なのでは(笑)
悔しいのでちょっとやそっとでは驚いてやりませんぜー!(かなり自信ない)
ユーザー記者の皆さん、驚きの発表を聞き逃さず、各ブログやサイトで特ダネとして使い倒して下さい。
D0のイベントでもう一つ。
いきなりなんですが、今週の日曜日、ユーザー主催で、「夏のウェルカムD0パーティ」と題しまして、D0のビッグイベントが同時多発的に行われます。
東京、大阪、札幌、九州の4箇所で!!
・・・あれ? 北海道は土曜日か。もう始まるじゃないか。
とにかく、全国各地で大々的に連携をとって行われるユーザー主催の大会です。
このイベントは、初心者大歓迎、ルールも教えてもらえるティーチングイベントを併設しているそうです。
D0ってマジで、「ちゃんとしたプレイを知っている人」に教えてもらって初めて本当の面白さが分かるゲームですので、こうした機会をぜひ利用して頂きたいと思います。
夏のD0ウェルカムパーティについてはこちらをご確認ください(ターパン牧場)。
(オフィシャルより転載)
この夏、アツい夏をさらにアツくするべく、全国のプレイヤー達が立ち上がりました。
公認・非公認を問わず様々な大会を全国各地で開催することで、ディメンション・ゼロをさらに盛り上げます!
そのイベントの名は「夏のウェルカムD-0パーティー」!!
新規・復帰プレイヤー向けのオールスターデッキを用いた大会を中心に、様々な大会を開催。
地域によって開催される大会内容は異なりますが、新弾発売後のタイミングで大規模公認大会が併設されるところもあるので日本選手権を目指すプレイヤーも要注目です。
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カードゲームを通じて知り合いを作るよいきっかけになると思います。
ネット環境などの連絡手段があれば、ここで知り合った人たちと、学校や職場を超えたコミュニティーを作れるでしょう。
ぜひ参加してみて下さい。
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■07/06/02 木谷会長プレイヤー宣言祭り
つい先日、池袋のカードショップ“オーガ”さんで、木谷元会長の「ディメンション・ゼロ、プレイヤー宣言祭り」がありました。
「ディメンション・ゼロの最高開発責任者を退任され、新たにプレイヤーとしての道を歩まれることになった木谷会長。そこで、木谷会長のプレイヤーとしての門出を祝うべくディメンション・ゼロの特別大会を開催することになりました!
気持ちを伝えるものは言葉ではなくあなたのデッキとそのプレイング!
楽しみながらプレイヤーへの門出を祝っていきましょう!」
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僕も何とか顔だけは出せたのですが、会場では会長にメッセージを伝えるタイミングが無かったので、ここでお伝えしたいと思います。
え〜、オホン。(かしこまって)
僕が木谷会長とお話させて頂ける様になったのはかれこれもう2年以上前ですか。
会長はアクエリアン・エイジ等、様々なTCGをブロッコリーから販売する事に、とても大きな熱意を持って当たっておられました。
ユーザーから、ゲーム性うんぬん、ルールの問題点うんぬんなどの“不満”が出始めたとき、会長は、率直にユーザーの声を聞き取ろうと、フットワークも軽く日本全国のカードショップを行脚されました。
イベントでも常に最前線に立ち、ユーザーと直接対戦し、常に顧客の声を取り入れようとしていらっしゃいました。
(詳しくは、カードゲーム戦記の『カードゲームサミット戦記』を参照してください。2004年のものなので、各種ゲームの状況やデータは古いものとなっていますが)
このように、メーカーのトップが、直接カードゲームでユーザーと対する企業は、僕の知る限り日本では他にはありません。
僕は会長の、「ブロッコリーはTCGメーカーである」という確固たる信念を頼もしく感じていました。
しかし!
悲しいかな会長は、その時点ではまだ、TCGユーザーではなかったと思うのです。
TCGユーザーは、自分でパックを買い、自分でカード整理をして、自分でデッキを組み、試行錯誤してデッキを改造し、プレイし無ければなりません。そうでなければ見えないものがたくさんあります。
無論、企業のトップたる人間が、TCGなどという、果てしなく時間と労力を消費する趣味を、持てるはずもありませんから、それまでの会長が、自社製品のルールを覚え、プレイできたというだけでも驚異的なのでしたが・・・・それまでの会長は、実際には自分でデッキをお作りになったことはありませんでした。そういった意味では、木谷会長はそのころ、「ユーザーと同じTCGプレイヤー」ではなかったのです。
しかし、ディメンション・ゼロのプロジェクトが立ち上がり、
「自分で、パックを買い」
「ユーザーとトレードしたりして必要なカードを集め」
「自分でデッキを組む」
という、完全にユーザーと同じ流れでD0というゲームに接するようになってからの木谷会長は、「カードゲームに関わる者として」の総括的な正しい視点を、すごい速度で手に入れていかれました。
おぼろげながらも「プレイヤー視点」を持つに至った会長は、これによって
○メーカーのトップで
○商品企画部長で
○プロモーション企画部長で
○販売店(ゲーマーズ)の経営者で
○プレイヤーで
○コレクター
という、複合的な立場でカードゲームという物を見る事ができる、おそらく世界で唯一の人物になられたのです。
こいつは、すげえ。こんなTCGユーザー、ほかにいませんぜ。
パックを剥いては、
「レアがなかなか手に入らないなぁ・・・・いや、アンコモンさえも3枚は揃わないぞ?! 悔しいがシングルカードに手を出すのか?! いや、何とか自力で・・・
ああ、こういうときトレード相手がいれば・・・やはりトレード相手のいるところにプレイヤーが集まるのは必然だなぁ。
というか、コミュニティが無いと絶対に続けられない趣味なんじゃないか。これはひとつの町に、絶対にひとつのデュエルスペースが必要なんじゃ」
「ある程度剥くとレアを引いても感動が薄れてきますね。やはりこれは“光物”や4段階目の激レアがあった方が『楽しい』と言うのはあるなあ。しかし揃いにくくなるのも苦しいし・・・」
と、『レアの集まりにくさの楽しさと苦しさの加減』を体感され、自分でデッキを組んでは、
「あれ?! 理屈と実際は随分違うな。じゃあ【テキーラ・サンライズ】は3枚無くて良いのか?!
【天国の門】は決まれば強いけど無くても勝てるようにしないと・・・
なるほど、色々試す為には思ってなかったようなカードを使う事になるな」
と試行錯誤の楽しさを実感されました。
そしてそれらの新しい刺激の中で、やはり素晴らしい“発見”“発明”をしていかれたのです。
「池田さん、プレイヤーさんとトレードしていると、ものすごくたくさんの同じカードを集めている人がいるんですよ。
ああいった楽しみ方をしている人にとっても、それを発表する舞台、ハレの舞台が必要なんじゃないかと思うんです。ようはコレクターさんのグランプリですね。名付けて無限回収グランプリ!」
「常に始めやすいというイメージが大切だと思います。いつでも初心者への門が開いているというイメージが。
その時に大切なのは『少ないカードではじめられる事』。
僕が今始めようとしているプレイヤーならそう思いますね。だからグランプリの予選には、セカンドセンチュリー限定戦は絶対に必要だと思うんです」
・・・他にも色々ありましたが、会長が完全に、プレイヤー視点を持てるようになった事で生まれた企画、プロモーションや商品仕様のアイディアは、それこそ無数にあったように思います。
断言していいと思います。木谷高明氏ほど、
「カードゲームはこう企画し、こう作り、こう販売して、このようにお客様に楽しんでもらう物だ」
という事を、広範囲にわたって理解されている人はいないであろう、と。
ぶっちゃけ、他企業が同じレベルのノウハウを手に入れようとしても、並大抵の努力ではなかなか追い付けないのではないでしょうか。
ここまでものすごいノウハウを手に入れた木谷氏ですが、D0の開発とは距離を置く事になりました。木谷氏のアイディアが生かされることも、今までほどのダイレクトさではないでしょう。
しかし僕は心配していません。
ブロッコリーさんには、会長のDNAを受け継いだ優秀なスタッフが残っています。彼等がさらにD0を、楽しめる物として成長させてくださるでしょう。
そして、木谷氏も、今後はD0の「最もモノを言うプレイヤー」として、我々サイドからメーカーに意見していくと宣言して下さっています。頼もしいではありませんか。
まあ・・・これからとんでもなく忙しい身になられることが予想されているので、実際にはD0をやってる場合じゃないかも知れません。
しかしそうなった場合でも、僕達ユーザーとしては、「裏切り者ー」とか言わず、
「今までありがとう!」
「たまに帰ってきて対戦してね。ボコボコにして差し上げますわ」
と言うのがエレガントかと思いますが(笑)
また、木谷氏は、D0のプレイヤーになって得たノウハウを生かし、今後ともカードゲームのお仕事をされるとのこと。日本TCG業界にとってこれは財産です。
木谷高明氏のプレイヤー宣言、万歳!氏の今後のご活躍を応援したいと思います。
ご清聴、ありがとうございました。
ああ、肩こった(笑)
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